信仰実話は 数多くたびたび繰返して子供に話してきかせよ。次第にそれより導いて、
ついに彼をして大生命と一体であるとの自覚にまで高め上げるのである。
ひとたび自己を守護する大生命の存在を深く心に印(いん)せられたものは
あらゆる事物に恐怖しない。彼は恐怖しないが故に、伸び伸びと運命を生長さす。
彼は恐怖しないが故に生活力が強い。彼は恐怖しないが故に たとい病気に罹(かか)る
ことがあっても速(すみや)かに治るのである。
彼は恐怖しないが故に如何なる困難にも挫折しない。彼は恐怖しないが故に
新しい試みをなすに躊躇(ちゅうちょ)しない。
今まで かかる新しい試みをなすに躊躇しなかった勇敢な人達の発明や発見の恩恵を
人類が受けている事は如何(いか)に多いことであろう。
だから科学者も信仰を排斥するな。幼児より吾が児(こ)の信仰を強めるようにはかれ。
偉大なる科学的発明は信仰を母体とする長き努力によってこそ生れるのだ。
新編 『 生命の實相 』 第 22 巻 教育篇 「 生長の家 」 の児童教育法 128頁
谷口雅春先生 光明思想社
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