木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

TPPと農業

2015-10-21 23:48:45 | 食物
TPP 一言で言えば「関税撤廃」ということらしい
何やら難しい話でずっと敬遠してたし、これからも深入りはできないだろう
ただの関税撤廃ならそれで終わり
ところがどうも話はそう簡単ではなく、輸出入品一つ一つにあらゆる条件が付く
それでもいずれは関税を無しにしようとする試みのようだ

三橋貴明という人がいる
いつも読んでる政治ブログランキング人気No.1の人だ
この人はいろんなメディアに出ながら年間10数冊の本を出し
メルマガを発行しながら毎日ブログを更新する
多分ツイッターやFBもやってるんと違うだろうか
とにかく桁違いの情報を発信している
おまけに言ってることはそう簡単でもない
だからわからんことが山ほどある
山ほどあるから読み切れない時も多い
その中でちょっと気になることがあった

TPPで農業品目を無関税にすれば日本の農業はどうなるのか
一部では日本の農業は素晴らしい技術があるからそういう品に特化して世界中のどこにもない美味しい作物を提供すればいい
という声も聞こえる
実はこれも本当なんだが、特別農業だけが潤っても一般農業が衰退すれば日本の農業は本当の危機に陥るに違いない
それは僕らの仕事がそうだったからその未来も何となく想像できる
卓越した技術を持って製品的なセンスも持ち得て逆境の中で成功を収める一部の勝ち組企業はあるでしょう
例えば僕らの仕事でもそういう会社はあった
ドラムのスティックを作ってる会社だ
個人でやってたこの会社はこの逆境の中で大成功を収めた
僕らと同じ業種なのにだ
そのほかの同業者を見てみると、そんなところは一つもない
ろうそくの明かりが消えてゆくように一つ二つとその玄関を閉じてゆく
今はもう絶滅危惧種だ
もし僕らのような仕事がなくなっても何とかなるかもしれない
ところが農業はどうだろう

三橋貴明はそれは絶対に阻止しなければならないと説く
日本の農業が廃ってまた輸入に頼る度合いが強まればそれは日本国の一大事なのだ
今はいい なんとかなるから
でももしどこかで大飢饉が発生して日本へ食物が入らなくなったら・・・

実はそういう危機想定はどこの国もやってる
日本は農業所得に対する財政負担つまり補助金は15.6%
農業は保護されているという感覚を持っていたのだが
アメリカは26.4% そのうち小麦が52.4% トウモロコシは44.1%であり コメは58.2%で日本の3.73倍だという
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/image-12081429375-13378526300.html
表見てみ
もっとびっくりさせられるのはヨーロッパの国では90%以上の補助がなされているんだ
つまりどこの国も食べるものに関して他所の国をあてにしてはいないってこと
農業してる人はある意味公務員なのだ

それを教えてもらった
この表から彼のブログの記事に行けるのでよかったら読んでみてください
勉強させてもらった
農業は木工挽物業と同じ末路を辿らせてはいけないのだよ

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