今シーズンは、ブログにはせずに
テレビの前でだけ応援してようと思ったフィギュアスケートですが。
今夜のソチ五輪代表決定に向けて、
まさかこんな状況になるとは思っていなかったので思わず一言。
3枠目はもちろん高橋に決定でしょう
日本スケート連盟の選考基準によると、
1. 1 人目は全日本選手権優勝者を選考する。
羽生で決定。
2. 2 人目は、全日本2 位、3 位の選手とグランプリ・ファイナルの
日本人表彰台最上位者の中から選考を行う。
町田、小塚、羽生のいずれか=町田と小塚の一騎打ち。
これは文句なく町田で決定でしょう。
(この条件はGPFの表彰台最上位者が優勝できなかった時の救済措置とみるべきでしょう。)
3. 3 人目は、2.の選考から漏れた選手と、全日本選手権終了時点でのワールド・ランキング
日本人上位3 名、ISU シーズンベストスコアの日本人上位3 名選手の中から選考を行う。
小塚、ワールドランキング上位3名=羽生(1位)、高橋(3位)、町田(6位)
シーズンベストスコア上位3名=羽生(2位)、高橋(3位)、町田(6位)
なので、小塚と高橋の一騎打ちとなるわけです。
全日本一発勝負というわけではないので
(アメリカを見てたら一発勝負がどんなに危険かわかるはず…)
順当にいけば3つの条件のうち2つを満たす高橋が有利になります。
小塚に関して言えば、昨シーズンから成績が振るわないのは怪我の影響というわけで、
怪我を考慮して選考されるべき対象というのは、高橋ではなくむしろ小塚になるわけです。
復調したとはいえ、今大会でも四回転は完全には決まっていないし、
2位の町田ともスコアで10点差以上というのは、
けがの影響を考慮しても、なかなか選考されるのは厳しい状況といえるでしょう。
(2位なら本当に難しい選考になるところでしたね。。。)
というわけで、どう考えても高橋が最有力候補なのに、
こんなに不安になってしまうのは、高橋のあの悲壮感漂う敗者っぷりに他なりません。
もしかして五輪で戦うめどが立たないほど怪我の調子が悪いのか…
と思ってしまうほどですが、長光コーチによると、
「あと1週間欲しかった」とのことなので、復調傾向にあるということ。
それなら文句なく高橋で決定でしょう
高橋が出場すれば、夢の日本人2人台乗りの可能性が濃厚になります。
そして、何より世界中のフィギュアファンが彼の演技を心待ちにしているはず。
何しろ彼はMr. Figure Skatingですから。
(2011年のNHK杯でトマシュ・ベルネルに確か「He is Figure Skating」と言われてた)
今夜の代表発表では、昨日までの弱気な顔を捨てて、
ちょっと照れながらみんなの前に登場してくれるでしょう。
そして、オリンピックでは最後の神演技を期待しています
因みに…
ソチから新しく採用された団体戦のメンバーについてですが、
こちらもスケート連盟の選考基準によると、
シングルについては、
「オリンピック代表選手として選考されたシングル選手」が大前提なので、
団体戦だけ小塚か織田派遣希望というのは不可能なわけです。
(これはISUの規則がそうで、個人戦で代表が出ていない場合(今回の日本ペア)は
特別に団体戦要員を派遣できることになっています。)
そのうち、
SPは「全日本選手権終了時点のISU シーズンベストスコア・ショートプログラム最上位者」
なので、歴代最高得点(99.84)を記録した羽生で決定。
FSは「全日本選手権終了時点のISU シーズンベストスコア・フリースケーティング最上位者」
で、これも羽生が2位(193.41)なので、その場合
「フリースケーティング滑走者はISU シーズンベストスコア・フリースケーティング次点の選手」
で、4位の町田(174.20)になります。(何気に織田が3位)
高橋は、男子シングルの直前に団体戦があることを嫌がっていたので、
今年のまっちーの飛躍たるやまさしくGJでした。
これで高橋には安心して個人競技での神演技を期待したいと思います(笑)
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