二代目梅緒さん

今週の月曜日にパソコンが届いた。先日、父が福知山で買って貸してくれたものだ。（私は「買って」と言わずに「買ったら貸して」と言う卑怯者）

夫に横で見ていてもらって設定。火曜日にはちゃんとインターネットにも繋がっていたのに、水曜日になって繋がらなくなった。初代梅緒さんにケーブルを繋ぐとちゃんとインターネット出来るのに、同じケーブルを二代目梅緒さんに繋ぐとまったくダメ。おっかしいなあ。

仕方なくまたいつもの通り、カスタマーリンクに電話した。ここのスタッフの方はちゃんとした敬語の使える方と、コンピューターにまで敬語使ったりする方がおられて面白いのだが、あれは敬語のマニュアルとかがあるのだろうか。昨日はちょっとコンピューターにまで敬語を使っちゃう方のスタッフさんだった。

こっちはパソコン素人なのだが、どうも最近初心者専用の電話窓口が出来たせいか、いつもよりさっささっさと説明されるのでよくわからない。初心者用ダイヤルにかければよかったとちょっと後悔する。

で、指示される通り、いっぱいいろんなことをやった。あっちを削除したりこっちを設定したり。しまいにはシステムの復元もやらされた。システムの復元って、私はほとんど何もいじってないのに、何で？

こっちは素人なので説明がうまく出来ないところもあったりして、そうすると「さっきお客様はこのようにおっしゃいましたがっ」と、やや切れ気味に言われびびる。

途中で「ちょっとお待ちください」と言われ、保留の音楽がずーっと流れる。で、またああでもないこうでもないと教えてもらいながらやってみるのだが、いっこうに繋がらない。

そうしたら今度は「リカバリーしてください」と言われる。月曜日に届いて、まだほとんど触ってもいないのに、もうリカバリー？　パソコンが悪いわけではなくルーターのせいだと思うので、ルーターのメーカーに電話して聞いてくださいと、怒ったような口調。もう１台のパソコンにケーブル繋ぐとちゃんとインターネット出来るのに、なぜなの？　素人にわかるように言ってほしい。そりゃあ、えらい長い時間お手数かけていますけど。

そしたら最後に「ルーターの電源を切って放電させるとどーのこーの……」と言われた。あ、そういえば思い当たることが。初代梅緒さんがやっぱりぜんぜんインターネットに繋がらなくなったことがあったんだった。その時、やはりカスタマーリンクに電話して、ルーターの電源をはずして放電させるとーみたいなことを言われたのだった。もうえらく前のことなのだが。

で、その時は放電させるというのがどういうことなのかよくわからなかったのだが、ルーターをいじっていたらたまたま電源のコードがはずれてしまい、あわててさしこんでもう一度初代梅緒さんに「インターネットできますか？」と聞いてみたところ、今度はちゃんとできたのだった。

「リカバリーしてください」と怒ったように助言して下さっているスタッフさんに力なくお礼を言い電話を切ると、さっそくルーターの電源をいったんはずし、また差し込んでみる。そこへ出かけていた夫が帰宅。「何やってるの？」と言うから「リカバリーしてくれと言われた」と答えつつ、二代目梅緒さんに「インターネットできますか？」と聞く。

夫が「リカバリー？　そんなアホな」と言うのと、二代目梅緒さん（ああ、めんどくさい）が「インターネットできますよー」と答えるのがほぼ同時。

前のスタッフさんに言われたことを忘れていた私が悪いのだろうか。悪いのだろうな。今度からは初心者用窓口に電話しよう。


でもまあ、めでたくインターネットも繋がり、こうしてこのように書き込んだり出来ている。ちなみに二代目梅緒さんの画面はちょっと横長。まだ使い慣れていないので、文章の打ち間違いが多い。パソコンは新しくなっても、使う人は古いまんまだもんな。