山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

9-1 トヨタ(エコプロダクツ2015)

2015-12-17 23:02:58 | 産業・技術


トヨタは、見るものがたくさんあって、まとめるのが大変です。
(9-1 から 9-3 まで3回に分けて書く予定です。)

まずは、水素エネルギーで走る燃料電池自動車(FCV)、“MIRAI”です。



昨年と同じ青い車ですが、今年は縦に真っ2つに切断されており、内部構造がくわしく説明されていました。
(昨年の車を切ったわけではないでしょうけどね。)




・水素は様々な一次エネルギーから作ることができる。
・水素で走るFCVは、エンジンに比べてエネルギー効率が高い。
・走行時に車両から二酸化炭素や環境に負荷を与える物質が排出されることがない。
・約3分の水素の充填で、ガソリン車と同等の距離を走ることができる。
・加速性能がよく、静か。
・大容量外部電源供給システムで、車から外部に電気を供給することができる。

内部

車前部 ボンネット内 パワーコントロールユニット


座席下 FC昇圧コンバーター  FCスタック 


FC昇圧コンバーター  FCスタック  後部座席の下に高圧水素タンク


高圧水素タンク さらに後ろの高い位置に駆動用バッテリー


これが、高圧水素タンク  高い圧力に耐えるように頑丈につくられている。
タンクの穴は、中を見るために展示用に開けられているものです。


車後方から見たところ。 駆動用のバッテリーの下にタンク。 タンクは2個?

そして、水 排水口がある。

ボンベの水素と、空気中の酸素を結合させて水ができるので、それを排出するためか?


これが、主となる燃料電池部分かな?

なかなか、大変そうな装備です。

燃料電池車MIRAI(ミライ)は、700万円代くらいらしいけど、こんな高いもの買う人がいるんだろうか?
すでに注文が国内だけでも3000台は入っているらしいですが・・・。
大きな車に見えますが、定員は4名のようです。各種部品も結構な容積を必要とするし重さもかかるのだろうか?

水素スタンドを日本全国に設置するのも大変みたいだし、水素を生産するのには、やはりそれなりの設備や、エネルギーも必要なのではないでしょうか?

昨年の記事「トヨタ(エコプロダクツ2014)」




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8 マツダ(エコプロダクツ2015)

2015-12-17 00:33:06 | 産業・技術


エコプロダクツ、見学記録の午後の部に入ります。東2ホールの車の会社巡りです。

まず、1番はマツダでした。今年も赤い車です。ソウルレッドです。
昨年は、クリーンディーゼル、赤のデミオでしたが、今年は「ロードスター」です。



“マツダ ロードスター”って、その名は、車に疎い私でも聴いたことはありますが、実物は知りませんでした。こういう車だったのか。2人乗りのオープンカー。
車高が低く、スポーツカーなんですね。

運転席に座ってみると、とても低くて驚きました。アクセルとブレーキがはるか前のほうにあり、足が届きませんでした。(シートを調節すれば届きますが・・・。)
いつも乗ってるダイハツの軽と違って、車高が低く、ボンネットが長くて、こんなの怖くて運転できないなあと思います。

ピカピカの赤、きれいです。普通塗装は外側だけですが、ドアのところは、ボンネットから面が続くように内側まで赤く塗装されており、一体感があってきれいでした。



一般に、スポーツカーって、なかなかエコとは結びつきにくいと思うのですが、マツダは目の付けどころがすごいなあと思います。

一言でいえば、「コンパクト化」し、「軽量化」したということですね。



先行モデルは、排気量が2.0Lでしたが、こちらは1.5Lの新開発エンジンになりました。
そして、エンジン周りのシステムを含めて20kgを超える軽量化を実現したそうです。

ホイールベース 20mm短縮。
全長 105mm縮小
全高 10mm 低減
リアオーバーハング 40mm縮小
フロントオーバーハング 45mm縮小

タイヤも、車体に合わせて、
先行モデル 205/45R17(7J) から 195/50R16(6.5J)へ。

タイヤの幅が205mmから195mmになったってことですね。
ホイールのリム径が17インチから16インチへ。

今年も何かスクリーンで解説が見られるかと思ったのですが、コンパニオンのお姉さんのような人が子供数人を相手に何か説明していました。大人向けはあったのかなかったのか分かりませんが、要するにポイントは「軽量化」という、子供にも大人にも分かりやすい内容だったようです。



シートの断面。こちらも軽量化された構造が示されています。

ブースは非常にコンパクトで、シンプルなものでした。
毎年、シンプルではあるのですが、今年はさらにシンプルというか、それがテーマかな?と思いました。

一昨年は塗装について、昨年はクリーンディーゼルについて、今年は軽量化、ということで、毎年テーマを絞って、内容を変えて展示しています。
マツダは、欲張らず、マンネリ化せず、ブレずに、賢いなあという印象を受けます。

昨年の記事「マツダ(エコプロダクツ2014)」
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