いろんな人生が

一昨日、数十年ぶりの友人のお宅に遊びに行って来た。

彼女と私は同じ頃に結婚し同じ月に第１子を出産しました。

年齢は私より5歳上。

ご出身は石川県。

とっても優しい話し方をする方です。

神奈川県には友人もおらず

ご近所に住んでいてすぐ仲良くなりました。

同じ県内ですが、パパさんの転勤で私は引っ越し。

彼女もご主人の転勤で同じ県内ですが引っ越しました。

それから、数回お会いすることはあったのですが

最近は年賀状のやりとりだけになっていました。

 

パパさんが余命宣告をされたころ、彼女から数年ぶりに電話をいただきました。

彼女もご主人を亡くし３年経った頃でした。。。

家ではパパさんがいるので色んな話ができないので

外から携帯で連絡を取って慰めてもらったり

アドバイスをしてもらったりしていました。

 

今月、喪中のハガキを送ったことで彼女から連絡をもらい

会う約束をし、私が彼女のお宅に遊びに行きました。

彼女の住む団地に着き、外で出迎えてくれた彼女をみたとき

「ずいぶん老けたなぁ」と思いました。

きっと私もそうでしょうけど(笑)

若いころの松坂慶子似の美人の彼女。

でも、面影は残っていて、いまでも美人。

 

話が弾み、ご主人の闘病の話になりました。

精神的な病を抱えたご主人。

私は亡くなる2～3年前に発症されたのかと思っていましたが

引っ越した頃から。。。

もう、30年以上前から入退院を繰り返し、壮絶な生活を送られていたそうでした。

その間、ご主人と一緒に我が家に遊びに来てくれたことがあったのですが

まったく気づきませんでした。

話を聞けば聞くほど大変な病気。

統合失調症・・・昔は分裂症と言われていました。

看病は想像を絶していて。。。

そんなに苦労をしていたんだ。。。

彼女が可哀想で気の毒でたまりませんでした。

何不自由なく育ったお嬢さんだった彼女でしたが

金銭的な苦労もされていたそうで。。。

何も知らなかった私は本当に能天気だった。

もっとも、そんな生活だったことを知られたくなかったんだろう。。。

 

そんな重い話だけでなく楽しい話も沢山してきました。

これから私たちは何年生きられるかわからないけど

これからは自分の人生を楽しもうね～と

また会う約束をして帰ってきました。

 

 

運転していても気が重く帰りに寄った圏央道の厚木PA

沢山の人がバスから降りてきました。

この方たちもいろんな人生を送っていらっしゃるんだろうな～

私も今年は色んなことがあって忘れられない年。

パパさんが亡くなって半年経った。。。

彼女の家から富士山がみえました。

朝はもっと綺麗に見えていたそうです。

 

帰りに彼女のお得意の手作りのケーキを手土産にいただいてきました。

 

 

遊びに来ていただいて　ありがとうございました。

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