第18回開高健ノンフィクション賞を受賞、そして山の話とくればすぐに読んでいたのですが、著者が難しい表情をしていたのと、当時栗城氏の薄っすらと伝わって来ていた風聞から読むのを躊躇していた。はや刊行から3年が過ぎていた。2020年11月刊 河野啓 著後味が悪い読後感だった。栗城史多氏が沢山の人に夢と希望を抱かせたことは否定できない。しかし登攀過程の虚はどうなんだと言ってる。「ニートのアルピニスト」と売り出し多くの若者から支持を集めた。誰が見ても無謀なエベレスト南西壁単独登攀撤退時(7300m)に滑落死。2018年 享年35歳