現在のペルー共和国の南海岸地方に、B.C100年頃~A.G700年頃に発達した“ナスカ文化”。
有名なのは、壮大な地上絵です。
20世紀に発見され、「世界8番目の不思議」と言われ人類史上最大の謎の一つ。
よくテレビで放送されているあの絵です。
『ナスカ展』の前半部分は、
日本の埴輪とアジアンテイストをミックスしたような独特な図柄が描かれた多彩色の土器や
カラフルな色と気が遠くなるようなち密な模様を織り上げた織物などのアート展。
器好き、アンティーク好き、工芸好きの私にはたまらないモノばかり。
どれも今でも十分通用するアート感覚。
これを2000年以上も前の人達がどうして考えだしたのか。。。
“ヒト”が持っている力ってスゴイなぁ~と感心してしまいました。
後半部分は、
外科手術が残るミイラや骨の実物と、
それらをCTスキャンやDNA鑑定結果などで分析した結果などのサイエンス展。
生まれて始めて見たミイラの実物
2000年以上の眠りから覚めたつぶらな瞳。
思わず目が合っちゃいました
どんな生活をしていたのか、
現代アートでも十分通用する
あのユニークな形とユーモラスな絵柄はどのようにして作りだしたのか
織りの技術は…などなど、その瞳に向かって思わず問いかけたい心境になりました。
ちなみに、DNA鑑定によるとナスカ人は、日本の縄文人と酷似したDNAだそうです。
解説を一つ一つじっくり読んで、器の裏側までじっくり見つめて、
地上絵のバーチャル遊覧飛行を眺めて、約2時間半。
しばし、異次元空間にtrip
平日の午後でしたが、館内は人・人・人。
噂に聞いていましたが大盛況でした。
今週末までです。
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