我が闘…いや迷走 ~生き地獄巡り一巡目~

私の人形は良い人形 目はパッチリで色白で -其ノ参-

~続き~




あんでまー、色とりどりの招き猫さんだこと。
もう招かれ過ぎ。集団催眠術みたいな。
自分が客(?)として招かれる。…いや招かざる客か?(多分、後者)
それはそうと、ちゃんと種類別に理路整然と整理されてると…


どうしても『YMO』のジャケットを思い出す。


『増殖』だっけ?
派生(?)で『筋肉少女帯』の『仏陀L』でもいいや。


…と、そんな事よりもだ。
前回からお気づきの様に人型だけではなく物には
魂が宿ると云う日本古来の精霊信仰が垣間見られる。
「This is JAPAN!!」なので日本人形が主だが…



突然、亜細亜色が強くなる。
漫画家『水木しげる』先生の自宅に此の様な仮面を
飾ってある部屋があったな、テレビで見ただけだけれども。


忍び込もうとは到底思わないが闇夜に人形が浮かび上がるより
仮面のほうがびびってちびるわ、自分。



自分、「ウッ…。」ってなる。
元々は徳川家から奉納された雛人形を入れていた蔵だが
今はただ古い雛人形を入れているそうだ。

ちゃんと供養されているとは思われるが
本殿の中の雛人形と違う雰囲気を醸し出していた。
何だろうか、重々しいと云うか禍々しいと云うか。

此処数年、自分に起きる現象が此処でも起きた。
近付かなければ良いのだが、ついつい興味本位で近付く。
…頭痛と吐き気が襲ってくる。
正直、此の写真からも嫌な気を感じてる。



アッチへフラフラ、コッチへフラフラ。
一通り淡島神社を堪能した後に一番奥の末社に到着。
苦しい時の神頼み。絵馬がぶら下がり過ぎて中が見えない。

既にフラグが発生しているような。
「覗かないでくださいね。」と、まるで『鶴の恩返し』。
もう完全にフリなので絵馬をかきわけて覗いてしまった!!





…あ、珍宝!? ∑(゜口゜;)何っ!?


いやいやいやいや、ふざけている場合じゃない。
此処は今では人形供養で全国的に有名になってしまったが
元々は『少彦名命(すくなひこなのみこと)』を祭る神社。

『少彦名命』は医薬の神様らしいんだな。
特に女性の病気快癒や安産・子授けに霊験あらたかなんだってさ。

転じて古い神社は男性器をかたどった物を祀る所あるが
アレなんだね、子孫繁栄のシンボルなんだね(何を今更)。



御朱印も頂き、去り際に見かけた世にも奇妙な、余りにも残酷な光景。
西洋人形が痛ましい程に無造作にゴミ袋に突っ込まれてる。
さながら『犬神家の一族』のワンシーンを彷彿させる。


…オーディションにでも落ちたのかな?


本殿で供養された後に神主達が何でも鑑定団みたいなノリになり
予選を見事合格した者(物?)が本選に出場。
其処で選ばれし者(物?)のみがアノ境内に飾られると云う…。


うかうか成仏も出来んないじゃん。


供養されてからが彼らのリスタート。
選ばれないでアノ人形みたいな事になって
悔しくて未練が残り再び魂が宿る…


まさに魂の無限ループ。
廻るよ廻る、輪舞曲(ロンド)のように…。





しばらく港をブラブラして景色を愉しむ。
あー、アレが友ヶ島ですかなぁ。
次の機会にでも行きますかぁ。

折角だからシラス丼でも食べようか考えて
フラフラするがフラフラしたまま
いつも通り気付いたら帰路に着いている自分。
友人に変だと言われるんだよ。

出掛けた先で空腹になると人間は自然に食事を取ろうと考える。
何を食べようか。アレも良い、コレも良い。
もう目移りするぐらい街には飲食店が溢れかえってる。

悩んで悩んで迷って迷った挙句、足は家に向かっているので
気付いたら食事しないで帰宅している。
友人達にあるあるネタとして話したが其れはないとツッコミ。
…そうなんですか、コレを読んでいる皆様!?



それはそうと帰る前に観光マップの淡島神社へのルートの途中にある
『加太春日神社』に寄って参拝して御朱印でも頂戴しようか。

名前通りに『春日大社』の流れかと思ったが元々は
『天照大御神(アマテラスオオミカミ)』を祭っていたが其の後に住吉大神を合祀。
そして藤原氏の祖先神でもある春日三神を祭り
戦後に国家の保護を離れ宗教法人になった時に此の名に改名したそうだ。



~続く~
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