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いよいよ8時間耐久レースのようなウエノポエトリカンジャム3が始まる。始まったのだが、やはり屋外の会場でしかも屋根があるということで音が変なふうに反響しているのか、とにかくよく聞こえない。特にラップのような感じで早口で言われると、前の音に後の音がすべてかぶさってくるようで、言葉が聞き取れない。もちろん、私が座っていたのが後ろの方の席で、しかも私の耳が(年のせいで)よく聞こえないということもあるのだが。申し訳ないが、最後の一言しか聞き取れなかった方もあった。
友人の1人が後で「密室向きの人と体育館向きの人にわかれるような気がした」と言っていたのだが、確かにそんな気もする。私は密室向き。いつだったかてんだいさんに言われたのだが、私は湿った地下室(ヤモリとかが壁を這っている)で裸電球つけて朗読すると似合うタイプかも。
第1部は全部見たのだが、2部の間に食事とホテルのチェックインをすませる。自分が泊まっているホテルの1階にあるイタリアンレストランでパスタのランチを食べた。一緒に食事に行ったみんなより早く食事をすませて、チェックインして荷物を部屋に運ぶ。ついでにシャワーを浴びて着替えをすませる。
3部が始まる15分前に受付けテント横のトイレの前あたりに集まるようにと言われていたので、そこで待っていた。私以外の出演者らしい人も何人か同じように待っておられた。待っていたのだが、誰も次の指示を出しに来られない。何だろなあと思いつつ、ぼーっと客席の方を見ていた。あ、若原君がいる。もう出番も終わったので今度はスタッフの側に回ってるんだなあ、えらいなあなどと思っていたら、急にその若原君がこっちに向かって駆けてきた。「控え室に行かなくていいのか?」「控え室ってどこよ?」
私は3部の終わりの方なので、同じ3部の出演者の方の朗読はほとんど聞けなかった。ステージわきの控え室にいる時に横から覗いて見られただけだ。入り口近くの方の控え室。テーブルの上にお茶やコーヒーやいろいろなお飲み物やのど飴が置いてある。スタッフの方が呼びに来て下さるまでは、こっちの控え室で待つらしい。スタッフのお姉さんがお飲み物をすすめてくださったが、私は持参していたお茶の方を先に飲むことにする。
お名前は知っているがお顔は知らなかったたもつさんが、ぼけーっとしている私に声をかけてくださった。なんだかとても緊張していると言っておられた。私は鈍いので、自分が緊張しているのかどうかよくわからない。以前名古屋のTOKUZOのイベントに出た時、出演前にものすごく体調が悪くなったことがあって、あれが緊張するということなのかしらと思ったのだが、あれはどうやらその日出がけに飲んだ唐辛子のサプリメント(通販の本にサンプルとして付いてきたやつ。ダイエット用)のせいだったみたい。試しに残っていたもう1個を後日飲んでみたら、やっぱりものすごく体調がおかしくなったもんな(試すなよ)。
さて、私らが出番を待っているその控え室に、なんかキラキラのお姉さんや和服の女の人や着流し姿のお兄さんが入ってこられた。なんだかよくわからないのだが、いろいろなLPレコードを持ってきておられて、小さなプレーヤーでかけておられた。それがまた楽しい曲ばかり。その音楽に合わせて、水色のスパンコールのふりふりの網タイツのキラキラのお姉さんが踊っておられる。こういう衣装の方をこんな間近で見たのは初めてなので、すごく嬉しくなってしまった。椅子に座ったままちょっと踊ってみる。
持ってきておられたレコードのジャケットがまたすごく面白かった。なぜか箸を持った手が描かれている。「どうして箸持った手が描かれてるんですか?」「さあ、アジアだからじゃない?」な、なるほど。
スタッフの方に名前を呼ばれて、いよいよステージわきの控え室に入る。見ると、壁に寄せ書きの紙が貼られている。テーブルの上にはいくつかペンも転がっている。うっわ~い。さっそく亀の絵を描く。描き終わったら一応ストレッチとかもしてみる。でも私の朗読はさっきも書いたとおり密室系なので、本当はそんなに準備運動しなくてもいいような気もする。というか、そんなに元気よく朗読しちゃいかんよね、たぶん。
司会の方に「どういうふうに紹介しますか?」と聞かれたので、「亀の好きなただの主婦です。不忍池には亀がたくさんいると聞いてきたのに、ハスがいっぱいで亀が見えなくて残念です」と言ってもらう。朗読に関係ないやないか。名古屋でオープンマイクやってますとか言ってもらわなくていいのか、いつものことながら。
いよいよ出番。でもなんか声がふわ~っと広がっていく感じで、やりにくいなあ。密室系だから仕方ないけどさ。
まあ、いいか。きらきらのお姉さんも見たし。そう思いながら外に出ると、もっとキラキラのポエム王子(大村浩一さん)に遭遇。うわあああああ、生ポエム王子だよ!!大村さんのことはニフティの「詩のフォーラム」や「現代詩フォーラム」にいた頃から知っていた(当時の私のハンドルは水原檪)。会ったことはなかったのだが。思わず握手してもらう。
友人の1人が後で「密室向きの人と体育館向きの人にわかれるような気がした」と言っていたのだが、確かにそんな気もする。私は密室向き。いつだったかてんだいさんに言われたのだが、私は湿った地下室(ヤモリとかが壁を這っている)で裸電球つけて朗読すると似合うタイプかも。
第1部は全部見たのだが、2部の間に食事とホテルのチェックインをすませる。自分が泊まっているホテルの1階にあるイタリアンレストランでパスタのランチを食べた。一緒に食事に行ったみんなより早く食事をすませて、チェックインして荷物を部屋に運ぶ。ついでにシャワーを浴びて着替えをすませる。
3部が始まる15分前に受付けテント横のトイレの前あたりに集まるようにと言われていたので、そこで待っていた。私以外の出演者らしい人も何人か同じように待っておられた。待っていたのだが、誰も次の指示を出しに来られない。何だろなあと思いつつ、ぼーっと客席の方を見ていた。あ、若原君がいる。もう出番も終わったので今度はスタッフの側に回ってるんだなあ、えらいなあなどと思っていたら、急にその若原君がこっちに向かって駆けてきた。「控え室に行かなくていいのか?」「控え室ってどこよ?」
私は3部の終わりの方なので、同じ3部の出演者の方の朗読はほとんど聞けなかった。ステージわきの控え室にいる時に横から覗いて見られただけだ。入り口近くの方の控え室。テーブルの上にお茶やコーヒーやいろいろなお飲み物やのど飴が置いてある。スタッフの方が呼びに来て下さるまでは、こっちの控え室で待つらしい。スタッフのお姉さんがお飲み物をすすめてくださったが、私は持参していたお茶の方を先に飲むことにする。
お名前は知っているがお顔は知らなかったたもつさんが、ぼけーっとしている私に声をかけてくださった。なんだかとても緊張していると言っておられた。私は鈍いので、自分が緊張しているのかどうかよくわからない。以前名古屋のTOKUZOのイベントに出た時、出演前にものすごく体調が悪くなったことがあって、あれが緊張するということなのかしらと思ったのだが、あれはどうやらその日出がけに飲んだ唐辛子のサプリメント(通販の本にサンプルとして付いてきたやつ。ダイエット用)のせいだったみたい。試しに残っていたもう1個を後日飲んでみたら、やっぱりものすごく体調がおかしくなったもんな(試すなよ)。
さて、私らが出番を待っているその控え室に、なんかキラキラのお姉さんや和服の女の人や着流し姿のお兄さんが入ってこられた。なんだかよくわからないのだが、いろいろなLPレコードを持ってきておられて、小さなプレーヤーでかけておられた。それがまた楽しい曲ばかり。その音楽に合わせて、水色のスパンコールのふりふりの網タイツのキラキラのお姉さんが踊っておられる。こういう衣装の方をこんな間近で見たのは初めてなので、すごく嬉しくなってしまった。椅子に座ったままちょっと踊ってみる。
持ってきておられたレコードのジャケットがまたすごく面白かった。なぜか箸を持った手が描かれている。「どうして箸持った手が描かれてるんですか?」「さあ、アジアだからじゃない?」な、なるほど。
スタッフの方に名前を呼ばれて、いよいよステージわきの控え室に入る。見ると、壁に寄せ書きの紙が貼られている。テーブルの上にはいくつかペンも転がっている。うっわ~い。さっそく亀の絵を描く。描き終わったら一応ストレッチとかもしてみる。でも私の朗読はさっきも書いたとおり密室系なので、本当はそんなに準備運動しなくてもいいような気もする。というか、そんなに元気よく朗読しちゃいかんよね、たぶん。
司会の方に「どういうふうに紹介しますか?」と聞かれたので、「亀の好きなただの主婦です。不忍池には亀がたくさんいると聞いてきたのに、ハスがいっぱいで亀が見えなくて残念です」と言ってもらう。朗読に関係ないやないか。名古屋でオープンマイクやってますとか言ってもらわなくていいのか、いつものことながら。
いよいよ出番。でもなんか声がふわ~っと広がっていく感じで、やりにくいなあ。密室系だから仕方ないけどさ。
まあ、いいか。きらきらのお姉さんも見たし。そう思いながら外に出ると、もっとキラキラのポエム王子(大村浩一さん)に遭遇。うわあああああ、生ポエム王子だよ!!大村さんのことはニフティの「詩のフォーラム」や「現代詩フォーラム」にいた頃から知っていた(当時の私のハンドルは水原檪)。会ったことはなかったのだが。思わず握手してもらう。
皆さんより一足先にお祭を終えた気分で帰路につき、家で崎陽軒のシウマイがささやかなる贅沢、地味に打上げしました。
ワタシも控え室でストレッチしていたら、司会の平居謙さんに「身体派ですか?」と訊かれちゃって…。「いえ、ちっとも身体派でないんですけど、それだけにココで動いておかんとあかんのです。」腹下に力入れても静か。
準備運動してから、中上健二の小説の中の好きな一文を何度か黙読しました。
その甲斐あってか、最初少し緊張しただけで済みました。
台風の日は物干し竿は下ろして、お気をつけて。
またイツカのドコカでお逢いしましょう。
友人に聞いたら、私の声はさっぱり聞こえなかったそうで、あかんなあと反省しつつ、でも後悔はせず、次にまたがむばります。
台風で庭の金魚やヒメダカが心配ですが、池代わりのベビーバスごと飛ばされることはたぶんないだろうと……。でも夜中に一度様子をみてみよう。
それではまた。どこかでよろしく。
ほんの数分、見てただけだけど、お客さんが口をもぐもぐさせてすごく集中していて、なんか怪しい雰囲気だけど、楽しそうだったですよ。
そのおかげで緊張感もなく、控え室でわくわくしていました。