アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

カツサンド…♪

2015-08-15 11:37:29 | Weblog
昨夜テレビを点けたら瀬戸内寂聴さんが出ておられた。
私はその著作を読んだこともないし、法話を聞いたこともない。
波乱万丈の半生であられたようだが、詳しくは知らない。
ただ時折テレビで見かける程度だ。
それでも、そのお話しぶりやお話の内容などから素敵な方だな、と思っている。
昨日の番組では作家の林真理子氏とTBSの男性アナウンサーが、京都の寂聴さん宅を訪問するというものだった。
寂聴さんは昨年、腰を圧迫骨折して入院、その間、胆嚢に腫瘍が見つかって摘出、今年の3月か4月かに退院されたそうだ。
でも、二人を出迎えた彼女は足腰がしっかりしていて、しばらくの間病院のベッドで寝たきりで過ごした高齢者には見えなかった。
そして、林氏が手土産として持参した豪勢なカツサンドを前にして
「美味しそう お肉が大好きなの
と本当に嬉しそうにニッコリ。
あぁ、そういうことねぇ、と腑に落ちた。
だから寝たきりの期間を経験されてもしっかり回復してらっしゃるんだわね。
リハビリを続けていらっしゃるにしても、肉食のお蔭で足腰の筋肉が落ちてないから回復が早いのに違いない。
なぁるほどねぇ…、と納得。
昨今よく言われているのは
『高齢者こそしっかり肉を食べて筋肉をつけ、サルコペニア肥満などで寝たきりにならないように気を付けましょう』
ってこと。
あっさりさっぱりしたものばかり食べることでタンパク質不足となり、結果、足腰の筋肉量と筋力が低下するからってことね。
分厚いカツサンドを嬉しそうに召し上がる寂聴さんを見れば、肉食が大正解だ。
そして美味しくお肉を召し上がれるってことは、内臓も丈夫だってことですものね。
御年93歳。
ときおり見せるお茶目な表情も可愛らしい、いけてる93歳だなと思う。
こういう方を安直に高齢者と呼んではいけないような気がするな
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解放感…♪

2015-08-14 10:49:10 | Weblog
火曜日のスタイル・メイク・エクササイズの終盤で、上手に“鷹のポーズ”をきめたメグちゃん
「でも、ヨガってもともとはダイエットのため、とかじゃないんでしょ?」
うん、その通り。
もともとは修行者がより良い瞑想状態に入るため、瞑想状態を維持するために行ったものなの。
いろんな流派があるしね。
ただそれが近現代になってから、心身の健康に益するということも分かってきて、それで普及するようになったみたい。
「へぇぇ、そうなんだぁぁ」
だからホット・ヨガみたいに、ばんばん汗をかくほどハードにやって身体を絞りましょう、っていうのは最近の発想だね。
ああいうのはヨガのポーズを参照したエクササイズであって、厳密にはヨガではないと思うわよ。
「そうかぁぁ、瞑想かぁ…。バー・レッスンってそういう面がありますよね
ほほ…、わかる?感じる?
「こう自分の身体の動きに注意していると余計なことを考えなくなるというか、日常を離れていくというか、そういう時がある」
うん、うん。
そうだね、そうだね。
自分の身体の中に意識が向いていき、次第に雑念が消えていく、そんな感じね。
しっかりとした重量のある自分の身体。
脚でも腕でもトルソーでも、それぞれの筋肉の重さがはじめはちゃんと分かっている。
脚をどう動かそうか、どうコントロールしようか、これでいいのか、もっとなんとかならないか…、ずっと意識を向け続ける。
そのうちに、意識が身体の内側に入り込んでいく。
深いところへ、深いところへと入り込んでいく。
身体が少しずつ軽くなっていき、いつか重さを感じなくなる瞬間がくる。
そして、ふと、何も考えていない自分に気付く。
バー・レッスンをしていると、そういうことがあるわね。
まだ教師になる前のことだけど…。
1番ポジシオン・ドゥミ・ポワントでの静止、アームスはアン・オー。
音楽の余韻が消えるまでバランスをコントロールし続ける…、上へ…、上へ…。
「あぁ、宙に浮けるなぁ…
そう感じた。
ニーチェの言う重力の魔から解き放たれた一瞬だった。
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見ない、という選択…♪

2015-08-13 09:45:24 | Weblog
かつては起床するとすぐにテレビのスイッチを入れて、朝食の後片付けをするくらいまでの間はつけっぱなしにしていた。
民放の朝の情報番組、ワイドショーっていうのかな。
どの局でも取り上げてるニュースやスポーツ&芸能情報に大差はなく、あとはちょっとしたグルメやファッションでお茶を濁す程度。
なかには知っておくべきニュース・情報もあるけど、大半は…………
たとえば、殺人事件のニュースを取り上げているとする。
緊張感や危機感を煽っているつもりなのか、お粗末な芝居をしながら走り回るリポーター。
ソレ、必要なの
犯人や被害者の近親者や近隣の住人にそれぞれの人物像や日頃の様子を聞いて回るリポーター。
ソレ聞いて何の役にたつの
確かに、行動心理学とか犯罪心理学とかの研究者ならば、そういった情報も必要とするかもしれないが、一般人には不要のことじゃない
『何月何日にこれこれの事件が起きましたが、このような次第で犯人が逮捕されました、解決しました』
ってその程度で十分なんじゃないかな…。
またたとえば、芸能人のだれそれが離婚を巡って係争中なんてニュースを取り上げているとする。
裁判所での調停の日程がどうなってようが、そのときの二人の様子がどうであろうが、離婚原因がなんであろうが、縁もゆかりもない他人様のことで、知る必要のないことだ。
そんなことを考えながら朝食を食べていると、たいてい、
「あ゛~、ご飯が不味くなる
と思う。
そして、朝からこんなニュースや情報を見聞きしていたのではマイナスエネルギーを引き込んでしまうんじゃないかな、と思った。
それが毎朝のことだと、マイナスエネルギーを日々貯め込むことになりかねないな…と。
楽しいことや幸せなことめでたいこと以外の不穏なニュースは人を不機嫌にさせるんじゃないかとも思った。
それに気付いて以来、起床してすぐにテレビを点けるのを止めた。
電車の音や鳥のさえずりや、ときには雨音などを聞きながらの朝食は穏やかで好い。
食後のコーヒーを飲みながらちょっとぼ~っとしてみると気持ちが落ち着く。
いまやニュースは自分が必要としているもの、興味のあるものを選択してスマホで読める。
テレビを見ない、という選択もありだな、と思っている。


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ボールを使って…♪

2015-08-12 08:37:56 | Weblog
いつもの通り仰向けに寝た体勢でのストレッチ。
お尻周りやハムストリングのケアを丁寧に。
その後、内腿強化のためのエクササイズでやり方を変えてみた。
25センチほどのエクササイズボールを使う。
あまりパンパンに空気が入っていないもののほうがいい、ちょっと柔らかいくらい。
仰向けに寝た体勢でまずしっかりお腹を窪ませる。
両膝を上げて腿を直角に、膝下は床と水平に。
両腿の間にボールを挟みます。膝で挟まないように、ちょうど腿の真ん中あたりがいい。
ゆっくり息を吐きながらボールを潰していきます。
7カウント吐く→1カウントで吸って腿を緩める。
1セット4回
2→3→4→5→67→8⇒12→3→4→5→67→8⇒…………
「ぬ゛っっくぅぅぅ…、これ、ダイレクトにキますね……
でしょ
ときどき採り入れてる“騎馬立ちのエクササイズ”だと、人によっては骨盤を反らしたり逆に掬い上げたりして正確にトルソーを支えていない場合もある。
それに“内腿”に筋力がない場合、膝を動かすことで勘違いしちゃうこともある。
でも仰向けの体勢だと、まず骨盤を動かせないから腰に負担が掛からないの。
そしてボールという対象物があることで、力の入れ方を意識しやすくなるわね。
はい、それじゃあと1セット
2→3→4→5→67→8⇒12→3→4→5→67→8⇒…………
「な゛ぁ……っっ、ホントに内腿を使うってことがよぉぉぉっく分かる…
うん。
長い人生、自分の脚で自分の上体を支えて歩き続けるためにはそれだけの筋力が必要ってことだよね。
「うん。ほんとに…。そうですよね…
きちんと歩くためには、片脚で自分自身の重量を支えていられるだけの筋力が最低限必要なわけだからね。
メグちゃん、ちょいと試しにヨガの“鷹のポーズ”やってごらん。
片脚軸で立ち、もう片方の脚を軸脚の膝上をとおしてふくらはぎに沿わせ、さらに足首を軸脚の足首に絡ませる。
両肘を交差させて前腕を立て、軸脚側の手首をもう一方の手のひらで内側から外に向かって包む。
そのまま静止。
視線は1メートルくらい前方の床に向ける。
いいねぇ、いいねぇ、全然揺れない、キレイに静止してるねぇ
「中国か台湾かの捩じったかりんとう、あれになったような気がします
かりんとうでもいいよぉ、静止できてるんだから
筋力が低くバランス力も低い人がこのポーズをやるとまったく落ち着かなくて、てんてんてんてん跳ねて移動するばかりで最悪の場合は横倒しってことになるよ。
右軸でも左軸でも静止していられるってことは筋力もバランス力もあるってことです。
それを長く長く維持していきましょうね
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夢のなかで…♪

2015-08-11 08:21:45 | Weblog
明け方の夢のなかでレッスンしてた。
ほら、アン・ナヴァンのアームスが落ちないように…。
お顔の向きはエポールマンよ…。
あぁ、そこはバットマン・ジュテと同じよ…。

へぇぇ、ちゃんとマトモなこと言ってるわね。
夢って大概荒唐無稽なものですよね。
現実にはありえない生き物とお話ししてたり、見たこともない景色だったり、電車がカーヴを直角に曲がったり…。
大抵ぶっとんだ内容で“……”なことが多い。
それなのに、レッスンの夢だけはいつもマトモなのよねぇ。
イカレたようなメイクや衣装で出てくることもないし、脚が頭を越えて反対側の肩まで届くこともないし、CGでなければ描けないようなパで動くこともない。
だいたい夢のなかのワタクシが言ってることが日頃のレッスンのときに言ってることとほぼ同じ。
なぜなんでしょうねぇ、バレエの夢に限ってノン・フィクションって…。
ま、それはさておき…。
夢のなかで何のレッスンをしていたかというと、タン・ドゥ・キュイッスです。
このところセンター・レッスンで生徒のみなさんが取り組んでいる動き。
で、どうやらフランス式ではなく、イタリア式で練習しているらしい。
フランス式では…
右脚後5番ドゥミ・プリエ→右脚低いルティレからパッセして右脚前5番ドゥミ・プリエ→左方向にシソンヌ・フェルメ・ドゥ・コテ
という動きですが、イタリア式では
右脚後5番ドゥミ・プリエ→右脚ジュテ・ア・ラ・スゴンドから右脚前5番ドゥミ・プリエ→左方向にシソンヌ・フェルメ・ドゥ・コテ
という動きです。
低いルティレをパッセして5番か、ジュテ・ア・ラ・スゴンドから5番か、の違いがあります。
ふぅぅぅん…、夢のなかでイタリア式をレッスンしてたってことは、
「タン・ドゥ・キュイッスにはフランス式とイタリア式があるのよ」
ってことを、ちゃんと教えたほうがいいでしょう、と気にしてるんでしょうね。
でもね、その前に次回のレッスンではお顔の向きをきちんと練習しますからね
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アームスの動き、そして大臀筋…♪

2015-08-10 08:40:28 | Weblog
センターでロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テール。
右脚ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥオール×4回→ポワン・タンジュ・ドゥヴァン‐ドゥミ・プリエ→ドゥミ・ロン・ドゥ→パ・ドゥ・ブーレ・ドゥシュ→左脚ポワン・タンジュ・デリエール→4番プレパラシオン→トゥール・アン・ドゥオール
軸脚のターン・アウトを守って、動作脚の動きにつられないように気を付けましょう。
トルソーがグラグラしないようにしっかり支えましょう。
はい、音楽でどうぞ

うむむ~~…。
動作脚が1番ポジシオンを通過するときに軸脚の膝が曲がるねぇ
「ポワン・タンジュ・デリエールまでロン・ドゥした脚を1番ポジシオンに引き戻すときに軸脚も一緒に引き上げるのよ。毎回引き上げるの」
「あ゛~…、トルソーが揺れる…」
うん、動作脚の動きにつられちゃってるからだね。
はい、もう一度音楽で

ん、よし。
良くなってきた、それなら膝も曲がってないしよ。
ではエシャッペとエシャッペ・ソテの練習を。
右脚前5番→1 エシャッペ→2 右後5番→3 エシャッペ→4 右前5番→5 5番タン・ルヴェ→6 2番ドゥミ・プリエ→7 2番タン・ルヴェ→8 右後5番ドゥミ・プリエ⇒1 エシャッペ→2 右前5番→3 エシャッペ→4 右後5番→5 5番タン・ルヴェ→6 2番ドゥミ・プリエ→7 2番タン・ルヴェ→8 右前5番ドゥミ・プリエ
アームスの動きは
はじめのエシャッペのときはア・ラ・スゴンド
5番タン・ルヴェのときにアン・ナヴァン
2番ドゥミ・プリエに下りたときにはア・ラ・スゴンド
2番タン・ルヴェをして5番ドゥミ・プリエに下りたらアン・バ
じゃ、一緒にやってみようね。

「あ゛ぅ~~、アームスが追い付かない~~
あ、それはねぇ、その場になってからアームスを動かそうとするから遅れちゃうのよ
次のポジシオンは→次のポジシオンは→って先に考えて準備をしておくの、常に常に。
アン・ナヴァンに引き上げなければならないのなら、その前にアン・バに下しておかなければいけないとか、ア・ラ・スゴンドにひらかなければならないから、アン・ナヴァンを通るタイミングはとかね。
全部に事前の動作があるってことよ
カウントで裏のカウントって言ったりするけど、カウントとカウントの間の動きを大事にするでしょう。アームスを動かすのもそれと同じ。ポジシオンとポジシオンの間の動き、そこを考えるの。
「ん~~、アタマでは分かるんですけどぉ
おぉ、それなら大丈夫。
頭で理解して身体に反映させていくことが大事なのよ
では最後に前回練習したタン・ドゥ・キュイッスを練習しましょう。
まずは1カウントずつでゆっくり。
アームスの切り替えにも気を付けてね。

おぉぉ、いいじゃないの、いいじゃないの。
シソンヌ・フェルメ・ドゥ・コテもきちんと跳べている、キレイよぉ
「左方向へのシソンヌは右脚のジュテをしっかり使えている感じがするんですけど、右方向へだと左脚がいまいちしっかりしてないような…
あぁ、利き足かどうかの違いだねぇ、それは。
それならね、まずは右脚で、きっちり右方向にシソンヌを跳ぶ、ってことを優先してごらん。
反動で左脚のジュテが出来るから。

ほぉらねぇ、安定したジャンプが出来たでしょ
テンポ・アップしても落ち着いたキレイな動きが出来るようになったね
バレエをはじめてたった3年でタン・ドゥ・キュイッスをキレイに跳べるようになるなんて、優秀優秀
続いてアンチエイジング・レッスン
フロアでのエクササイズでは、いつものメニューに背筋強化のメニューをひとつプラス。
うつ伏せになって下さい→両肩の真横に手をつきます、前腕も床につけます→息を吐きながらバストトップより上を起こします→静止→うつ伏せに戻る。
2回繰り返し。
次はみぞおちから上を起こします。
最後はみぞおちから上を起こしたまま両手を肩の真横に上げて静止。
「あらぁ~、腰に負担がかかるようなきがするんですけどぉぉ…
マユミさん、それはねぇ、上体を支える背筋が弱っているからウエストの後辺りを縮めることで身体を起こしてるからですね。
だから低い位置でのトレーニングをしながら少しずつ強くしていきましょう。
いきなり半身を起こすのは危険ですよん。
バーを使ったエクササイズの最後にゆっくりルルヴェの練習。
足指や足だけでなくふくらはぎからお尻まで全部使ってるって感じがあるでしょ
「あのねぇ、お尻が下がる原因のひとつはねぇ、大臀筋がしぼむというか張りがなくなるというか、とにかく小さくなることにもあるのよな」
「はぁぁぁぁ~~…
たとえば運動不足だとか、べちょべちょ麦踏歩きしてるとか、姿勢が悪いとかで大臀筋をしっかり使ってないと、筋肉の太さや張りがなくなるのよ。
そうするとお尻周りのお肉を支えられないからお尻が下がるワケ。
「でもね、きちんとエクササイズを続ければ張りを取り戻せるからね
「ほぉぉぉぉ…
最後にみんなノリノリでホップ&タッチをしてレッスン終了。
みんな夏バテ知らずで元気です
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アームスとグリッサード…♪

2015-08-07 09:12:35 | Weblog
センター・レッスンでバットマン・タンジュ。
クロワゼ・ドゥヴァン、クロワゼ・デリエールのあとはエカルテ・ドゥヴァン、そしてパ・ドゥ・ブーレを3回してトゥール・アン・ドゥオール。
エカルテ・ドゥヴァンからパ・ドゥ・ブーレのプレパラシオンに切り替えるときのアームスは、大きくア・ラ・スゴンドを通過するように気を付けましょう。

うん、全体の動きは悪くない。
ただ、惜しいねぇ、ユキさん
「アームスの動線が全部内側を通って、空間が狭くなってる」
ア・ラ・スゴンドから必ずアン・バを通過してアン・ナヴァンに引き上げる。このアン・バが中途半端な高さにならないように、大げさにいうなら自分の腿に触れるくらいに深く。
アームスのコントロールがユキさんにとっては当面の課題だねぇ。
では、前回練習したタン・ドゥ・キュイッスを

ふむむ…。やっぱりアームスの動きに修正が必要だね。
右アームスをアン・ナヴァンにして左方向にシソンヌ・フェルメ・ドゥ・コテを跳びました→左脚を低いルティレにするのと同時に左アームスをアン・ナヴァンに。
つまりアームスが入れ替わるのは脚が低いルティレをするときと同時なの。
アームスと脚の動きが連動するのを確認しながらカウントでゆっくり練習。
よし、音楽でどうぞ。

うん、それなら よぉ。
テンポ・アップしてもアームスの動きに乱れがなくなったわ。もう大丈夫だね。
ユキさんはせっかく長い腕をもっているんだから、それを十分に活かすことを大事にしたいわね。
最後に3拍子。
右にグリッサード→ピケ・アラベスク→アラベスク・プリエ→左脚ルティレ‐ルルヴェ→ルティレ‐プリエ→左脚アティチュード・ドゥヴァン‐ルルヴェ→左にグリッサード→ピケ・アラベスク→アラベスク・プリエ→右脚ルティレ‐ルルヴェ→ルティレ‐プリエ→右脚アティチュード・ドゥヴァン‐ルルヴェ⇒…………
グラン・アレグロの曲でどぉ?
ちょっと早い?
んじゃ、こっちのグラン・アレグロは?
「これのほうがちょっとゆっくりだから動きやすいかも」
よし、ではどうぞ

んあぁぁ~、惜しいねぇぇ…。
「あのね、グリッサードの、後から引きつける脚が残っちゃってるから次のピケ・アラベスクまでの時間が足りなくなっちゃうのよ」
グリッサードはあくまでもパとパの繋ぎです。繋ぎの部分が強調されて見せたいはずのパが小さくなってしまってはアンシェヌマンに華がなくなります。
「こういう繋ぎのときのグリッサードはね、先に動いた脚と後から引きつける脚の動きとの間に時間差がない方がいいの。そうすることで次のピケ・アラベスクのためのプレパラシオンの時間を作れるワケ。そうするとそこにゆとりが生まれて大きく美しく見える」
確かに、後から引きつける脚もきっちり膝と足首を伸ばしましょう、と教えてきた。
教わってる方にしてみれば耳にタコが出来るほどに“膝!足首!”と注意してきた。
「でもね、ユキさん。もうあなたほどになれば、いまさら“膝!足首!”と考えなくてもキレイに伸びるようになってるわよ だからね、こんどは動きと動きのメリハリを考えるほうに意識を向けましょうよ」
大人になってからバレエをはじめた人の大人のバレエは、アームスや足元などに丁寧に気配りできるところが魅力だと思う。
ぐがぁっと脚はあがらなくても、どっかぁぁんと高く跳べなくても、ポジシオンを大切にしながら“見せる”ことにも意識を向けられるところに美しさがある、と私は考えています。
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ねこあつめ、のその後…♪

2015-08-06 12:09:21 | Weblog
はじめてアプリをダウンロードしてから3か月足らずですが…。
普通ねこ30匹、コスプレねこ(レアねこ)15匹のうち、普通ねこ30匹が集まりました
最後の1匹はどんな子が来るのかなぁ、どんな子かなぁと毎度楽しみにしながらおよそ1ヶ月。
8月3日の午後、ふと“にわさき”を見てみたら…。
ちゃはちが赤いボールをぎゅむぎゅむしている……ん゛
おまえ、ちゃはちじゃないねぇ、よく似てるけど…。
おまえ、だれ?
なになに…はいはちさん
そうかぁ、よくきたねぇ、よろしくねぇ
ってわけで30匹揃いました
コスプレねこも5匹は来てるのよね。
まぁ、でも、コスプレねこはいいや…。
次のお楽しみは、この30匹からわけてもらえる“たからもの”を揃えることですね
それにしても、ゴールもない、勝ち負けもない、誰かと競うわけでもない、こんな遊び、いいなぁと思ってます。
最近は自分なりにルールを決めています。
1000にぼし貯まるごとに高級かりかりを出してあげる、とか。
5000にぼし貯まるごとにかつおぶしねこ缶を出してあげる、とか。
毎日の“あいことば認証”を5つ貯めるともらえるねこ缶は、その日にすぐ出してあげる、とか。
ワタクシ自身にちょっといいことがあった日は高級まぐろねこ缶を…
はぁぁぁ~、にゃごむにゃぁぁ(=なごむなぁぁ)とときどきスマホの画面を眺めております。
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体幹を強くする…♪

2015-08-05 08:32:44 | Weblog
はい、それじゃ仰向けになって腹斜筋強化のエクササイズしましょう
一度しっかり息を吐ききってお腹をくぼませたら、腿を垂直に、膝下は床と平行に。
息を吸って、ゆっくり吐きながら4カウントで右に倒す→4カウント静止→息を吸いながら4カウントで戻る→4カウントで左に→4カウント静止→4カウントで戻る→…………
これを1セット10回。
1分ほど休憩してからもう1セット。
「ねぇ、体幹強化とか体幹トレーニングとか、よく耳にするでしょ」
「聞きますねぇ。でも体幹体幹って言いだしたの、最近の、ここ数年のことですよね」
「うん。なんかひとつの流行みたいに誰でも体幹、体幹っていってるの」
「ほんと、そうですよね。ブームみたいに」
「それで、“体幹鍛えなくっちゃ”って安直にシット・アップなんかやっちゃって、結果“猫背”になるとかさ」
「ちゃんと分かってやらないと、無意味ですよね」
うん、そうなんだよ。
バレエ教師でありスタイル・メイクやアンチエイジングのクラスも開いているから、情報も集めるし自分の身体で試してもみる。
そうすると、必ずひとつのことに行き着く。それは
バー・レッスンこそ最良最善の体幹トレーニングである
ってこと。
体幹がウニョウニョしていては片脚で立ってはいられない。仮に立っていられたとしても美しくない。
体幹がグニャグニャでは脚は上がらない。仮に上げられたとしても美しくない。
体幹がヘロヘロではピルエット(回転技)は回れない。仮に回れたとしても美しくも正確でもない。
体幹がヨレヨレではグラン・ジャンプは跳べない。仮に跳べたとしても…ま、跳べないだろうな。
と体幹が弱いとバレエの動きは出来ないわけ。
まして女性はポワントで動かなければならないから、体幹が弱いんでは脚や足を傷めてしまう。
そうならないために、グラン・プリエからはじまってグラン・バットマンにいたるエクササイズが組み立てられているの。
動作脚を動かすときに骨盤が軸脚のほうにズレてはいけません。
動作脚の勢いに負けて骨盤が動作脚のほうにズレてはいけません。
骨盤が前傾してお尻を突き出してはいけません。
上体を倒す時に背中が丸くなってはいけません。
それから、それから、それから…と数えきれないほどの注意点・重要ポイントがある。
それらのポイントに沿って姿勢を修正したり矯正したりしながら動ける身体・踊れる身体を作り上げていく。
ただシンプルに正しい姿勢でまっすぐに立っているだけでも体幹の筋肉群はめまぐるしく働いているから、強化の効果がある
といわれる。
バレエの場合、体幹は真っ直ぐシンプルに支えたまま、脚を上げたり回ったり跳んだり、さらには空中で回転までするわけだから、本当に体幹が強くないと出来ないことばかりなのよね。
バレエは美しい舞踊であり舞台芸術です。
その美しい動きを生み出し支えるレッスンは、バレエをしない人にとっても
人類が生み出した最強のエクササイズ
でもあると私は思っています。
「あぁぁ~、それ、すっごくよく分かる、そうですよねぇ
そんなわけでスタイル・メイクでもアンチエイジングでもバー・レッスンをアレンジしたメニューを採り入れているのです
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騎馬立ちで内腿強化…♪

2015-08-03 10:05:33 | Weblog
「う゛~~ん、ビシっとお腹が決まってる感じがしない~
あ゛あ…
「ここ!っていうところに今日は行き当たらない…
そうか…、分かるなぁ、その感覚。
傍目には何の問題もない。
骨盤は真っ直ぐに支えられてるし、トルソーも真っ直ぐに安定している。
ルルヴェの重心がズレるわけでもないし、膝が伸びないわけでもない。
でも、“あともうちょっと、ここを…”とか“ここがもうちょっと…”とか、言葉では上手く言えないけれども身体が訴えてくるときがある。
「ちょっと体幹の筋トレやってみるか…」
腹斜筋を働かせるエクササイズをしてみる。
もう一つ。体幹トレーニングの定番、前腕と足指で全身を支えて静止するエクササイズ。
頭の先からカカトまでが1本の棒のように、あるいは平らな板のような姿勢になる。
そのままで45秒。
ノリのいいレッスン曲を流してあげる
「おぉぉ、いいねぇ。全然ぐにょぐにょしなくなったじゃないの。いいわよぉ
はい、終了。
どう、お腹の感じは?
「ん~、さっきよりも力の入れどころがはっきりしてきた感じ」
よし。
「すごぉぉぉい…
マユミさん
このエクササイズはね、前腕と足指で全身を支えている間、お腹が緩んじゃいけないの。
背面も板のように平らにするんだけど、前面も平らにしておくのがポイントなのよ。
「お腹をグッ とひっこめて…?」
うん、そう。
ちょっとやってみる?
「イヤです、けっこうです
うん、そのうちにね。
さて、今回は下半身、とくに内腿強化のエクササイズをちょっと多めにやってみましょう。
両足を肩幅に開いて立ちます。
膝を緩めてストン と腰を落とします。このとき骨盤を掬い上げるような姿勢や、逆にお尻を突き出すような姿勢にならないように気を付けましょう。
腿の間にバスケットボールを挟んでいるイメージで、そのボールを押し潰すように内腿をしめます。8カウントゆっくり息を吐きながら。
1回8カウントで息を吐ききったら膝を軽く伸ばしてリラックス。
この繰り返し。
はい、もう一度
「…ちょっと自分の内腿に手を置いてみて…。固くなってる部分がいくつかあるでしょ。股関節に一番近いところにあるのが内転筋、膝上の内側が縫工筋」
こうした内腿の筋肉群、とくに縫工筋が弱くなると膝関節周りの靭帯を引き上げておけなくなって靭帯が下がる。
つまり大腿骨が下がって脛骨とぶつかるようになり、上体(=骨盤から上)の重量に圧迫されて膝関節が外へ外へとズレていく。
そして変形性膝関節症になる、というワケ…、単純に説明すればね。
「…う゛~~
そうなると膝だけでは済まない。
その影響は足首にも股関節にも及ぶ。
「…ぬ゛~~~ん…
女性のほうが骨粗鬆症になりやすいから変形性膝関節症の発症率も高いけど、男性だって発症するのよ。
「…ぬ゛~~~ん…
だからね、簡単に気軽にできるエクササイズで予防しましょうね。
この騎馬立ちのエクササイズ、ふと思いついたときに1回、また思いついたら1回と言う具合にやってみてください。
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サマー・ニット―その2―…♪

2015-08-01 09:57:14 | Weblog
先日カーディガンを編み上げた。
軽いし着心地もいいしで満足、満足
ところが、がね、物足りなさを感じているみたい。
もう少し編みたいらしい。
そうねぇ…。
衣替えをしたときに、もう着ないなぁと思って除けておいたチュニックがある。
一昨年だかに編み上げたサマー・ニットのチュニック。
あれを解いて編み直そう

               

シンプルな◇型の透かし編みで身頃を編んでいる途中、ふと思いつき、胸から上はネット編み。
かなりかなり風通しがいいぞぉぉ。
ただ、だいたいこんな感じで、と頭の中のイメージを追って編み上げたので図面がありません。
だから、同じ物は二度と編めないと思います
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