世界の他の国が、今の日本の立場だとしたら、絶対に五輪を開催しないそうです。
感染が拡大状況で、緊急事態宣言下の東京。
自国の観客も入れないで、何の意味があるのか?もちろん経済効果も儲けも全くないわけです。
なのになぜ日本人は五輪を開くのか?
IOCのバッハ会長に「最も大切なのは、チャイニーズピープル・・・」なんて言われ。
何だとぉ~~~? これほど日本人を侮辱している言葉がありますか!
しかし、その時、顔色一つ変えず正面に座ってバッハに応対していた橋本聖子さんを見ました。
それは、毅然としているように見えました。
そして、私はその時、なぜ日本が無観客でもオリンピックをやるのかわかったような気がしました。
日本は、何の得にもならなくても、任務を全うするのだ。
たとえ、「チャイニーズ」などと言い間違われようとも。
バッハ会長にとっては、日本が中国よりもどうでもいい国なのかもかもしれない。
しかし、そんなことは関係ありません。
日本は、開催国として手を挙げた以上、そのお役を着々と全うするということなんだろう。
楽しかろうが楽しくなかろうが、どうでも良いのです。
アスリートたちが一堂に集まって、競技ができれば良いのです。
日本は、その場を提供するのが役割ということです。
・・・
橋本聖子さんは、本当にオリンピックにふさわしい人です。
1964年10月5日、まさしく前回の東京オリンピックの時に生まれました。
そして、スケートと自転車の五輪選手として活躍しました。
丸川は嫌いだけど、橋本聖子さんは尊敬できます。
この人はやるべきことをきちんとやりこなしていく人でしょう。
静岡県は自転車の五輪会場になっており、今のところ感染予防をしながら観客も入れることになっているそうです。
私にとって静岡県は、身内・親戚・友人なども多く、もしオリンピックによって感染が増えたら怖いなあと思う反面、せめてここでオリンピックらしいオリンピックが味わえたら良いなあとも思います。
川勝県知事も橋本聖子さんたちがきちんと決めた感染予防対策に則って、静岡県の会場を観客ありで開催したいと言っていました。
静岡県は、リニアモーターカー開通工事のため、大井川源流の地下水問題を抱えています。
また、熱海市伊豆山の盛り土による土石流災害もまだ被災地は悲惨な状況が続いています。
沼津市のほうでは、大雨により川が氾濫し、橋が壊れたりしました。
太陽光パネルのために森林が伐採され、県内各地で自然破壊、土石流問題が起こっています。
静岡県も大変だけど、そのほかの県でも、自然災害や新型コロナ感染で日本中が大変な状況に置かれています。
それでも、日本人は五輪をやるってことですよ。そういう国民なんだ。
政府が勝手にやると決めちゃったと言ったって、国民が選んだ政治家ですからね。
にほんこくみんが、やると決めたのです。
こうなったら、成功を祈りましょう。
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