スミ入れ、ウォッシング、雨だれ表現を行ないましたので今回は泥汚れを施しましょうの前に、皆さんに謝ることがあります。
前回の雨だれ表現で「やり過ぎ感がありますが、まあこんなもんでしょう」と書いていましたが、1週間経って改めて見てみると・・・本当にやり過ぎでした。
つうことで、泥汚れの前にもう一度雨だれを拭き取って間引きしています。
まだやり過ぎの気もしますが、まあこの位なら妥協できるかなと。
拭き取る際、1週間経つとエナメル塗料もさすがに強固で中々拭き取れない箇所がありました。中々取れない箇所はエナメル溶剤を染込ませた綿棒で擦って拭き取っています。
(ラッカー塗料で塗装しているとはいえ、あまりしつこく擦りすぎると下地が出てしまいますので、注意してください。)
それでは、泥汚れの表現を行ないたいと思います。
どのように表現しようか迷いましたが、最初なのでドライブラシでやります。
ドライブラシ(直訳すると「乾いた筆」)は塗料を付けた筆をティッシュ等で塗料を拭き取った状態の筆を擦り付けるようにして塗装するという技法です。模型のエッジやモールドの強調などにも使えます。
泥汚れをドライブラシで表現する際は精雲堂の「ハイグレードブラシセッド 戦車モデル用」の白い柄の筆がやりやすくてオススメです。同じくセットされている平筆と面相筆も使いやすいので一度試してみることをオススメします。
続いて、使用する塗料はこちら。
タミヤのエナメル塗料「XF-64 レッドブラウン」「XF-52 フラットアース」「XF-55 デッキタン」「XF-57 バフ」の4色を次のように混ぜて使います。
ドライブラシは3段階行ないました。最初は暗い色から順に明るくしています。
①はレッドブラウンとフラットアースを混ぜたもの、②は①とデッキタンを混ぜたもの、③は②とバフを混ぜたものです。
左から①、②、③の順に各色を並べていました。各色は大体1:1で混ぜています。
また、色の調合は①が終わったらデッキタンを足して②に、②が終わったらバフを足して③にといった感じで調合しています。
さて、それでは泥汚れを表現していきます。
車体前面の写真を忘れてしまいましたが、1色目のドライブラシです。この色は湿った泥のつもりです。
車体下部、シュルツン、覆帯にドライブラシをしています。車体前面、側面、シュルツンは泥が流れる垂直方向に筆を動かしています。覆帯の接地面は適当にゴシゴシとパターンの中にも多少色が付くようにしています。
覆帯の内側(転輪側)は赤矢印の方向へ筆を動かしています。(転輪と擦れる部分ですので擦れる方向を意識しました。)
2色目のドライブラシです。この色は少し乾いた泥のつもりです。筆の動かし方は1色目と同じです。
多少、変化に富んできました。
3色目のドライブラシです。この色は乾いた砂のつもりです。筆の動かし方は1、2色目と同じです。
これで、泥汚れは完了です。
さて、いよいよ次回完成になります。
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