日常のことばたち

時々落ち込むこともあるけれど、いまを生きるんだ。

三顧の礼

2005-07-23 19:50:07 | 日常
故事成語で、目上の人が礼を尽くして賢人に仕事を依頼したり、教えを乞うこと。
中国の三国志の時代、蜀(国名)の劉備が諸葛孔明の庵を三度訪れて軍師に迎えいれたということに由来する。
余談ですが、卒業論文のテーマが諸葛孔明でもあったので、いろんなことを調べましたが、
その中にもこの三顧の礼がありました。
初めてこの話を知ったときは、中学生だったかな・・・。

劉備は徐庶という男と会見し、劉備は彼を有能な人物だと見抜き、自分の軍へ招きます。
劉備は徐庶に我が軍の軍師になってほしいと頼みますが、
徐庶はさらに優れたものがいるとして、孔明を推薦します。
劉備が徐庶に呼びに行かせようとすると、
徐庶は「この孔明は呼び寄せるのではなく、こちらから迎えにいくべき人物です。」と進言しました。
こうして、一国の主である劉備が、孔明のところに尋ねますが、一度目、二度目は会えず、
そしてさらに尋ねた三度目。
孔明は寝ていたので、劉備は孔明が起きるまで待ったのでした。
という話でした。
「三度目は孔明が寝ていたけど、劉備が起きるまで待った。」
これが史実か演義(脚色されたもの)かは定かではありませんが、
一国の主が在野の若き青年を迎えるのに、わざわざ足を三度も運び、
さらには寝ている孔明を起こさず、起きるまで待ったという話に劉備の人柄を感じたのでした。

それからかな・・・私は寝ている人は無理に起こしません。
時間とかなんらかの制約がある時は別です。
何かの制約がなくて、
寝ている人がいる場合は、そのままそっとしておきます。
気持ちよく寝ている人は、放っておきます。
ちょっとした私のこだわり。

でも、おでこに「肉」は書くかもしれません(笑)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする