問題を人間知慧で解決しようと云う努力を止めよ。
神のみが全てであり、神は善であり、愛であり、生命であり、供給であり、
それに既に抱かれていると信ぜよ。
肉体の眼をとじて、五官の世界に起っている問題を思わず、問題を解決しようと思わず、
ただ神の愛につつまれて既に善であり幸福である世界を想念せよ。―
こう想念して問題を解決しようと考えてはならないのである。
それは再び問題をつかまえることになるのである。
イエスは何か問題に面しても、その不完全のところを突止めようとしなかった。
ただ 「 病いなき 」 を見たのである。そして 「 起ちて歩め 」 と云ったのである。
『 生長の家 』 昭和二十五年 九月号 二十一日の法語 谷口雅春先生