☆ 住 吉 大 神 浄 め 給 う ☆

天皇陛下、ありがとうございます。ご先祖の皆様、お父さん、お母さん、家族の皆様、ありがとうございます。

詩の朗読による将来の運命の生かし方 2

2017-10-27 12:45:00 | 今日の光明法語

徳山さんは、広い 「 美松(みまつ) 」 の食堂の南洋風景を真似(まね)て
棕梠竹(しゅろちく)などを植えた静かな片隅(コーナー)へ私たちを連れて往(い)って、
私たちに珍(めずら)しい料理を御馳走(ごちそう)してくださったのち、

「 先生、私にあの詩の朗読させて下さい。私は、あの詩を先生の前で歌って
先生に聴いていただきたいのです 」 と言って、黒革表紙の聖書型の『 生命の實相 』の本を
披(ひら)いて、あの「夢を描(えが)け」の私の作った詩を私に朗読して聴かせてくださいました。

徳山さんの朗々(ろうろう)として澄み切った詩の朗読の声は、
南洋の島の一隅(いちぐう)かと思われる室(へや)の隅(すみ)に、
まるで別世界の空気のような韻(ひびき)を立てて広がって行(ゆ)きました。

私は、私の書いた詩がこんなに力強い、そして美しいものであるということを、
徳山さんの朗読によって初めて知らされたのでした。

私は恍惚(うっとり)とそれを聴いていました。皆さんもこれを聴いて
希望と勇気を振(ふる)い起(おこ)してください。徳山さんの歌う声!


夢を描け

若きと老いたるとを問わず
兄弟よ、夢を描け、
蜃気楼(しんきろう)よりも大いなる夢を。

夢はあなたの肉体を超(こ)えて虚空(こくう)にひろがり、
ひろくひろく宇宙にひろがる雲となって、
あなたを‘ より ’高き世界へ
あま翔(か)けらす大いなる翼(つばさ)となるであろう。

・・・・・・・・・

あなたの心は夢をえがくことによって
天地をつくった偉大なる心と一つになるのだ。

兄弟よ、
悲しみに打たれるな。
打たれても起(お)き上(あが)れ。

描いた夢が破れても
あなたはまだ夢を描く自由はあるのだ。

自分にまだ偉大な力が残っていると想像せよ。
夢を描くものにとっては
此(この)世界は 常に新天新地(しんてんしんち)である。

・・・・・・・・・

詩はまだ続くが、ここにはこれだけしか書かない。詳(くわ)しく知りたい人は、
私の著書 『 ひかりの語録(ごろく) 』 ( 『 生命の實相 』 愛蔵版では第十巻、
頭注版・携帯版では第二十巻に収録 ) を読んでください。そして言葉の力で
心に言ってきかせた通りに運命をよくしていただきたいものです。


『 人生読本 』  第十三章  詩の朗読による将来の運命の生かし方 256~259頁
谷口雅春先生 光明思想社

新編 『 生命の實相 』 は、文字が大きく、文字の行間も広いので、朗読に最適です。



詩の朗読による将来の運命の生かし方 1

2017-10-27 10:36:18 | 今日の光明法語

徳山(とくやま)さんは同志社におられた頃から詩の朗詠(ろうえい)が
大変好きでありましたが、毎朝、生長の家の歌の中の 「 生きた生命 」 という詩と、
「 夢を描(えが)け 」 という詩を読むことが好きで好きで仕方(しかた)が
なくなったのです。読むと力が出てくるのです。

「 生きた生命 」 の方の詩の一部を皆様に御紹介いたしましょう。
皆様もこれをお読みになると勃然(ぼつねん)と勇気が湧(わ)いてきて、
明るい人はいよいよ明るく、失意(しつい)に沈む人も、再びこの世に希望が
湧いてくるでしょう。


生きた生命

名乗(なの)れ、境遇に屈従(くつじゅう)する卑怯者(ひきょうもの)は誰(たれ)だ。
誰がわが生命を食べ物でこねあげた塊(かたまり)だと思っているのだ。

生命は蝋細工(ろうざいく)ではないぞ。
石膏細工(せっこうざいく)でもないんだぞ。
おれは旋風(せんぷう)だ。
颶風(ぐふう)だ。
渦巻(うずまき)だ。

おれは環境を
徐々(じょじょ)にわが望みのままに
飴(あめ)のように
捻(ね)じまげる。

俺(おれ)は宇宙を造った大いなる力と一つの者だ。
おれは空中電気を雷(かみなり)に変じ、
太陽の光を七色の虹(にじ)に変じ、
真黒(まっくろ)な土から 燃えるような赤い花を咲かし、
火山を爆発さし、
あの不思議な星雲(せいうん)から、
太陽系(たいようけい)を生んだところの大いなる力と一つの者だ。

環境が何だ、
運命が何だ、
おれは おれの好きな時が来れば
鰻(うなぎ)が石垣(いしがき)の間から脱(け)出すように、
どんな苦(にが)い運命からも脱け出すのだ。
・・・・・・・・・・

毎日、朗々(ろうろう)とした徳山さんのこうした詩の朗読の声が、
朝の澄(す)み切った空気を顫(ふる)わせて響いてきますと、
徳山さん自分自身の魂は振(ふる)い起(た)つのでした。

必ず良い運命が来るぞ。『 生命の實相 』 の本の中には、心に描いて
心を明るくして待つものは 必ず実現する
と書いてあった。」

こう徳山さんは勇(いさ)み立たずには いられませんでした。
ところが、徳山さんが心の中に 「 必ず良い事が来るぞ 」 と描いていた種は、
とうとう芽を吹き生長する時が来ました。


『 人生読本 』  第十三章  詩の朗読による将来の運命の生かし方 250~253頁
谷口雅春先生 光明思想社