11月10日(火)、「 今こそ憲法改正を ! 1万人大会 」 が
日本武道館において、一万一千三百名余り ( 中央ステージを囲むように、
一階、二階、三階が ほぼ満席 )の参加者のもと、盛大に 開催された。
有識者でつくる 「 美しい日本の憲法をつくる国民の会 」の共同代表で
ジャーナリストの櫻井よしこ氏が主催者代表としてご挨拶をされた。
https://www.youtube.com/watch?v=MNQE_-jCtLo
主催者代表 櫻井よしこ氏のご挨拶
皆さん、こんにちは。 「 美しい日本の憲法をつくる国民の会 」 を主催し、
今日ここに1万人の皆様方の参加を得たことを心からの喜びといたします。ありがとうございます。
日本国憲法施行から実に68年。戦後70年の今、私たちは憲法改正の機は熟しつつあると
とらえています。憲法は国の基(もとい)です。その時代、その時代、日本国の発展と繁栄、
国民の幸福と安寧な暮らしを守っていくためには、日本国自身が国際情勢の変化に 賢く機敏に
対応していかなければなりません。
そして今、世界は 驚くほど大きく変化しています。
南シナ海と東シナ海における中国の行動や、ウクライナと中東におけるロシアの行動は、
国際法の順守や問題の平和的解決という決まり事を、力の行使で現状変更を迫る手法で
取って替えるものです。
国際法に基づいて秩序と平和を維持するのか。力によって平和を壊し秩序を変えるのか。
私たちは そのどちらを世界の基盤とするのか。その答えは明らかであります。
そうした中で、どの国もまず第一に、どのようにして自国を守り通すかという課題に
直面しています。同時に、よりよい世界の構築にどのように貢献していけるかという課題も
与えられています。
まず私たちは問わなければなりません。現行の日本国憲法で、果たして日本国民と日本国を
守り通すことができるのかと。答えは否でありましょう。
現行の日本国憲法では、力による現状変更を続ける国々の脅威に対して、
わが国は まともに対処することができません。
また、大規模な自然災害に対しても、緊急事態条項さえない現行憲法では、
国民の命を守り通すことは困難です。そのほか、現行憲法には 家庭のあり方も含めて、
いくつもの問題点があることは 改めて強調するまでもありません。
したがって、私たちはこうも問うべきでしょう。戦後70年、私たちのこの祖国で、
日本 本来の長い歴史と文化、文明は大事にされてきたかと。国の根本規範である憲法に、
日本らしさは しっかりと表現されているのかと。答えは またもや否であります。
本来、日本の神髄を凝縮して表現していなければならないのが 憲法前文ですが、
現在の前文は 実は外国のさまざまな文章の寄せ集めです。
現代風にいうと「 コピペ 」 であります。
そこには 日本の歴史も、私たちのご先祖が大切にしてきた さまざまな価値観も、
全く反映されていません。
聖徳太子の十七条憲法 や 明治天皇の五箇条の御誓文の基調をなしているのは、
長い歴史の中で育んできた穏やかな文明観であります。国民を慈しみ、国民が互いを尊重し、
日本の国柄を大切にする。しかし、日本だけの狭い考えに固執することなく、広く外の
世界に学び、国際社会と調和していく。この精神をわが国は大切にしてまいりました。
穏やかに暮らしつつ、道義を重んじ、雄々しさを尊んだのが、日本本来の国柄であります。
それが現行憲法には全く反映されていません。
現在、戦後初めて 衆参両院で 憲法改正の発議に必要な3分の2の議席の確保が
可能な状況が生まれています。
だからこそ 今なすべき大切なことは、国民全員がなぜ憲法改正が必要なのかを
互いに確認し合うことでありましょう。
憲法問題への理解を深め、改正への決意を新たにし、
その思いをいよいよ固くしていくことでありましょう。
広く議論し、来年7月の参院選を一つの目標として、憲法改正の実現に向けて、
全員の力を結集してまいりましょう。
今日ここに 集いました熱い心を さらなる力の源泉として、
日本国憲法を本当の意味で日本国民の手に取り戻すために、
全国津々浦々、日本を愛する みんなの力を合わせて、一緒に改正を実現してまいりましょう。
今日は本当にありがとうございました。
http://www.sankei.com/premium/news/151110/prm1511100013-n1.html?pdm_ref=rna
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