「今日はお休みします」
とお昼過ぎにサキさんからメールが入った。
「メグちゃん、今日はマン・トゥー・マンだよん」
「おぉ…」
まずはバー・レッスン。
バットマン・タンジュ、ちょっとレヴェルを上げよう。
ポワン・タンジュ・ドゥヴァンから4番ドゥミ・プリエ、そうしたら前側の脚に重心移動してポワン・タンジュ・デリエール………
と見本を見せる。
重心移動したときに中途半端なところに重心が残らないように気を付けてね。
骨盤の向きがズレたりお尻を引き過ぎたりしないように注意しましょう。
それでは、と音楽を流す。
うん、いいわよ。しっかりプリエが出来てるし、重心もきちんと移動出来てる、よしよし
順調にバー・レッスンは進行し、最後のグラン・バットマン。
ドゥヴァンもア・ラ・スゴンドもすっかぁぁ~ん と脚があがり、デリエールは頭の高さまで余裕で上がるようになってる。
「メグちゃん、キレイにあがるようになったねぇ」
「はい 今日は自分でも納得いく感じです」
センター・レッスンではバットマン・タンジュのあと、アッサンブレ-シュル・レ・ポワントとピケ-ルティレのシンプルなアンシェヌマン。
難度か繰り返し練習したあと、最後の最後のピケ-ルティレがピタリとバランスが取れて静止出来た
「メグちゃん、ソレだ!そのバランス!わかったぁ」
「はぇ…」
そうかぁ、惜しいなぁ。
アームスを引き上げるタイミング、ルティレに引き上げるタイミング、ピケに立つタイミング、すべてがキレイに揃ってたのに…。
まだ、自分ではわからないかぁ…。
あぁ、もったいない…。
最後にグラン・アレグロ。
先週まではアッサンブレをアン・ファスで跳んでたけど、今週はちょっと変えてみましょう。
エファッセ・ドゥヴァンにアッサンブレ。アームスはア・ド・ブラ。
音楽を聞きながらマーキング。
はい、どうぞ
うん、アッサンブレ、いいね、ちゃんと跳べてる。両脚とも爪先まできちんと伸びるようになったね。
着地のプリエも丁寧でいいわ。
「… こぉらぁ…っ、なんなんだそれはぁ…。近所にお使いかぁ…っ」
アンシェヌマンの途中に歩いて移動する部分があるの。
その歩き方が……なぁ……
「たはははは……」
このところ彼女はずいぶん上達している。
初級レヴェルで習得するパをきちんと丁寧に動けるようになっているし、少々のアレンジをしても動じないくらいになっている。
やはり、ここで歩き方をきっちり仕込んでおかないと……ねぇ……。
中・上級レヴェルのパと同じくらいに歩き方ってのは難しいし大事なんだよぉぉ。
さて、続いての《アンチエイジング・レッスン》には、体験の方が1名いらっしゃいました。
先月のミスター・Fに続く男性です。
無事に富士登山 を成し遂げたカヨさんも復帰。
体験の方のために見本を見せたり説明をしたりしながらフロアーでのストレッチ。
腹筋の前にも見本を見せます。
「こんな風にスルスルスル…っと…」
「… できません…」
大丈夫、ちゃんとサポートしますから。
はい、右から…、と体験の方をサポートしてあげてふと見ると、ミスター・Fが途中で止まったまま震えている…
大丈夫ですよぉ、とサポートしてあげて…、はい左側。
また体験の方をサポートしてから目を向けるとミスター・Fが途中で止まって……。
その向こうではカヨさんがスルスルスル…っと…
バーに掴まっての下半身強化のためのプログラムでは
「普段使わない筋肉を全部使ってる感じですね」
激しい運動はしていないのに、久しぶりにこんなに大汗をかいたとおっしゃって、ご入会の運びとなりました。
ミスター・Fに続く二人目の男性メンバー。
帰りの電車の中で私のなかに薄っすらと野望が芽生えるのを感じた。
「男性メンバーが6人になったら、ボーイズクラスを新設する」
とお昼過ぎにサキさんからメールが入った。
「メグちゃん、今日はマン・トゥー・マンだよん」
「おぉ…」
まずはバー・レッスン。
バットマン・タンジュ、ちょっとレヴェルを上げよう。
ポワン・タンジュ・ドゥヴァンから4番ドゥミ・プリエ、そうしたら前側の脚に重心移動してポワン・タンジュ・デリエール………
と見本を見せる。
重心移動したときに中途半端なところに重心が残らないように気を付けてね。
骨盤の向きがズレたりお尻を引き過ぎたりしないように注意しましょう。
それでは、と音楽を流す。
うん、いいわよ。しっかりプリエが出来てるし、重心もきちんと移動出来てる、よしよし
順調にバー・レッスンは進行し、最後のグラン・バットマン。
ドゥヴァンもア・ラ・スゴンドもすっかぁぁ~ん と脚があがり、デリエールは頭の高さまで余裕で上がるようになってる。
「メグちゃん、キレイにあがるようになったねぇ」
「はい 今日は自分でも納得いく感じです」
センター・レッスンではバットマン・タンジュのあと、アッサンブレ-シュル・レ・ポワントとピケ-ルティレのシンプルなアンシェヌマン。
難度か繰り返し練習したあと、最後の最後のピケ-ルティレがピタリとバランスが取れて静止出来た
「メグちゃん、ソレだ!そのバランス!わかったぁ」
「はぇ…」
そうかぁ、惜しいなぁ。
アームスを引き上げるタイミング、ルティレに引き上げるタイミング、ピケに立つタイミング、すべてがキレイに揃ってたのに…。
まだ、自分ではわからないかぁ…。
あぁ、もったいない…。
最後にグラン・アレグロ。
先週まではアッサンブレをアン・ファスで跳んでたけど、今週はちょっと変えてみましょう。
エファッセ・ドゥヴァンにアッサンブレ。アームスはア・ド・ブラ。
音楽を聞きながらマーキング。
はい、どうぞ
うん、アッサンブレ、いいね、ちゃんと跳べてる。両脚とも爪先まできちんと伸びるようになったね。
着地のプリエも丁寧でいいわ。
「… こぉらぁ…っ、なんなんだそれはぁ…。近所にお使いかぁ…っ」
アンシェヌマンの途中に歩いて移動する部分があるの。
その歩き方が……なぁ……
「たはははは……」
このところ彼女はずいぶん上達している。
初級レヴェルで習得するパをきちんと丁寧に動けるようになっているし、少々のアレンジをしても動じないくらいになっている。
やはり、ここで歩き方をきっちり仕込んでおかないと……ねぇ……。
中・上級レヴェルのパと同じくらいに歩き方ってのは難しいし大事なんだよぉぉ。
さて、続いての《アンチエイジング・レッスン》には、体験の方が1名いらっしゃいました。
先月のミスター・Fに続く男性です。
無事に富士登山 を成し遂げたカヨさんも復帰。
体験の方のために見本を見せたり説明をしたりしながらフロアーでのストレッチ。
腹筋の前にも見本を見せます。
「こんな風にスルスルスル…っと…」
「… できません…」
大丈夫、ちゃんとサポートしますから。
はい、右から…、と体験の方をサポートしてあげてふと見ると、ミスター・Fが途中で止まったまま震えている…
大丈夫ですよぉ、とサポートしてあげて…、はい左側。
また体験の方をサポートしてから目を向けるとミスター・Fが途中で止まって……。
その向こうではカヨさんがスルスルスル…っと…
バーに掴まっての下半身強化のためのプログラムでは
「普段使わない筋肉を全部使ってる感じですね」
激しい運動はしていないのに、久しぶりにこんなに大汗をかいたとおっしゃって、ご入会の運びとなりました。
ミスター・Fに続く二人目の男性メンバー。
帰りの電車の中で私のなかに薄っすらと野望が芽生えるのを感じた。
「男性メンバーが6人になったら、ボーイズクラスを新設する」