最後のソウル・マシーン：The Lady Killer(2010)/Cee Lo Green

The Lady Killer(2010)/Cee Lo Green

R&B／ソウルのジャンルって語れるほど詳しく無いけれど、今の音は優等生的お洒落なクールさがダメ。ソウルミュージックってもっと恥ずかしくなる様なガテン系の、純情だけどバカで可愛くなくちゃ！と勝手に思ってる。ジャクソン・ファイブやコモドアーズって感じね。やっぱりそう思ったのか、今の世の中に溢れるおしゃれなイケメン・ソウル・シンガー達に喝を入れにシーロー・グリーンが戻って来たぞ！見た目コレなのにオレもてるぜ女子イチコロだぜなんて・・・。

このシーロー・グリーン、ナールズ・バークレイでヒットを飛ばしてましたが、良い声だとは思ったけどアルバム買うまでは行かなかった。しかしこのアルバムは６０年代モータウン・サウンドを彷彿とさせる、ちょっとバカで明るくて気恥ずかしい懐かしいR＆B。弾む様なキーボードとアナログ感２００％のスカスカのドラム＆自意識過剰のベース。そしてこのバカっぽさ。英国では去年年末既にシングル"Fuck You"チャート１位になり、アメリカでも今度のグラミーにノミネートされるなど、そうかやっぱり皆こういうの待ってたんだよなと一人納得したりして。ワーナーのサイトには「天然ソウル・マシーン」って書いてあったけどさ。アルバムにはそれなりにしゃれおつなソウルも入っていますが無視してます。

Cee Lo Green - It's Ok (Official Video)

※トップ、この人どの写真も怖いので和めそうな写真を選んだ・・・