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Sangwoo社長の起業日記

2つのレクチャー

2008-06-06 23:17:37 | 日々のこと
今日は、、興味深いレクチャー(講義・講演)を2つ拝聴しました。

◆「日本の外交政策とリーダーシップ」

まずは、母校で開講された「グローバルリーダーシップ・プログラム」主催の3コマ集中講義。

講師は、国連代表部大使(次席常駐代表)の神余隆博先生、テーマは「日本の外交政策とリーダーシップ」。

講義は、日本の外交の歴史、外交とは何か、歴史問題と外交、多極化する世界、外交と知略、日本外交の課題、外交における人とリーダーシップなどについて行われました。

あいにく、夜に別のセミナーの予約をしていたため、3コマめには出席できませんでしたが、それでも、「外交」についてこれまで知らなかった多くのことを知ることができ、また、様々な側面からの見方、考え方を学ぶ機会をもつことができました。

ちょうど、昨夜の「クローズアップ現代」(NHK)でノルウェーの外交戦略について取り上げられていましたが、外交には国民性や文化が現れることについても触れられました。例えば、外交の歴史が浅く、バザール文化がない(=日常生活の中で交渉(例:値段交渉)の習慣がない)日本は、右往左往するタイプなのだそうです。

講義の内容は、もちろん学ぶことや感じたことも多かったのですが、神余先生が講義の最初に話された内容も印象的でした。

 自分で自分を決め付けないこと。
 自分に何が向いているかは自分では分からない。
 人が決めてくれる。
 フレキシビリティを持って、何事にものぞむこと。

社会人生活の中で体験として実感していくことではありますが、若い頃は「やりたいこと」や「夢」に固執するがあまり、「可能性」や「適性」を自ら潰してしまうこともあります。
外交官として30年以上のご経験をお持ちの神余先生から、講義を始める前にあえて発せられたこのメッセージは、外交官や国際公務員を目指す若い院生の胸にしっかり届いたことと思います。

大学院にいた頃は、政治系の講義を受ける機会はほとんどありませんでしたが、卒業後にもこのような機会を与えて頂けることは、本当に恵まれていると思いました。

◆「わたしたちの生き方とパラダイムの変換」

夜は、大阪市内で開催された「アジア太平洋市民大学」の第2回講義に単発で参加させて頂きました。

講師は、吉岡淳さん(カフェスロー代表)と坂田裕輔先生(近畿大学教授)。

日常生活に忙殺されていると、「よりよく生きる」ことや地球のことについてじっくりと考える機会はそうそうないのですが、このような場に身を置くことでその機会を得ることができます。
ここでも知らないことをたくさん教えてもらいました。

平日の夜ということで会社帰りの人が多かったのですが、恐らく会社から派遣されているであろう若いビジネスマンたちも聴講していました。
こういう場に若手社員を送る会社も立派だな・・・と思いました。

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この2つの講義。
テーマも切り口もまったく異なるのですが、共通する内容もいくつかありました。
両方の講義で出てきた言葉、それは、「人生は選択の連続」。
経済学の授業などでも時々出てきますが・・・
私たちは常に何かを選択しながら生きていている。
選んだ道があれば、選ばなかった道もある。

今日、長時間にわたる講義を受けることを選択した私は、受けないことを選択した私より、きっと心が豊になったことでしょう。
良い一日でした

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