ぷぅ のおまぬけな日々

なんだかしらないけど・・・ぼんやりしすぎなぷぅのつぶやきを

Shingen の日々

2010年03月24日 23時48分00秒 | 観劇

「SHINGEN~風林火山落日~」 (ハムレットより) にどっぷりの日々を送ってました

メールもうたず、ブログも書かず

ちっちゃいぷぅから、安否確認のメールが届くくらいの、音信不通っぷりでした

Shingen
オープニング

サムさんが振り付けたという、オープニングは共演者さんからの前評判が高く
どんななんだろうと期待度満タン

舞台中央に存在感たっぷりの信玄(作・演出 脇太平さん)

堂々あらわる信廉(サムさん)

そして、わらわら湧き出てくる家臣達。
信廉を取り囲み、重心低く、眼光鋭く滲みよってくる

そして、始まるストンプ
その踏み鳴らす足音は、客席まで響き揺らし、臨場感が高まる。
続いて、武田勝頼側近・重住リョウさん振り付けの剣舞
重住さんと次賀さんを中心に、繰り広げられる剣舞に釘付け。
早くて、これまたすごい気迫。

こんなの初めて観る~。時代劇って、-CHUJI-しか観たことないし。

そして、信玄の元での雄叫び

向かうところ敵無しだった、武田軍の強さが伝わる素晴らしいオープニングでした

場面変わって、勝頼(和泉元彌さん)と、その母・由布(汀夏子さん)の舞。
動から、静へ。勇ましさから、優雅へ。

お話は、「戦国シェイクスピア」の名の通り、武田家とハムレットが重なって進みだす。

勝頼ハムレットと、信廉クローディアス。

勝頼ハムレットの、信廉クローディアスへの疑惑は、狂言で語られる。
それも、織田軍のくの一の女性達によって

狂言は、和泉元彌さん直々のご指導だったとのこと。

盛りだくさんな、SHINGEN。

和泉元彌さん演ずる、勝頼ハムレットの「酔」と「素」ふたつの表情で演じられるシーンが好きでした。
「素」から「酔」に表情が変わる一瞬に、いつもみとれてました。
その瞬間、勝頼ハムレットの顔が、凄く美しかった

みんなの涙を誘っていたのは、馬場政信役の鼓太郎さん

勝頼との友情、信廉との信頼関係。
それが父、妹を殺されたことにより崩れ去る。(そりゃそうだ

だが、最期には、憎しみきれず身を呈して勝頼を守って死んでいく姿に、みんな

徳ちゃん演ずる、織田信長でかい186センチにちょんまげがあるからか…

絶対、台に乗ってると思った。乗ってなかったけど

武田家を滅ぼす、敵・織田軍 敵なんだけど、魅力的なキャラがたくさん。

徳ちゃんの織田信長は、野望ほとばしる目つきが強烈。

高野ひろゆきさん演ずる、秀吉・さるは、チョロチョロチョロチョロしながらも、抜け目なさそうやし
次賀慎一郎さん演ずる、明智光秀は、いかにも頭が切れそう。

そして、くのー女の人でもこんなに動けちゃうんだ…という気持ち。
くの一と、武田軍百足衆の戦い

飛び加藤が、飛ぶ!飛ぶ!くの一も飛ぶ。
この殺陣は、涙が出る殺陣でした  「かしらーっ」

信廉クローディアスの苦悩と、狂気の勝頼ハムレット 。

信玄の影武者として、甲斐の国を守ろうとしていた信廉と、
京を落とそうと信廉や重臣達の意見も聞かず先走る勝頼

破滅へ向かっていく武田家

最期は、戦う勝頼と、勝頼を守るべく戦う武田家重臣・家臣達、そして信廉。破滅

笑うシーンはなかったけど、観るたびに思いが深まっていくSHINGENでした。
再演があれば、ぜひみんなも観てね。

終わってから、書くなってか(苦笑)

もちろん、信廉さま目当てで行ったのですが、すべての登場人物に愛着がわいてしまい終わってしまった今、さみし~

 ぷぅ


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