めいぷるアッシュEnnyの日々是好日

ドリアン助川

先日ハンセン(癩病)病訴訟で原告側か勝訴。
1人当たり550万円の支払いを国に命ずる判決。
強制隔離された本人だけではなくご家族にも賠償が認められたとニュース報道していた。
当然だろう!550万円!少ないのではと思ってしまった。
それは偶然1週間前ドリアン助川著「あん」を読んだからだ。
「あん」には癩病患者の過酷な運命や家族が世の中から受けた偏見や差別に苦しんだ事が書かれています。
過酷な運命を昇華していく様は涙無くして読めません。
 
 
映画化もされていて樹木希林さんがその役を演じているらしい。
 
 そして「あん」読んでいると「ベン・ハー」を思い描いてしまった。
 
 
 ベン・ハーはユダヤ部族の名門の出、ローマ・ユダヤ総督ピラトの後任として赴任する旧友のメッサラのエルサレム入場を自宅屋上から見ていると運悪く煉瓦が崩れその隊列に落下、ベン・ハーは旧友のメッサラに不慮の事故だと訴えるがガレー船送りになり一家は没落する。
 
 
カルタゴだったか?の海戦でベン・ハーが乗った船は沈没、鎖を切断して奇跡的に脱出、気がつくと大きな残骸の上に艦隊の司令官と2人きり。
司令官は沈んでいく船を見て海戦に負けたと思い自殺しようとするが、ベン・ハーは死なせまいと司令官を殴り気絶させる。そこにローマの軍艦が司令官救出に来て、海戦に勝利した事を知らせる。司令官は名門の出、命を救ってくれたベン・ハーを息子に迎える為ローマの凱旋パレードで皇帝に許可をもらう。
晴れてローマの名門貴族になったベン・ハーは各地の戦車レースでその名を轟かす。しかしベン・ハーの心にはエルサレムで別れた妹や母を片時も忘れていない。
そして名門の貴族、戦車レースの勇名をエルサレムに戻り妹と母に再会しようとするが、妹と母は死の谷にいると明かされる。
死の谷は癩病者がひっそりと生活する所と知ってベン・ハーは愕然ととする。
昔の召使いが届ける食料が無くなっているので妹と母がまだ生きている事を確認する。
妹と母は醜い姿を見せまいと会いに来たベン・ハーに会おうとしないが再会を果たす。
 
そして戦車レースでメッサラに復讐を果たす。
 
 
癩病の起源は知りませんが、紀元前それ以前から現代に至るまで忌み嫌われ、偏見や差別が連綿と続いて来た。
この国は人権部分は後進国ではないでしょうか。
 
お休みなさい。
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