私たちは今すぐ自分の境遇を幸福なものに変化することが出来るのである。
それは自分自身の心が先ず変ることである。
「心はすべての造り主」であるからである。
先ず 自分自身が調和の心を起すがよい。
そのためには人の欠点を見つけて、あれこれ批評したり、悪口を噂したりする心を棄て、
それに置き代うるに、人の美点のみ見つけて、それを称讚し、祝福の念を送るようにすることだ。
また自分の今ある生活の不足を数えてそれを不平に思ったり呪ったりすることを止め、
どんな貧しい生活の中にも見出される幸福を ー 空気がある幸福を、食物がある幸福を、
兎も角、住む部屋があり、兎も角、今着ている衣服がある幸福・・・等々を、かぞえて、
それに感謝する心を起すことである。
そこからあなたの一層幸福な境遇が展開して来るのである。
とも角、不平を思う代りに感謝するようにしなさい。
そこからあなたの幸福な境遇も環境も生まれて来るのである。
『 生長の家 』 誌 昭和四十四年十二月号
「 実相を礼拝して 生活を光明化するには 」 十五日の法語 谷口雅春先生
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