幕末侍伝説 CHUJI 観てきましたよ~
2年前、サムさんが初めてWAKI組の舞台にでたのが、このCHUJI。
あたしはちょーど転勤前で、会社の中が大変な時期だったなぁって思い出した
2年ぶりの再演。再演とはいいながらも、役者さんも役柄もかわっていたので、新しいものとして観ました
忠治一家は素晴らしかった~
和泉元彌さん演ずる、忠治親分に仕立てられた村上長治郎。
緩急のつけかたが素晴らしい。ゆるめたら、思わず笑ってしまうし、締めるとスッと空気が変わる。
サムさん演ずる、円蔵さんとのやり取りには、笑わされたり、泣かされたり
最高、最強のコンビでした、。
そのサムさん。円蔵さん。
前回の円蔵さんは、60才代の方が演じられてたので、落ち着いた役すんのかな?
とか思ってたら、そこはサムさんだから
お酒飲んで、やっぱり惚れられて、練って、引っ張って、戦って
笑わせて、泣かせて・・・ステッキーな円蔵さんでした
忠治一家のことを書き出したら、めっちゃ長くなりそうなので・・・ひとりだけ書きます。
もぉーすっかり虜になってしまったのさ 吾作 LOVE
いぐち武志さん演ずる、百姓から忠治一家にはいる吾作さん。
いぐちさんは、普段は頭を丸めてはるし、あまりにも強烈なお百姓さんだったから
”これは絶対冗談だ。きっとあのヅラはどっかで飛んで、みんなを笑わせるんだ”と思ったわけ。
もちろん、飛ばないけど(笑) 本気でそう思ったんだよね。
そこから、あたしの視線は吾作に釘付け
戦いの場面で、壺振りの壺を持って、まったく役にたってないけど気迫満々なとこ。
巌鉄に弾き飛ばされるところ。これまた、権太に弾き飛ばされるところ。
仁義を教えるところ。
本気で吹き出すあたしであった
人と違うところで吹いちゃうから、Yちゃんにこづかれること数回 だって面白すぎやもん。
そんな風に力いっぱいせいいっぱいのキャラで笑わせて、2幕では泣かせてくれる
吾作さんは素晴らしかったー
忠治一家、お百姓さんみんな、脇代官一族、殺陣シーン、どれもこれも気合の入った舞台でした。
充実の2時間半でした ありやとー
と、ここで・・・なぜCHUJIが素晴らしかったと書かなかったかというと。
どうしても受け入れられないことがあったから。
十手持ち・浅太郎と共に、梅若一座が殺されてしまう場面。
村上長治郎の手配書に、お尋ね者以外のものが描かれてた。多分、日替わりで・・・いろんな似顔絵とかが・・・
それはいいとして・・・(前のほうの席だと、透けて見えちゃうんだけど)
お尋ね者を見逃した罪で、お代官様に皆殺しにされる前の場面でその手配書をみて、ガマンできずに下向いてにたついてしまう踊り子がいた。
緊迫した状況のはずなのに・・・恐怖の顔しようとしても、どこか笑いを我慢してる顔。
目に入ってしまったのだ キモチの温度が1℃下がった。
皆殺しにされて・・・客席向いて死んでいる一座の長は、風邪を引いていたのか泣いていたのか
鼻をすする音が客席に聞こえ続けた。つばものんでた。抱えられて、ライトがあたる一瞬のみ死んでた。
涙ひっこむわ・・・
他の人は全員全力で汗や涙を流して演じてるのに。それが伝わるから、その世界に入っていけるのに。
サムさんが大好きだから、100%の力で舞台にあがる人と共演してほしいと願うファンでした。
ぷぅ