今日は、仕事がヒマなので有休消化のため午前休を取っています。
朝、NHKの連続テレビドラマを見ました。
あの主題歌キライ。なんか合わないのでは?しかも同じようなメロディーの繰り返しでイライラしてきます。そういえば、前の前の万太郎さんのドラマのあいみょんの歌も嫌いだったけど、米津玄師とかやめてもらいたい。この人の歌って全部同じに聴こえるんですけど・・・。
まあ、関係ない苦情はともかく、本日の「虎に翼」(っていうタイトルなのか?)、女が初めて弁護士になる物語のドラマだけど、男女法科学生が一緒にピクニックに行くという話。
そこで、昼ご飯のお弁当を広げるシーンで、よくは見ていなかったんだけど、なんか女性が重箱を広げていたようだった。
ああいうのって、他人でも女が男の分のお弁当を作っていくのが習慣だったんだろうか?
それで、思い出したのが、昔、一番最初に就職した会社での出来事だ。
これは、このブログでも書いたことがあるかもしれない。
私はアパートで1人暮らしをしていて、朝起きたらそのまま電車で通勤し、電車の乗り換え駅のところに駅弁が売っているので、そこで紙の箱に入った弁当を買っていくことが多かった。それ以外は、社内で朝注文を取ると仕出し弁当が290円で配達されるんだけど、これは超粗末でまずかったのだ。
ある日、翌日に近くのデパートの屋上でお昼を食べようと同僚に誘われたので、それならば会社の仕出し弁当はもって行けないから、途中駅の弁当を買うことにしたのだった。駅弁といってもあれはキオスクだったかな?旅の人が食べる豪華弁当ではない。今のコンビニみたいなものだろう。
私はただデパートの屋上に行って、女子社員仲間でそれぞれ自分の弁当を食べるんだと思っていたのだ。
そうしたら、なぜか他の2人は近くの席にいる男性社員まで誘っていたのだった。
当時新卒で入社した1年目で、それぞれにリーダーという仕事を教えてくれる男性社員がついていたのだが、同期の女子は自分のリーダーを誘い、もう1人の1年先輩の女子社員も同じ係の先輩男性を誘っていたのだった。(厳密には、前日に女子社員2人の話を聞きつけた2人の男性が翌日の同行を希望?)
そうしてその同じ係には、私と私のリーダと係長がいるという構成、つまり男3人女3人と係長っていう7名だった。
女3人と男2人がデパートの屋上に昼弁当を食べに行ったので、突然係長と男1人が残されて、はてさて他の5人はどこに消えたんだ?と言う話になったらしい。
それで、あとで係長から、なんでリーダーの男1人だけ誘わなかったんだと大目玉を食らったのであった。係長はおじさんだから除外しても平社員はみんなで行くべきでしょということだ。
それはもっともである。私が自分のリーダーに声をかけるべきだったんだろう。でも、私はその当日まで他の男性社員が来るなんて知らなくて、女3人で行くと思ってたんだから、誘うわけないよね。
・・・
それはともかく、行ってみたら、なんと今朝のドラマみたいなことになっており、私以外の女子社員が、ごちそうを入れた重箱を男性のために広げておったのだ。
えっ?他人の分まで作ってきたの?とびっくりした。
そうして、今日のドラマみたいに、すごいね、おいしそうだね~などという反応と歓声があがったりしていたのである。
一方、私は300円くらいの紙の箱に入った安物1人用の弁当を取り出して食べていたのだけど、男性が他の女子の手作り弁当を称賛したあとに、私に向かって「へえ~途中駅で弁当が売ってるんですか!」と驚いていた。
「ええ、売ってますよ~」
ちなみに、私以外の女性2人は自宅から通勤していた。
一人暮らしでもお弁当を作る人はいるんだろうけど、そもそも私はそういう人間ではなく、うちは朝が弱いのだ。ならば夜作っとけばいいのだろうけど、そもそも料理が好きじゃないのだろう。
うちの母は姉の短大受験のときにも弁当を作らず、姉が試験の合間に駅弁のいなりずしを食べていたというのは、他の受験生の目に入っていて、姉は入学後に「いなり寿司を食べていた人」と言われたそうだ。(この稲荷寿司は実際おいしいので、わざわざ買いに行くくらいである。)
まあ、そんな感じで、自分や身内のためにも弁当を作らない人間なので、他人に手作り料理をふるまうなんていう習慣や価値観が我が家には皆無なのであった。
でも、今日のドラマを見るにつけ、昔から女がお料理を作って人をもてなすもんだというのは常識だったんだなあとつくづく感じた。
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