Stay Gold・鍼灸整復一花院・ 若杉昌司

鍼灸整復を生業として、食べること・歩くこと・生きることを大事にしている自由人

躓かない歩き方:後脛骨筋

2017-02-15 07:15:09 | 東洋医学
躓かない歩き方をするために
最も重要な役割をはたす
主な3種類の足関節と趾(ゆび・足指)の屈筋(関節を屈曲させる筋肉)と
これらの屈筋を通る経脈と経穴および
強化とストレッチの方法を
お伝えします

今朝は、後脛骨筋(こうけいこつきん)です

後脛骨筋

 経脈    足の少陰腎経
 
 経穴    太谿(たいけい):内踝尖端とアキレス腱を結ぶ線の中点、陥凹中
       大鍾(だいしょう):太谿の下0.5寸と水平、アキレス腱付着部内側陥凹中
       水泉(すいせん):太谿の下1寸、踵骨結節の内側前上部の陥凹中
       照海(しょうかい):内踝の直下縁陥凹中
       復溜(ふくりゅう):太谿の上2
       交信(こうしん):太谿の上2寸、復溜と脛骨内側後縁の間
       築賓(ちくひん):太谿の上5寸、腓腹筋内側筋腹がアキレス腱に移行するところ
       
       足関節と趾の屈筋を通る足の少陰腎経のすべての経穴を記しており
       後脛骨筋を通る経穴は色で示しています。 

 足の少陰腎経の下腿部を通る経穴は連動して
 足関節(距腿関節)を引き下げ(底屈)
 同時に足が内返し(内反)になることで
 躓かない歩き方が可能となります

 上りの階段や上りの坂道を歩くと
 つま先(足先)と足関節を引き上げる(背屈・外反)ことになり
 ストレッチにつながります
 かかと歩きも有効です
 
 下りの階段や下りの坂道を歩くと
 つま先(足先)と足関節を引き下げる(底屈・内反)ことになり
 強化につながります 
 指(趾)先立ち歩きも有効です



くれぐれも無理のないようにお願いします

つづく

次回は、躓かない歩き方:長趾屈筋をお伝えします。
 
公益社団法人 大阪府鍼灸師会 スポーツ鍼灸プロジェクトチーム 若杉昌司
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