ビズです。おはようございます。
今朝になって、仲良しの仏人男性の親友のお嬢さんが、テロがあったコンサート会場にいて、命を落とした・・という悲報が入りました。
1月には、私もパリ市内にいました。
ほんの数秒、現場の通りがテレビ画面を見ただけで具合が悪くなりました。アダムや他の仲間も同様でした。
パリ中が重苦しいエネルギーに包まれ、大きな影響を受けました。
動揺するなと言われても無理ですが、私は、こんな時でも、怒りや不安のエネルギーを生み出さず、笑顔でいることの罪悪感を手放します。
そして、ずっと、祈りと癒しを送り続けたいと思います。
2年前、雑誌トリニティの遠藤編集長の、プラムヴィレージへの取材旅行にお伴しました。
ベトナム出身の僧侶、ティク・ナット・ハン氏へのインタビューが目的でした。
日本ではあまり馴染みがありませんが、欧米ではダライ・ラマ同様の存在です。
一週間の滞在中、日本人シスター、チャイさんに伺ったエピソードが、今でも心に残っています。
1月にもアップしましたが、再度、シェアさせて下さい。
ちなみに、現在89才のハン氏は、昨年末、脳出血で倒れ、昏睡状態に陥りましたが、奇跡的な回復を遂げ、今でもリハビリに励んでいます。
私が、とても尊敬する人物。
いつか、出家することがあったら、タイの下で・・と思っています。
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タイ・・とは、ハン師の愛称。
航海中に海賊に襲われた少女が海に身を投げ、それを悲しんだ父親も、彼女の後を追った・・という痛ましい事件が耳に入った時、タイは、怒りを抑えられずに、一人散歩に出たという。
長い時間、歩きながら瞑想をした後、ヴィレッジに戻り、お弟子さん達にこう言った。
”私も、この海賊と同じ村に、同じ両親の元に生まれ、同じ境遇の元に暮らしていたら、同じ事をしていたかもしれない。”
そして、こんな詩を書いたそうです。