どうも、長いことお待たせしました。
ほぼ一ヶ月ぶりに塗装編へと進みます。(【2010/10/21追記】キャタピラ(覆帯)の上塗り後写真を追加しました。)
AFVモデルは塗装範囲が結構大きいので、筆塗りではなく吹きつけ塗装をオススメいたします。
今回はスプレーを使って塗装します。使用したのはコチラ。
タミヤのファインサーフェイサーLライトグレーとタミヤカラー スプレー塗料ミニ TS-3 ダークイエローです。
ドイツ戦車といえば3色迷彩をイメージする方も結構いらっしゃると思いますが、今回はスプレーのみなのでダークイエロー単色で塗装します。
砲塔と車体を分けて塗装します。車体は台に乗せたまま、砲塔は空き缶などに固定して持ち手を確保しています。車体は裏面も塗装します。
ガンプラステップアップ(1)でも述べましたが、スプレー塗装は20~30cm位離れた位置から「シュッ、シュッ」と吹き付けていきます。決して「ブシュー」と吹き付けないようにしましょう。
シュルツンとキャタピラ(覆帯)はダンボールなどに両面テープやマスキングテープを輪っかにしたもので貼り付けて塗装します。また、シュルツン、キャタピラ(覆帯)は両面塗装しますので忘れないで下さい。
サーフェイサーを吹きつけて乾燥したら、いよいよダークイエローを吹付けます。ダークイエローもサーフェイサーと同じ様に20~30cm位離して吹付けます。そうしないとこんなハメになります。
赤丸で囲ったところは、塗料が多くついてしまって垂れてしまいましたので #800~#1000の紙ヤスリで削って塗膜を剥がしたところです。剥がしたところはもう一度塗装して修正します。
さて、吹きつけ塗装が完了したところで、筆塗りで細部の塗りわけをしていきます。
なお、奥まってスプレーが届きにくいところは筆塗りします。スプレーが届きにくい→見づらい→筆ムラは良く分からん、となりますので筆塗りで十分です。
使用した塗料は次の通りです。
全てタミヤの水性アクリル塗料を使用します。色数がMr.カラーに比べて少なく説明書で指定しているキットも少ないためかあまり日に当たらないタミヤカラーですが、結構良い色が揃っています。
使用した色は、XF-49:カーキ、XF-60:ダークイエロー、XF-78:木甲板色、XF-69:NATOブラック、XF-56:メタリックグレイ、X-26:クリアーオレンジ、XF-64:レッドブラウンの7色です。
「いきなり7色?!」なんて言わないでください。NATOブラックとレッドブラウンが多少消費が多いものの、各1ビンあればしばらくは戦えますのでケチらずに揃えてみてください。
まずはキャタピラ(覆帯)から行きましょう。
下塗りとしてレッドブラウンを塗ります。車体に載せてあるキャタピラも塗ります。
車体に載せてあるものの内、正面のものの様に大きいものは回りに紙を敷いてやると塗りわけが楽です。また、筆塗りする際は右の写真のように小指を車体に乗せて作業すると筆が安定して作業しやすいです(出来ないところは気合です)。
下塗りが終わったら、NATOブラックを2倍くらいに薄めたものを上から塗って行きます。色ムラが出来ても修正は不要です。むしろ、下塗りのレッドブラウンが所々透けて見えるor所々むき出しの状態の方がそれっぽくなります。なお、上塗りの際に凸部のレッドブラウンが一部剥がれていますが、仕上げ時に銀色に塗る箇所ですのでそのままにしています。凹部が剥がれるころはないと思いますが、剥がれた場合はレッドブラウンを塗ってください。
(【2010/10/21修正】赤字部修正、記述追加)
続いて、転輪のゴム部分を塗り分けます。使った色はNATOブラック。面相筆でチマチマと塗りわけました。所々はみ出した部分もありますが、ウェザリングすると目立たなくなりますので修正はしません。
残りはスコップやらジャッキ等の細かいものを塗り分けていきましょう。
スコップの金属部分や機銃、ジャッキなどの金属はNATOブラックにメタリックグレイを少々混ぜたもの(3:1~5:1位)を塗ります。
スコップ、オノなどの柄、クリーニングロッドの柄などは最初に木甲板色を塗ります(写真左参照)。乾いたらレッドブラウンとクリアーオレンジを等量混ぜたものを2~3倍に薄めて上塗りしました。(写真右参照)
写真には入っていませんが、クリーニングロッドの先端はカーキで塗装しました。
ここで多少はみ出た部分は修正します。
ひどいのがありましたので、そちらで修正の説明を・・・(するまでもないとは思いますが)。
塗ってる最中にくしゃみをすると左の写真のようになります。修正といってもダークイエローを上から塗るだけなんです。修正後が右の写真です。
スプレーで塗りづらかったところ、塗り忘れがあった場所は同じ様に筆塗りします。(もう一回スプレーからってなると大変ですからね)
塗装完了です。だんだんそれっぽくなってきました。
次回はスミ入れをしていよいよウェザリングに取り掛かりたいと思います。
それでは次の記事でお会いしましょう。
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