人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

本当は東京が危なかった・・・データを出せない政府

2011-05-05 15:32:00 | 福島原発事故
 



■ ようやくデータが公表され始めた ■

各地の土壌汚染のデータを文部科学省が公表しています。
https://spreadsheets.google.com/pub?hl=en&hl=en&key=0AjgQ0pwrXV8YdGJORHAzdi1qMlFldUMwRkl4V3VfN0E&output=html

意外なのは東京(新宿区)の汚染が福島よりも高い数値である事です。

私はかねてから、15、16日の最大の汚染は関東に降り注いでいると、フランスのデータから指摘していましたので、何の疑問もありません。

むしろ、データが18日からなのが引っかかります。

原発事故当日から、文部科学省は当然、各地の計測をスタートさせているはずです。
当然15日、16日の東京のデータもあるはずです。
でも、公表出来ない・・・・何故か・・・。

きっとそこにはスゴイ数値が記録されているのかもしれません。(と妄想してしまいます)
核種もヨウ素131やセシウム137だけでなく、ウランやプルトニウム、アメリシウムなんてレアな核種も混じっていたかも知れません。(と妄想を逞しくしてしまいます)

ちなみに15日の汚染状況を伝えるフランスのサイトの画像です。



でもね、こんな被爆は怖くないんです。
「LNT仮説」を信じていなければ。

それに、済んでしまった事は悔いても仕方ありあません。

「政府も報道も何も本当の事は伝えてくれないんだ」という有意義な教訓が得られただけでも、あなたは幸せです。でも、だんだん心が捩れてくる自分に悲しくなったりもします。

案外、「知らないのが一番幸せなのかも」知れません。


本日、3号機の状況を説明するyoutube画像と、東京の汚染に関するデータが手に入ったので、私としては気持ちが落ち着きました。「やっぱりね」っていう変な安堵感。

ここ2ヶ月間連載した「福島原発シリーズ」も本日でひと段落させようかと思います。
後は通常営業に戻って、新情報が入り次第「原発情報」を追加していきます。

皆さん今後も「人力でGO」を宜しくお願いいたします。




「LNT仮説」の問題点に関してては、下記の資料が分かり易くまとまっています。
http://homepage3.nifty.com/anshin-kagaku/kaneko.pdf

<追記>

あれ、文部科学省のデータ、良く見ると福島や宮城のデータに「-」が並んでますね。
アチャー、騙されちゃいました。
東京の放射能汚染が高いのでは無くて、放射能汚染が高い地域のヤバイデータが意図的に隠されているのですね。

文部科学省、こんなミエミエのデータを公開していいの?
これじゃあ、「隠蔽」って非難されても仕方が無いですね。



反原発派は既に勝利している・・・建設的論議を期待します

2011-05-05 11:01:00 | 福島原発事故
 



■ 「レベル7」事故 ■

福島第一原発の事故によって大気中に放出されたヨウ素131の量は保安院の発表では63万テラベクレルです。

ヨウ素131の1(Bq)の質量は2.2x10_-16乗です。
63万テラベクレルは63x10_16乗(Bq)なので、掛け合わせると、放出されたヨウ素131の質量が算出出来ます。

138(g)が今回の福島原発の事故で大気中に放出された放射性ヨウ素131の質量です。

これが多いか、少ないかは判断の分かれる所ですが、チェルノブイリの1/10である事は確かであり、レベル7の規定に当てはまる事も確かです。

■ 福島事故はチェルノブイリ以上の事故になる可能性が高かった ■

疑惑の3号機爆発の原因を推測する映像がアップされています。
http://www.youtube.com/watch?v=P4KXX24Dv1U&feature=channel_video_title

① 格納容器も圧力容器も赤外線画像では無事らしい
② 爆風が上に抜けているので上が開いた構造での爆発
③ 燃料プールでの爆発が疑わしい

④ 衝撃波が発生する爆発は、水素爆発では起こらない
⑤ 一瞬火炎が見える爆発は、水素爆発では起こらない
⑥ この破壊力を与える爆発の原因は、燃料プールの即発臨界が疑わしい

⑦ 原発から2マイル離れた地点に多数の燃料棒の破片が落ちている
⑧ アメリウムやウラン、プルトニウムの微粉末がハワイや西海岸やニューイングランドで観測された
⑨ 爆発の黒い噴煙は、燃料棒のウランやプルトニウムが爆砕したものだろう

いろいろ最悪のパターンを想定していた私ですら、にわかには信じられません。
15、16日に東京に降り注いでいたのはプルトニウムやウランだったのかも知れません。
(ウランもプルトニウムも半減期が長いので、微量では私は全然怖くありませんが・・)

たまたま、爆発時の風向きが海に向かっていたので、周辺地域は甚大な放射線汚染を免れましたが、もし、風が陸に向かっていれば、周辺地域はチェルノブイリ並みの汚染が広がっていたかもしれません。

■ 私の考える福島第一の現状(妄想) ■

1号機

① 地震で圧力容器の再循環系の配管が破断
② 既存冷却系での冷却不能に
③ 消防ポンプで圧力容器に注水するも、ダダ漏れ
④ 菅首相の指示で海水を格納容器に注水
⑤ 事実上の水棺状態に事故当初からなっている
⑥ 圧力容器底部に溜まった燃料が、局所臨界を繰り返している

事故直後に圧力容器の圧力が8気圧まで低下
20日以降も、圧力容器底部の温度が400度もありながら、圧力容器内の気圧は低い
半減期が短い放射性ヨウ素131の量が一向に減らない

2号機

① 格納容器から水漏れしている
② 圧力容器の温度は低いので、圧力容器とその配管は無事らしい
③ 比較的順調に冷温状態に移行できそう?

3号機

① 1号機と同じ状態か、爆発の影響で配管系の損傷は1号機以上
② 燃料プールは瞬時臨界爆発を起こした恐れがある
③ ほとんど手の付けようが無い状態。
④ 水棺化でどうにか冷やしている。

4号機

① 燃料プールはひび割れて漏水している
② 常時注水が必要
③ 開いた原子炉状態なので、大気中への放射性物質の放出は一番多かったのでは

■ 問題の本質は政府の隠蔽体質 ■

上の記述は私の妄想ですから、「風評」の類に相当します。
しかし、そういう妄想を刺激するのは、政府が事の重要さを隠蔽しているからです。

私は原発事故の初動において、菅首相の陣頭指揮は決して間違ってはいなかったと思います。

しかし、周辺住民の避難や、15、16日に東京に降り注いだ放射線(量は不明)に関する情報の隠蔽は決して許されるべきものではないと思います。

原子力災害においては「最初に逃げろ」が基本です。
大量の放射線は、事故の初期に放出されます。

① 近隣30Km圏の避難
② 学校の閉鎖
③ 首都圏の外出を控えさせる

この3点が初期被爆を防ぐ上で、必要な処置でした。
政府はチェルノブイリから何も学んでおらず、国民の生命を危険に曝しました。

パニックを恐れての事とは思いますが、海外や関西に脱出した外国人の反応が正しく、日本人の対応は原子力事故や、核戦争を想定した訓練がされていない事の危なさを露呈しました。

未曾有の津波被害で混乱していたとは言え、原発事故は地震とセットでやってきます。危機管理の甘さが露呈しました。危機が発生した場合は、アメリカの例を見るまでも無く、フェーズや状況毎のマニュアルを作成しておいて、粛々とそれを実効すれば良いのです。


■ 原子力発電所は廃止すべき ■

前回の記事ではありませんが、原子力発電所の事故の被害は甚大です。
一方でその対策はいたってお粗末です。
今回の福島とて、奇跡的な幸運が重なってチェルノブイリの1/10の規模の事故で収まっています。しかし地下水や海洋汚染まで考えれば、放出放射性物質の量は、チェルノブイリ以上です。


① 日本の経済が被った被害は、海外の風評被害も含めて多大
② 東京の首都機能に制約を受けている

この点だけ考えても、原子力発電を維持するメリットよりもデメリットが高くなります。
地震の断層に真上にある浜岡原発が、いつ地震で同様な事故を起こすか分かりません。

① 福島の事故は津波による電源喪失では無い
② GEのマーク1原子炉が構造的に抱える冷却材喪失事故である
③ ヨーロッパでは既に対策がされているが、日本は対策されていない
④ マーク1は配管が炉の下側に接続されているので、配管破断で冷却材が喪失する

■ 原発廃止へのロードマップ ■

反原発派は自分達が既に勝利の果実を手にしている事に気付いていません。
日本において新規原発は既に建設出来ません。



① 新規原発の建設は、原発の安全性が確立するまで凍結
② 東海地震で事故を起こす恐れがある浜岡原発を速やかに停止する
③ 今回の事故原発と同型のGEのマーク1以前の原子炉を停止する
④ 耐用年数の延長を禁止する法律を作成する
⑤ 耐用年数を迎えた原発から、廃炉になる
⑥ 30年後には、ほぼ全ての原発が廃炉になる

どうでしょう、これなら経済のインパクトも少なく、原発が日本から無くなります。

① エネルギー効率85%(廃熱の利用を含め)のガスタービン発電を推進しする
② 送電網を電力会社から分離して、発電事業者の売電コストを下げる
③ 省エネを推進する
④ 自然エネルギーは災害時のバックアップとしての位置付けとする。
⑤ 自然エネルギーのストレージとして、電気自動車を活用する
⑥ ナトリウム蓄電池など、新世代の低コストな蓄電池を開発する
⑦ 新世代の安全な原子炉の開発を行う

どうでしょう、電力会社は困りますが、ガス会社は喜びそうです。

問題は原油やガスの価格です。
中東有事から、原油高騰が発生すれば、原子力への依存が捨てられないかもしれません。
それでも、浜岡と耐用年数を過ぎた原発は止めるべきです。

■ 反原発論者の本当に敵は「LNT仮説」 ■

反原発論者達は事実上の勝利を手にしているのですから、それを実現する政党を選べば良いだけです。そして、政策の主軸は、「原発の廃止」では無くて、「浜岡を止める」にすべきです。これなら自民党も納得するはずです。

今後は活動の主目的を、「LNT仮説」の検証に向けるべきです。

「低線量率放射線」の安全性が確立すれば、多くのメリットがあります。

① 避難地域が縮小できる
② 食物や水の汚染の心配が縮小する
③ 原発の事故の補償費が縮小できる
④ 放射性廃棄物の管理が容易になり、廃炉が促進される

さらに「放射線ホルミシス効果」が立証できれば

① 様々な疾病に対する治療効果が期待できる
② 比較的安価な医療なので、医療費削減が可能?
③ 抗がん剤など、副作用の強い医療への依存度が下げられる
④ 体に優しいので、高齢者医療に適している

さて、私達は今後どう放射線や原発と付き合っていくのか、今こそ建設的に議論すべきです。

チェルノブイリを振り返る・・・福島と何が違うのか?

2011-05-05 08:30:00 | 福島原発事故
 



■ 「反原発」で「反LNT仮説」 ■

人力でGOは反原発です。
人力でGOは反LNT仮説です。


「おいおいそれは矛盾しているだろう」という突っ込みが聞こえてきそうですが、理由を説明します。

■ 「チェルノブイリ事故」の凄まじさ ■

デシウカバリーチャンネルが放送したチェルノブイリ原発事故の、素晴らしいドキメンタリーがアップされていたので紹介します。

http://shachoublog.net/nyu-su/cherunobuiri-douga.html

① チェルノブイリは福島の10倍の放射性物質を撒き散らした
② 炉が一瞬で崩壊した
③ 炉が崩壊したの冷却出来が不可能
④ 放射性物質が完全に露出していた
⑤ 軍がヘリコプターで上空か砂やホウ素、鉛を大量に投下し初期の封じ込めを行う
⑥ 地下から原子炉下にアクセスして、燃料溶融物が地下水に到達するのを防いだ
⑦ 最終的に高さ100mのコンクリートの巨大な建屋で封じ込めた

放射線の量と被曝の規模

① 初期消火の消防隊員は28人全員が急性放射線障害で死亡

② 原発敷地内の放射線量は2080(レントゲン/h)=20.8(Sv/h)・・・(急性致死線量は4Sv/h)
③ 軍の初動部隊は、この高放射線の中に投入された

④ ヘリコプターからの砂とホウ素の投下が行われる
⑤ ヘリパイの被曝量は1回の飛行で50~60(mSv)
⑥ 一日33回も飛行したパイロットも居た。作戦は二日間行われた
⑦ ヘリコプターパイロットは27人が急性放射線障害で死亡

⑧ 燃料の温度を下げる為、ヘリコプターから2400tの鉛を投下
⑨ この作戦に従事した600名のヘリコプターパイロットは全員生存していない

⑩ 石棺ん建設に先立ち、汚染された残骸を遠隔操作の機械で撤去するが、放射線で故障
⑪ 人力で高濃度に汚染された屋上の残骸を撤去
⑫ 鉛板の手作り防護服で一人10分でリレー形式で作業を行う
⑬ 屋上の放射線レベルは7000(レントゲン/h)=70(Sv/h)

⑮ 50万人が除染の作業に動員される

一方周辺の地域では

① 原発近傍のプリチャピ市の事故後1日目の放射線、100(レントゲン/日)=(41mSv/h)
② 事故後3日目に1000台のバスで4万3千人のプリチャピ市民を全員避難させた
③ 手荷物をまとめる時間は2時間
④ プリチャピ市は未だに廃墟である

⑤ キエフ(ウクライナの首都)では5月5日は例年通りメーデーが行われた
⑥ キエフは放射性物質に汚染されていたが、パニックを防ぐ為、公表されていない
⑦ ウクライナの書記長は妻子を連れてメーデーに出席
⑧ ウクライナの書記長は後日、自殺を遂げている

■ 過小評価される「チェルノブイリ」 ■

チェルノブイリ原発事故の死者数はIAEAの発表と、ソ連の主張、民間団体の主張で大きく異なります。

① ソ連の正式発表では事故の死者数は、原発の作業員と消防隊員の33人

② IAEAの非公開総会でソ連原子力相のレガソフは、死者予測を広島・長崎から類推して4万人と報告
③ IAEAはこの数字を受け入れず、4000人を公式発表とした
④ レガソフは後に自殺している

小児の甲状腺ガンや、妊婦の体調悪化、死産の増加などは、明らかに放射線の影響であり、近年、長期的な放射線の影響の研究が進められている。

■ 過大評価される「微量放射線の影響」 ■

一方、微量放射線の影響は過大評価される傾向にあります。

チェルノブイリ事故で撒き散らされた放射性物質の量は大量で、周辺地域に深刻な健康被害を現在ももたらしています。これは事実です。

一方、低レベルの放射能汚染の実態を過大に報道する番組もあります。
先日「阿修羅」にアップされていたNHKスペシャル「チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染」の内容をいくつか検証してみます。
(元画像は現在はアップされていません)

① ゼルジンスク村は泥炭地質で、放射性セシウムが溶出しやすい
② ゼルジンスク村お土壌の放射性セシウムは1,065(Bq/㎡?)
③ 牧草から検出される放射性セシウムは15,544(Bq/Kg)
④ 牛乳ではさらに濃縮されている恐れ
⑤ ゼルジンスク村の住人は汚染の高い地域の住人と同じ被爆量

ちょと待ったぁ!!!

日本の牛乳の暫定基準値は、200(Bq/kg)です。番組ではジェルジンスク村の牛乳の汚染値には言及していませんが、牛乳で生物濃縮されるならば、かなりの高濃度の汚染が予想されます。この値は日本の暫定基準値よりも高い事が予想されます。住人は牛乳以上に野菜や水から、放射性セシウムを、20年以上も摂取している事になります。



上の図は、チェチェルスク村の健康障害が免疫細胞の異常ではないかと指摘する内容の時示された図です。チェチェルスク村の事故当時に最大放射線量は100(μSv/h)。番組制作時の放射線量が0.75(μSv/h)です。チェチェルスク村の住人は、地元の野菜や食材を食べて暮らしています。現在でこそ0.75(μSv)の汚染ですが、事故当時の一年間の平均放射線量を仮に最大値の1/5の20(μSv/h)とすると、内部被爆まで考慮すると年間被爆量は350(mSv/年)となり、福島の避難地域外と比較してもかなり高いレベルの汚染である事が分かります。チェチェルスク村の住人は、ほぼ食料は自給ですから、事故当時の被爆の影響は無視できないレベルです。

「NK細胞がチェチェルスク村の住人は、非汚染地域の住人よりも異常値が多い」と説明されています。

よーく図を見て下さい。正常値以下の人も居ますが、正常値以上の人も居ます。
ナチュラルキラー細胞(NK細胞)は免疫細胞ですから、NK細胞の増加は、「免疫力向上」のはずです。NK細胞は癌細胞を溶解する働きがあるので、NK細胞の増加は癌への免疫力が向上している証拠と言えます。(癌細胞が発生している証拠でもありますが)

このグラフが正に、放射線ホルミシス効果を裏付けるグラフでは無いでしょうか?

尤も、NK細胞の減少している人も居ますので、チェチェルスク村の放射線が全ての人の健康を促進しているとは言えません。いずれにしても、このデータをNHKと全く逆に読むならば、「チェチェルスク村の様に、食物を通して放射線に長期間内部被曝する地域でも、放射線による免疫向上効果が確認された」となります。

そもそも、NK細胞の減衰や増加の要因が、放射線だけなのか、その他の因子による影響なのかも不明です。

■ 事故処理に当たった作業員の脳細胞の死滅をマウスで実証する ■

番組では、事故処理に当たった作業員の脳細胞が死滅して、記憶力や思考力、運動機能が低下している事を伝えます。能のCT画像を見ると、大脳皮質や脳幹部に近い細胞が死滅しています。

マウスに作業員が被曝した量と同僚の放射性物質をエサに混ぜて与え、脳への影響を調べる研究が紹介されます。



9512(Bq)というのが、投与された放射性セシウム137の量です。多分、体重による補完を掛けていますから、マウスの体重を100g、人間を70Kgとすると、人間では6,665,400(Bq)となります。

ちょっと待ったぁ!!!

これは大変な量の被曝だと思います。
チェルノブイリ原発事故の作業員は、前段で紹介した様に、甚大な被曝をしています。
その甚大な被曝によって脳細胞が死滅する事に疑問はありません。

しかし、番組はゼルジンスク村など、比較的汚染が少ないといわれていた地域での健康被害に触れた後(日本の基準で見ればバリバリの汚染地域です)、高い放射線に被曝した当時の作業員の現在の健康障害を紹介しています。

これは意図的で無いとしても、問題があります。
視聴者は低線量の被曝でも、脳障害が起こると勘違いしているに違いありません。
さらに、マウスの被爆量を示しながら、人間の被爆量を明らかにしていません。
単なる不注意かディレクターの知識不足の結果でしょうが、示威的に行われていたとすれば大問題です。

■ 「事故」を過小評価し、「放射線」を過大評価する ■


IAEAが「チェルノブイリ事故過小評価」している事は明らかです。
① チェルノブイリの「事故による被害」の重大性が明らかになる
② 原子力発発電所への反発が強まる
③ 新規原子力発電所の建設が出来なくなる

一方でLNT仮説を採用する放射線防護の分野では、IAEAはICRPに従って、非常に厳重で保守的な基準を採用しています。
様は、「微量放射線の影響を過大評価」しているのです。


① 微量放射線には明らかな実害が無い
② 原発建設の妨げにはならない
③ 「対策を講じている」という安全神話さえ流布すれる
④ LNT仮説は原発の高コスト体質を固定化して、利益をもたらす源になる

原子力行政は世界的に歪んだ構造をしています。


但し、子供達の甲状腺ガンや、妊婦、胎児に対する影響は不明な点も多いので、最大の安全を確保する様に心掛けて下さい。