人間は神より生れ、神の中に住み、神の生命を食し、呼吸し、永遠に死なず病まざる霊的実体である。
神は宇宙生命であり、「 渾(すべ)ての渾ての一体 」 であるから、人間もその実相に於いては
すべての人間と共通の生命を有(も)つのである。
すべてのすべてと一体である自覚を 「 愛 」 と云うのである。
すべての人類は神に於いて兄弟姉妹であるのである。
愛にそむいた思いや行為が病気を引き起すのは、自己の生命の本質を
破壊する思いであるからである。
渾てに一体である生命を自覚して愛を尽せば病いは治るのである。
『 生長の家 』 昭和二十五年 九月号 十六日の法語 谷口雅春先生