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普段から「早く枯れたい、早く枯れたい」と言っている私なのであるが、つい先日若い男子に「同性みたいなものだ」と言われ、なんだ「枯れたい」どころか「すでに枯れとる」んやないかと納得。となれば、これはもう老後ですな。
老後となれば、夫婦は仲良くせねばならん、ということで、4日~5日と二人揃ってお泊りしに行く。
目的地は知り合いの別荘。この別荘には桟橋がついていて船を置いておけるのだ。夫はこの知り合いの船の管理をしたりしてるので、別荘は貸しきりだしもちろん無料。しかし何で私は車に乗ったとたんに眠くなるのか。
途中の嬉野パーキングエリアで食事。夫は船の管理のためこの別荘によく行くので、いつもここで食事しているみたい。まず食券を券売機で買うのだが、夫はいつも食べるものが決まっているらしくすぐ決定。
私は老後のくせして子ども並みにショーケースの中の見本と、券売機の表示を見比べながら「嬉野とうふ丼」に決める。夫が先に券売機に1000円入れてくれていたので、あと500円分は使える。嬉野とうふ丼は600円だったので100円だけ足して券を購入。
ドキドキしながら待っていると、出てきたのはこれ。玉子丼にさいの目に切った豆腐が入っている感じ。これがなかなかの美味。
知り合いの別荘を玄関側から見たところ。タイトルのところの写真が桟橋側から見た別荘。向かって右側の建物。桟橋のところにいるのが私の連れ合い。
ここは別荘地なので、まわりじゅうに別荘が建っている。今回はいろいろなイベントがあるということで夫に「行かない?」と誘われていたのだ。毎回なんとなく行き渋っていたのだが、来てみるとたいへん静かでいいところだった。
これが知り合いの船。15人も乗れる大きな船だ。お金持ちは船を置く桟橋のために別荘を買ったりするのだなあ。船の中はとても広くて普通の家の中みたいだった。寝室も広いし、お風呂もトイレもある。ただここの寝室で寝ているとフワフワして酔うらしい。船だもんなあ。
夫がいろいろ作業をしている間、船室の入り口のところに腰かけて、ぼけーっと海を眺める。何段にも重なった雲がほわんと浮かんでいる。聞こえるのはウグイスの声。とても上手に鳴いている。ケキョケキョというのを繰り返す谷渡りだ。
他に聞こえるのは船に当たる波の音と、たまに通っていく小さな船の音。それ以外は何も聞こえない。静かだ~。
桟橋に吊り下げてあるカゴ(餌を入れておいて何かを捕まえるものらしい)にアメフラシが入っていたというので見せてもらう。でも何かただの黒いかたまりみたい。後でカゴの中を見ると小さなカワハギが引っかかっている。時々ピチピチはねているので、「逃がしてあげて」と夫に言ってカゴから出してもらう。桟橋からそっと海に入れたのだが、じっと浮いているだけで動かない。夫が手を伸ばしてつついたら、やっと泳いでいった。
潮干狩りや何かのイベントは翌日の5日ということだったので、この日は港の岸壁に連れて行ってもらい魚釣りをする。
夫が糸に餌をつけ海にたらし竿を岸壁に置いて車に戻りかけた。と、竿がずるずると海の方へ。夫があわてて駆けてきて竿を押さえる。上げてみるとこんなでかい魚がかかっていた。まだ釣る側の心の準備も出来ていないうちに。
バケツに海水を汲みたいのだがロープを忘れてきたというので、2人でそのへんから針金を探してきてバケツに引っ掛け海水を汲む。魚が入っているバケツに海水を入れてやると元気に動き出した。
しかしその後は何も釣れず、バケツの中の魚に「もうつかまらんように」と言い聞かせ、バケツの中の水と一緒に岸壁から海に放してやる。向こうの方で他の釣り人が、海に向かって手を振る私を首をかしげながら眺めていた。
魚は釣れなかったが、こんなにきれいな夕日が見られた。「お魚釣り、楽しかったね」と夫に言ったら、「そうか?」と言われる。私は何も釣ってないからな。でも、いっちょまえに釣竿持って岸壁に立っているだけで、なかなかいい気分だった。
で、その夜はハイジの気分で屋根裏部屋(と言ってもでかいベッドが2つとテーブルと椅子が置いてあって、さらに布団を敷いて大人が2人寝られるほど広い)に寝て、翌日はメインイベントの潮干狩り。前日聞いた話では朝10時頃集合ということだったのだが、一級船舶の免許も持っている夫が言うには、その時間には潮干狩りは無理。で、本当に無理だった。朝ごはんを食べてから、別荘地の中にある集会所みたいなところに受付しに行ったら、潮のかげんで午後3時から。
昼食券というのをもらったので、なんか食べてから昼寝しに戻ることに決定。集会所(たぶん、なんとかセンターとかいうんだと思うが)の前には大きなテントが張られ、たくさんのテーブルと椅子が並んでいる。お茶とたけのこご飯のお弁当と袋に入ったおそば(別の場所にたっぷりお湯の入った大きな鍋が置いてあって、そこで各自そばを温めてお椀に入れ、好きな具を入れるらしい)をもらってきてから座る場所を確保。夫はビールを飲みながらそこで待機。私はピザやらおでんやらソーセージやら焼きトウモロコシやらをもらってきてはテーブルに置き、もらってきてはテーブルに置きという作業を担当する。
で、いったん別荘に戻り、私はお気に入りの屋根裏にて昼寝。夫は船のところでなんか作業をしていた。で、潮干狩りなのだが、別荘地のプライベートビーチ(?)にロープがはられ、その中にものすごくたくさんの人がいる。たぶん事前にまかれたであろう貝をみんなで拾うわけなのだが、きれいな緑色の石とかも貝と一緒にまかれていて、それを拾ったらなんかもらえるらしい。
でも、なかなか見つからない。私はちっこい熊手みたいのを持ったまま、海の中を凝視。と、波が引いていくときに石はあまり転がらないのに、貝はコロコロ転がっているではないか。そこをすかさず熊手で押さえる。なんか熊手の使い方が違うような気もするが、貝さえとれればどっちでもいいし。
結局、すぐに潮が満ちてきて貝はたいして見つからなかったが(10個よりは多かったけど)、夫が緑色の石を2個見つけたので、拾った貝の他にサザエももらえた。きのうの魚釣りに続きたいした収穫はなかったわけだが、それでもけっこう楽しかった。腰が痛くなるといけないからと入浴剤(けっこういいやつ)もみんな一本ずつもらう。
楽しかったので、また夫について来ようかな。
老後となれば、夫婦は仲良くせねばならん、ということで、4日~5日と二人揃ってお泊りしに行く。
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私は老後のくせして子ども並みにショーケースの中の見本と、券売機の表示を見比べながら「嬉野とうふ丼」に決める。夫が先に券売機に1000円入れてくれていたので、あと500円分は使える。嬉野とうふ丼は600円だったので100円だけ足して券を購入。
ドキドキしながら待っていると、出てきたのはこれ。玉子丼にさいの目に切った豆腐が入っている感じ。これがなかなかの美味。
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ここは別荘地なので、まわりじゅうに別荘が建っている。今回はいろいろなイベントがあるということで夫に「行かない?」と誘われていたのだ。毎回なんとなく行き渋っていたのだが、来てみるとたいへん静かでいいところだった。
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他に聞こえるのは船に当たる波の音と、たまに通っていく小さな船の音。それ以外は何も聞こえない。静かだ~。
桟橋に吊り下げてあるカゴ(餌を入れておいて何かを捕まえるものらしい)にアメフラシが入っていたというので見せてもらう。でも何かただの黒いかたまりみたい。後でカゴの中を見ると小さなカワハギが引っかかっている。時々ピチピチはねているので、「逃がしてあげて」と夫に言ってカゴから出してもらう。桟橋からそっと海に入れたのだが、じっと浮いているだけで動かない。夫が手を伸ばしてつついたら、やっと泳いでいった。
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夫が糸に餌をつけ海にたらし竿を岸壁に置いて車に戻りかけた。と、竿がずるずると海の方へ。夫があわてて駆けてきて竿を押さえる。上げてみるとこんなでかい魚がかかっていた。まだ釣る側の心の準備も出来ていないうちに。
バケツに海水を汲みたいのだがロープを忘れてきたというので、2人でそのへんから針金を探してきてバケツに引っ掛け海水を汲む。魚が入っているバケツに海水を入れてやると元気に動き出した。
しかしその後は何も釣れず、バケツの中の魚に「もうつかまらんように」と言い聞かせ、バケツの中の水と一緒に岸壁から海に放してやる。向こうの方で他の釣り人が、海に向かって手を振る私を首をかしげながら眺めていた。
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で、その夜はハイジの気分で屋根裏部屋(と言ってもでかいベッドが2つとテーブルと椅子が置いてあって、さらに布団を敷いて大人が2人寝られるほど広い)に寝て、翌日はメインイベントの潮干狩り。前日聞いた話では朝10時頃集合ということだったのだが、一級船舶の免許も持っている夫が言うには、その時間には潮干狩りは無理。で、本当に無理だった。朝ごはんを食べてから、別荘地の中にある集会所みたいなところに受付しに行ったら、潮のかげんで午後3時から。
昼食券というのをもらったので、なんか食べてから昼寝しに戻ることに決定。集会所(たぶん、なんとかセンターとかいうんだと思うが)の前には大きなテントが張られ、たくさんのテーブルと椅子が並んでいる。お茶とたけのこご飯のお弁当と袋に入ったおそば(別の場所にたっぷりお湯の入った大きな鍋が置いてあって、そこで各自そばを温めてお椀に入れ、好きな具を入れるらしい)をもらってきてから座る場所を確保。夫はビールを飲みながらそこで待機。私はピザやらおでんやらソーセージやら焼きトウモロコシやらをもらってきてはテーブルに置き、もらってきてはテーブルに置きという作業を担当する。
で、いったん別荘に戻り、私はお気に入りの屋根裏にて昼寝。夫は船のところでなんか作業をしていた。で、潮干狩りなのだが、別荘地のプライベートビーチ(?)にロープがはられ、その中にものすごくたくさんの人がいる。たぶん事前にまかれたであろう貝をみんなで拾うわけなのだが、きれいな緑色の石とかも貝と一緒にまかれていて、それを拾ったらなんかもらえるらしい。
でも、なかなか見つからない。私はちっこい熊手みたいのを持ったまま、海の中を凝視。と、波が引いていくときに石はあまり転がらないのに、貝はコロコロ転がっているではないか。そこをすかさず熊手で押さえる。なんか熊手の使い方が違うような気もするが、貝さえとれればどっちでもいいし。
結局、すぐに潮が満ちてきて貝はたいして見つからなかったが(10個よりは多かったけど)、夫が緑色の石を2個見つけたので、拾った貝の他にサザエももらえた。きのうの魚釣りに続きたいした収穫はなかったわけだが、それでもけっこう楽しかった。腰が痛くなるといけないからと入浴剤(けっこういいやつ)もみんな一本ずつもらう。
楽しかったので、また夫について来ようかな。
ば。
絵画部の部室で私がいるというのに、男子らが着替え
を始めたのだ。で、「お前はいても平気」なんだそう
な。私は男子か?
大学のときなんてもっとひどいぞ。全然知らん男に、
「なんか人間じゃないみたい」と言われたのだ。ひと
でなしか、私は。(いや、そういう意味じゃない)
でもなんかずっと、男子より女子にもてていたような
気もする。確かに男らしいかもしらんな。
ないと思ったりしているということで、ホント哀れな
奴だな、私は。と思ったりする。
でもまあ、はっきり言ってもらってよかったのだろう。ここはやはり。日々オジサン化しておりますよ。
だいたい、狭心症みたいな発作頻発してる若者なんて
おらんわな、実際。
最近、寝てる最中に発作が起きるので、寝るのが恐い。
しれません。
おそろしく静かなところなので。
別荘というものは、通過しただけで止まったことがないのでうらやましー。
わたしはあまり出かけず、近場で遊んでましたです。