アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

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和太鼓の音に思うこと…♪

2018-09-04 09:31:50 | Weblog
一昨日の日曜日、近所の商店会のお祭りがあった。
午前中にザッと雨が降ったけど、短時間で上がって無事に開催となった。
道路の片側にはテントが並んでいて、飲食が出来るテーブル席が設えられていたり、屋台や露店の準備が進んでいたり。
ちょっとしたハンドメイドの出店もある。
幕開けは和太鼓の演奏。
宮太鼓に樽太鼓、締め太鼓、そして鋭い音を響かせる笛。
あの笛、篠笛っていうのかなぁ…、あの音は広がるというよりも真っ直ぐ突き抜けてくる感じだね。
締め太鼓の硬質な音は、ノリがいいよね。
聞いていると演奏に合わせて動きたくなってくる。
ついつい膝でリズムを刻んでしまう。
ふと、8カウントで縦に揺れている自分に気付いて笑ってしまう。
そして、腹に響く宮太鼓の音が心地いい。
作品の振り付けをして、その練習を繰り返しているとき
リズムは腹で聞け、メロディーは耳で聞け、ハーモニーはハートで聞け…っ
って、ついつい生徒に言っちゃうんだけど、それってこういう太鼓の響きに起因してるのかも
きっと、太鼓のように叩いて音を出すものが人類が最初に手にした楽器なんじゃないかなと思う。
だから太鼓の音に感応するように遺伝子のなかに記録されてるんじゃないかと思う。
昔、ミュージカルに出演していた頃。
あるダンスシーンではパーカッションが聞かせどころの音楽だったんだけどね。
響き渡るパーカッションの音は、踊っている人間の官能に揺さぶりを掛けてくるって感じなんだな。
けっこう長丁場のそのシーン、だんだん踊り狂うような気分になっていくんだよね。
あの快感というのは、ポワントでクラシック・バレエを踊るときに感じる快感とはまた別の物って感じがする。
ま、それはさておき…。
和太鼓の音を聞くといつも、踊りたくなる。
数年前のことだけど、お不動様にお参りして本堂に上げて頂けたことがある。
ちょうど勤行が始まるところだった。
ど・ど・どぉ ぉん…っ
と、大太鼓が鳴り響き、般若心経の読経が始まった。
読経の間中、大太鼓が打ち鳴らされている。
気付けば8カウントでノッていた。
ぅくくくく…、般若心経でノッてしまうとは…
とちょっと気恥しくなったりして…。
「こぉの不心得者がぁぁ…っ
ってお不動さまに叱られたり…はしなかったけど…
太鼓の音ってそのくらい煽情的でもあるんだよね。
いつか、和太鼓の音かパーカッションの曲で作品を作ってみたい。
これも見果てぬ夢のひとつ。
コメント
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