相談者が仕事の良し悪しについて問うと、
「自分が決めることじゃありません。お客さんが決めることです。このお店もそうです。お客さんが良い店か悪い店か決めるんです。判断するのはお客さんですよ」
と答えていました。
情報を発信するという仕事でも同じことです。
文章、企画内容、しいては媒体全体の良し悪しを判断するのは読者です。
それを読んで、身内とは関係ない一般読者が動かないとそれは失敗です。
それを読んで、身内とは関係ない一般読者が動けばそれは成功です。
だから私は、150文字の程度の記事を書くときも、
今の読者達は何を欲しているのかを考えながら書きます。
「情報」という生物をお客様(読者)に提供する以上、
お客様のニーズという鮮度は必要不可欠ですからね。
それを常に頭において仕事をしてきました。
ありがたいことに、
カリスマ編集長&2代目ぐらいまでの編集者の方々も同じ考えでした。
が、今の編集者達はちょっと違います。
媒体が出来上がると、
まず「今回の素晴らしい!いい出来!」と自画自賛から始まります。
そして、隣近所の席同士で「いいですね」と賞賛しあいます。
さらに、関わった者(身内)で褒めたたえます。
確かに、自信が無いものを世に出してはいけないけど…、
「いい出来♪」と思うのは心の中だけで十分です。
自画自賛の言葉を口にすることで、
自己満足に終わり自己完結してしまうように思うのです。
さらに身内で褒めあうことで、
読者の方に目を向けているようで向かなくなります。
読者の声を聞いているようで聞かなくなります。
だから徐々に人気や評判が落ちていくのです。
予算がないとか、活字を読まなくなったじゃないんです。
カリスマ編集長の言葉を借りれば…
予算が無いなら手間と知恵をかければいい。
活字を読まなくなったらなら読ませるような企画を作ればいい。
店長の言葉がカリスマ編集長の口癖と重なり、
仕事に対する姿勢を今一度正してくれました。
そして、あー聞かせてやりたいよ。。。と思いました。
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