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もう一度、プリエ…♪

2016-01-26 09:52:03 | Weblog
メグちゃんへ。
コメントありがとうございます。
メグちゃんの場合、ドゥミ・プリエはしっかり深く出来ているから、あとは自分でも言ってたようにカカトが上がるタイミングだけですね。
カカトを上げると考えるより、≪さらに骨盤を下げる≫と考えた方がいいですよ

ということで、昨日の続きです。
プリエ
プリエについて決して勘違いしてはいけないのは、
プリエはしゃがむことではない
ということです。
しっかり膝を曲げて
と指示する指導者もいるようですが、膝を曲げること=プリエではありません。
プリエをすることによって、トルソーを支え、バネを貯め、着地の衝撃を和らげることが出来なければなりません。
どんなに膝を曲げていても、骨盤や膝の関節との関係性が崩れていたら何の意味もありません。
それぞれの関節との関係性を無視してただ深く膝を曲げることは、膝を痛める原因にもなりかねませんからね。
では、プリエと膝の関係について。
まず1番ポジシオンで立ちます。
ゆっくりドゥミ・プリエをしてみましょう。
膝が足の拇指と第2指の上に被さるように曲げていきます。
膝が足の拇指よりも前に出てはいけません
真横にある鏡を見てチェックして下さい。
膝から下が斜めに前傾していませんか?
それでは股関節が内転したままですから正しいターン・アウトが出来ていません。
さらにそのままグラン・プリエまで進めていくと、膝の内側の靭帯に過剰な負担が掛かってしまいますよ。
そんな間違った動きをプリエだと勘違いしていると、膝を痛めてしまいます
とくに気を付けなければならないのは5番プリエと4番プリエです。
右脚前5番ポジシオンで立ちましょう。
ゆっくりドゥミ・プリエをしていきますが、両膝がそれぞれ足の拇指と第2指の上に被さっていなければなりません。
前に向かって膝を押し出していき、カカトが上がってからグイッと両膝を横に向けるという動きはプリエではありません
4番ポジシオンからのプリエも同じです。
4番プリエの場合はとくに、後ろ側の膝が前を向かないように気を付けましょう。
そしてもうひとつ、見落とされがちな事、それは
どのポジシオンからのグラン・プリエであっても、尾骶骨が膝より下に下がってはいけません
“しゃがむ”という行為とプリエの違いがここにあるのです。
美しい動きを生み出すためにも、自分の身体を守るためにも、正確なプリエをすることを大切にしましょうね
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