本のフォルムが好きです!
美しく装丁された趣向の凝らした本が大好きで昔趣味の範囲で作りました(って、中は漫画!)表紙と印刷の紙は特殊紙で
レアな紙など探し出しては自作して楽しんだ時期もありました。
本が並んだ姿は美しく写真たくさん撮ってしまいます。

※私の家ではありません

↓散乱

図書館の日という事で図書館の思い出もあわせまして
私が成人するまでに全て読み終えた本の数!!
凄いですよっ!
なんと!!
片手の指の数より少ないです!!
活字大っ嫌い!!本嫌いの子でした!
初めて全て読み終えたのは中2
ショテファン・ツヴァイクの
「マリーアントワネット」
1日、3行しか読めない、それでも疲れ果てる様な私でしたから大変でした。
中高生時代の読書感想文は使い回すか、友達から本の内容を聞いて書くか
本屋であとがきだけ立ち読みしてそれをそのまま書くと言った形で
とにかく活字,本が苦手でした。
ネット時代になり
コミュニケーションも文字になりまして
活字に自然と慣れ
ふと読書にハマったのです
横溝正史「金田一耕助シリーズ」が好きで
サスペンス推理ものが多いです。
理由はテンポが自分に合っている。
古典的なサスペンス推理もの
怪談
好きな国,時代の西洋歴史
美術史
だいたいこれに限られますが
特に歴史、美術史は書く人によって世界観がかなり異なるため
絶対的にこの著者は理解できない!むしろ許せない!!💢
とキレる事も度々ある難しい題材。
価値観,判断が大きく分かれる歴史的見方と美術に関する捉え方の違い,難しいです。
と、愚痴になってしまったので話を戻して
図書館の思い出
学校帰り最初に行った図書館
千代田区図書館
皇居のお堀が手前にあり水との距離が近く…古典的でマニアックなものしか置いてなくて
数も少ない、暗い
「雨月物語」を借りました。
本の数も少なく,古臭い印象…当時の話ですので今は分かりません。
次にお気に入りを見つけ
靖国神社の近くと思われる場所
こちらは沢山の本があり明るく広くてお気に入り。
妖精の本を気に入って よく見てました。
絵本の様にカラーで妖精やベリー,木の実の絵が描かれてました。
この頃地元の図書館が税金無駄に散財して新しくしました!
クラシック音楽のCDの豊富さが他と比べて圧倒的群を抜いていました。
歌を好まず クラシックピアノ曲しか聴かなかった私には夢の様でした。
働いてからは
中央区の豊洲の図書館に行きました。
お目当てが「ルーヴル美術館の絵画作品全集」
展示室も表示されているので目当ての絵画の展示場所を丸暗記して
ルーヴル美術館では大きく役立てましたが
その作品全集は中央区では豊洲の図書館にしかなく、買うと高い。
かなり大きいものなので常時出ているものではなく仕舞われている本ですが…
結局重過ぎて持てず
通販で購入しました。
gooブログより 本の感想書こうぜ!
的に案内が来ていましたが
とてもとても無理なので
お気に入りを一言感想
金田一耕助シリーズ
私より年齢が上の方には今更感が凄いですが
あくまで私の評価です
「三つ首塔」
初めて読んだ金田一耕助シリーズ
最初に選んだ理由はページ数が一番少なかった。
初めての金田一シリーズなので何も思いませんでしたが…
シリーズを読み慣れていたらきっとイマイチと感じたと思います。
評価が分かれそうな作品。
「獄門島」
2番目に薄い本でしたから。
これは美人三姉妹が見せ場となる作品で映像映えします。
特に三女の花ちゃんの場面は人気でpixivにもイラスト載ってます(*^^*)
戦後間もない古い昭和の田舎描写が平成っ子にはたまりません!
「八つ墓村」
昔の田舎屋敷などの描写がなんとも言えない雰囲気を醸し出し
双子の老婆など 書き方が幻想的で美しい。
違った視線で春代を主人公にしても切ない良い物語ができそう。
若い方にこそ新鮮に美しく感じる古い日本の田舎世界
「犬神家の一族」
こちら映像でいじられまくる
白塗りすれば すぐ「スケキヨ」と言われ
映像化も定番となり もう若い方にイジられまくる「スケキヨ」と「足」
私もよくネタにしました!
そんな笑いネタにすらなってしまうも
母の愛、胸に痛く突き刺さる思いをすると思います。
大人の方の方が胸にグッとくる作品だと思います。犯人すぐわかります。
「悪魔の手毬唄」
いつまでも胸に残る作品です。子供のいない私でもここまで切ないのですから 娘を持つ女性ならより心に強く刺さるものがあると思います。
悲しすぎるも美しすぎる作品です。
沢山映像化されてますが
いかに難しいか思い知らされます。
手毬唄が物語とともに耳からもイメージとして印象に残り
この著者の魅力でもある岡山弁と昔の日本の田舎風景の美
うまくやると とにかく美しく、ただただ悲しい。
うまくいかなかった映像作品
バタバタと殺され終わる
事件ドラマです。
いくつかの映像化を見感じた映像化の難しさ!
石坂浩二さん・岸恵子さんの作品が個人的に最高でした!
「悪魔が来たりて笛を吹く」
一番好きな作品です。
舞台が戦後東京。
主人公の伯爵令嬢が最高です。
他作品の女性主人公は皆、美女、絶世の美女で王子様的な男性が守ってくれますが
こちらの主人公は異例の不美人!
美しくないので母からも愛されず。
戦後GHQに爵位も奪われ、残った屋敷も
焼け出された親族らに乗っ取られる。
そんな中で心の支えだった
フルートを吹く父親が自殺。
そして
フルートの音色と共に屋敷内見え隠れする父の影…
幻想的に霧の様な
フルートの音色に包まれている様な感覚
不美人な主人公の少女には守ってくれる男性は現れません。
自身で周りの人間を守っていこうとする
強さ、逞しさ、そして伯爵令嬢らしい美しい品のある口調…素晴らしく魅力を感じます。
幻想的で品のある美しい作品です。
「仮面舞踏会」
犯人がただ可哀想!
本人ではなく影の悪人の恐ろしさ…ゾッとします。
金田一シリーズに登場する女性達の名前は皆古風ですが
珍しく16歳の少女「美沙ちゃん」が登場します。
今の時代通用する名前ですが
美沙ちゃんは昭和18年生まれ。
昭和34年の舞台で祖母からDQNネーム扱いをされていた姿が
近年のDQNネーム問題を彷彿させられました。
「夜歩く」
売れない小説家が主人公
ドキドキする展開!
どんでん返しが面白かった作品です。
犯人!!!!!
こういう書き方するわけですね!!
DNA鑑定って最近のものなのかな
今の時代では通用しない工作
逆に新鮮です!
「幽霊男」
これは美しくない!
犯人に全く同情も出来ない
何の魅力もない。
「悪魔の寵児」
犯人がいかにも悪そうなこんなタイトルがついてるけど…
いやいや、普通そうなるよね!
誰が悪魔の子にしたのか!?
元凶がハッピーエンドになっている!!💦💦
どれだけの犠牲を出してラストハッピーになってるんだ!?
ちょっと納得いかない。
主人公が好印象だったのが救い。
むしろ
「幽霊男」の犯人こそ悪魔の寵児だ!!!!
「女王蜂」
他作品の主人公達の中でちょっと好感持てない主人公。まさに女王蜂の様に感じてしまった主人公。
ただ綺麗に面白くまとまったお話し。
「この闇と光」

森の奥深く囚われた盲目の王女・レイア。父王からの優しく甘やかな愛と光に満ちた鳥籠の世界は、レイアが成長したある日終わりを迎える。そこで目にした驚愕の真実とは……。耽美と幻想に彩られた美しき謎解き!
↑
あらすじ引用
文字遊びです。文字・でしか作れない美しい幻想世界。
主人公が盲目で姿形が見えないため
読者も文字しか見えず 主人公レイア同様に頭の中で想像して世界を描くしありません。
レイアの擬似体験ができます。
絶対にネタバレしてはいけないお話しですので
興味ある方は感想レビューなど見ないでください。
どんでん返しがあります。
映像化不可 文字でしか楽しめない作品。
「ワルキューレ」

書き出すと興奮して止まらなくなるのであえて書きませんが 深く考えさせられます。
昔第一次,第二次大戦の実際に起きた悲惨な歴史を
そのままでは少年少女に受け入れにくいからと
ギャグを交えたファンタジー漫画にして
受け入れやすい形にして伝えていこうとしてましたが
長時間通勤で働き,夜中に漫画描きで結局体調を崩して途中で止まってしまったという事があり、その際にも大分参考にした作品です。
ネットの時代になり戦争史は個人の手記、書き込みから
直接関わらなくてもどこからでも情報収集が可能になりました。
戦争史ではかなり熱が入りますが 同世代,若い世代には理解されずドン引きされる始末です。
逆に老人の方からはかなり喜ばれます。
ヒートアップすると蕁麻疹起きるかもしれないので
ここでやめます。
「死相学探偵」1〜7巻

表紙買いです!全部の表紙が青年と可愛い猫ちゃんで
ついついそれだけで買ってしまいましたが
面白くて止まらなくなりました。
他人の死期が見える(時期、理由などは分からず)
特殊な能力を持つ為,親から捨てられた様なもので祖父母に育てられ 心の傷から性格難ありコミュ障主人公
と 一緒に育った猫←笹かまぼこ大好き
性格問題を治し成長させる為 特殊能力を生かし探偵業を祖父に勧められ
巻が進むごとに成長していく姿が見れる。
刑事との漫才の様なやりとりがまた笑えます
2巻の「四隅の魔」は特に怖い!
ライトノベルの様な読みやすい本
まだ未完。
中野京子
美術に興味のない方でも興味が持てる
絵画の見方,歴史背景をわかりやすく
楽しく読める
お気に入りの作家さんです。
図書館では常に貸し出し状態

宮田珠己
旅のエッセイを書かれてまして
かなり笑えます!

「十二国記」
公式サイトより引用
我々の棲む世界と、地図上にない異世界〈十二国〉とを舞台に繰り広げられる、壮大なファンタジー。
二つの世界は、「蝕」と呼ばれる現象によってのみ、行き来することができる。〈十二国〉では、天意を受けた霊獣である麒麟が王を見出し、「誓約」を交わして玉座に据える。選ばれし王が国を治め、麒麟がそれを輔佐する。しかし、〈道〉を誤れば、その命は失われる。気候、慣習、政治体制などが異なるそれぞれの国を舞台に、懸命に生きる市井の民、政変に翻弄される王、理想に燃える官史などが、丹念に綴られている壮大な物語である。


