うちのポメたち

記録用にはじめました。

一年がたった

2023-06-21 01:28:00 | ペットロス
今日はルイがお空に帰ってしまった日です。
大学病院に転院した日でした。
深夜4時に見回りをしてくださって、その時はまだ酸素室の中で立ち上がって先生の近くに来てくれたそうです。
でも、8時に様子を見た時には眠っているように横たわっていたと。

スキャンをしてわかったことは、肺がもう全て繊維質になってしまっていたこと。空気を受け入れるところはもうなかったこと。
映像を見せていただいときは、言葉が出ませんでした。
病院が用意してくださった白い棺には、研究室にあったという、紫陽花の小さな丸い花が入れてありました。

もうどこにもルイがいない、どこに行ったの? 
姿を見た瞬間にそう思えて、ギャン泣きしてしまいました(クルマの中で)。

よく晴れて、暑い日でした。

近所のパーキングにレンタカーを停めて、棺のルイを連れて帰ったこと、
ドライアイスを買いに行ったこと、
棺に砕いてたくさん入れたこと、
リンはいつも通りに部屋にいたこと、
その日の夜はみんなルイの周りで眠ってお通夜をしたこと。
どれも昨日のことのようです。

翌日に葬儀屋さんがいらして、きれいに祭壇を作ってお花を飾ってくださって、立派な桐の棺に寝かせてくださいました。
葬儀はその翌日になったので、1日ルイと過ごすことができました。前足や背中を触るとフワフワで、元気だった頃と少しも変わらなかった。
それなのに、ルイはどこに行ってしまったのかと途方にくれました。

3か月の闘病でした。
入退院を繰り返し、お薬はどんどん増え、出かける時は酸素ボンベと酸素缶、カラーで作った酸素マスクが必須、あんなに好きだったごはんも食べてくれなくて、最後に抱っこした時は軽かった。

まだ写真も動画も見返すことができません。
そのうち、かわいいな、ってまた見ることができるようになるのかな。

この一年は、
「去年の今頃は」
「あの時ああしていたら」
「ここが好きだったな」
こんなことを思って、ルイの幻影を追いかけながら過ごしてきました。
私は大好きで大切なルイを、
現実を受け止められてなくて、
ヒトにするのと同じように、最高の医療を受けさせてあげたい、絶対によくなる、そう思って、希望を捨てきれずに奇跡を信じて奔走しました。
でも、ルイにとって、それは幸せじゃなかったのかもしれません。
ルイは最後に、「もうどこにも行きたくない」と思っていたようだよ、とある人が教えてくれました。
大学病院に転院して初めての夜に亡くなってしまった。ひとりぼっちで、知らない病室で、自分はどうなるの? って思っていたかもしれない。
なんてかわいそうなんだろう、ひどいことをしてしまったのかもしれない。
きっとお家に帰ってきたかったはず。

犬の幸せってなんだろう、
一年前の私には分からなかった。

ルイが教えてくれたこと、大切なこと、
同じ轍を踏まないように、
犬たちと暮らしていきたいと思っています。

ルイちゃんありがとうね。
忘れないよ。ずっと覚えているからね。

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