アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

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バレエの基本の基の基の≪基≫かな…♪

2017-02-11 10:54:09 | Weblog
アンシャンテ原宿バレエ&ダンスで私が担当させて頂いているクラスは、水曜日の『バレエ初級基礎』+『トゥシューズ入門基礎』11:15~…
ですが昨日はピンチヒッターということで、2クラスレッスンしてきました。
はじめのクラスには体験レッスンの方もいらっしゃいました。
ゆっくり丁寧にストレッチしてからバー・レッスン。
続いてのクラスにいらしたのはお一人でした。
その方、ノリさんがおっしゃるには…、
「お尻が出っ張っちゃうし、ルルヴェは止まってられないし、ピルエットはどうやって回ればいいか…まぁだ分からなくて…
って…。
それはみんなが悩んだり迷ったりすることですよ。
せっかくマン・トゥー・マンのレッスンなんですから、ノリさんが気になっていることを少しでも解決できるように、カスタマイズ・レッスンにしましょう
まず、お尻が出っ張るのが気になってる、ってことから。
お尻が出っ張ってしまうのは
正しい姿勢で立っていない
正しい姿勢にもとづいたターン・アウトをしていない
ことが原因です。
だからまず正しい姿勢をつくりましょう。
6番に足を揃えて立って横から見たとき、
アタマのてっぺん 耳の穴 肩さき 骨盤の真ん中 と通って直ぐに下へ降りた直線は土踏まずの真ん中に届きます
それが正しい姿勢です。
「…なんだかずいぶん、前のめり?…な感じがします…
そうね。
鏡を見てごらんなさい…、腰のところの大きなカーヴが自然なラインになってるでしょ
「… あ゛…ホントだ…、これが正しい姿勢…
そう
ちょっと試してみましょうね
1番ポジシオンで、これまでの自分で頑張ってた姿勢でルルヴェして、バーから手を離して下さい。
バーから手を離したノリさんの胸をツン と押す。
「あ゛っ
コトン… とあっさりルルヴェが崩れてカカトが床に落ちました
じゃ、姿勢を修正しますから、もう一度ルルヴェして手を離して…。
また彼女の胸をツン と押す……、さらにツン と…。
「… 落ちない… 立ってられる……」
んふっ…、正しいポジシオンにあるというのは、そういうことです
じゃ、次。
正しい姿勢でターン・アウトして、プリエしましょう。
まず1番ポジシオンは、自分の股関節の可動域の最大限のところ。
「…180度に開かなくてもいいってことですか?」
そうです
股関節の可動域を無視して180度にしようとするから、 が内転したり膝が十分に伸びなかったり、お尻が出っ張ったりするの。
「…あ゛…
正しい姿勢をとる→自分の1番ポジシオンで立つ、そして、
プリエは、足の親指と人差し指の上にお膝を被せるイメージで重心を下げていきます
もう一つ大事なこと
尾骶骨を下向きの矢印だと思って、その矢印は常に真下に向いています
ではドゥミ・プリエをどうぞ

ほら、お尻は出っ張ってないでしょ
「…あ゛…
そこからさらに重心を下げていきましょう…、矢印が真っ直ぐ下を向いていることをイメージして…。
「矢印を床に真っ直ぐ突き刺して……」
そうそう。
で、正しいグラン・プリエが出来ていれば、バーから手を離しても静止していられます、どうですか…?
「…おぉ、止まってられる…
そう、そういうことです
「この正しい姿勢とプリエが身に付けば…
うん。
いろんなパやアンシェヌマンをスムーズにキレイに動けるようになるわね
「この正しい姿勢とプリエが身に付けば…
そう。
でもそんなに時間はかからないわよ、すぐに身体がおぼえますよ
コメント
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