めいぷるアッシュEnnyの日々是好日

湖北の古刹

ここは長浜市高月渡岸寺の向源寺。
(高月渡岸寺は地名)
ここには全国七体ある国宝十一面観音像
そのうちの一体があります。
機会があれば拝観したいと常々思っていました。

そのきっかけは
井上靖著「星と祭」にここ湖北の十一面観音像が
書かれているからです。

境内にて



向源寺門前、めいぷるアッシュはここまでだよ



優美、官能的、今にも動き出しそうです。
なぜ手がこの様に長いのでしょうか。
国宝11面観音像

像高195㎝ 撮影禁止の為カタログから

製作時期は
天平7年とあるが、平安初期ではないか?とか
諸説ある様です。

織田徳川軍と浅井朝倉連合軍が姉川で交えた
時は村人が像を守る為に地面に埋めた。
そうやって長い時間(とき)を護ってきたそうです。

顔は日本系、半島系でも大陸系でも無くインド系
ただしインド系にしては下唇が少し薄い?
衣服の造作一つ一つとってみてもインド的
なんだそうです。

ある研究者が「インドから来た仏師が一体だけ
彫って戻ったのではないか?とか諸説有るのは
この像がいかに魅力があって霊的かを物語ってる
と思います。



お休みなさい。
ご満悦のめいぷる


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