台風

きのうは台風だということがわかっていたのに、自転車でバイトに行った。往きはびしょ濡れになると困るが帰りはまあいいだろうという安易な考え。

で、バイトの最中、窓の外はしだいに暗くなり風が強まり、夕方には来館者（バイト先は図書館）の傘が壊れているという状況に。これはちょっとどうなんだ？

で、閉館時間。一応、傘（ただし晴雨兼用の、それも折り畳み）は持っていたのだが、絶対３秒以内に壊れそうな風が吹いていたし、晴雨兼用どころか雨専門でもどうかなという勢いの雨だったので、ここはもう濡れるしかないな、いったん濡れてしまえばどうってことないなと思い、勢いよく自転車をこぎだした。ワイルドすぎるぞ、５７歳。

以前、テレビで気象予報士の人が降雨実験やってて、ものすごい土砂降りを体験していたが、雨もあまりにも激しく降ると息ができないというのは本当だった。溺れ死にそうな感じだ。

普段は１５分もかからない距離なのに、もうやたら遠い。白いブラウスがべったり身体にはりついてものすごく冷たい。私のスニーカーは防水なのだが、服から垂れた雨が靴の上から入ってくるので、水の浸入を防ぎようがない。というか、防水なので水が出ていかなくて、靴の中で金魚が飼えそうな状態。

と、団地の横を通ったら突然の突風。というか台風なんだけど。けっこう広い道路の左端を走っていたのに、風に押されてツツツツツーっと道路の右端へ。車が来てたら死んでるよ。よかったよ、転ばなくて。

風の強い間は自転車を押して歩き、ちょっとましになったらまた乗って走る。家にたどり着いて即熱いシャワーを浴びた。あああああ、バイトより疲れたぞ。台風の中を自転車で走るのは。ま、けっこう面白かったけどな。