グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

本場でザッハトルテ

2013-05-21 10:18:41 | 中欧



シェーンブルン宮殿を見学後、街に戻りカフェで本場のザッハトルテをいただく。

ザッハトルテといえば、バレンタインデーのチョコと並んで鎮座するホール状のチョコケーキが思い浮かぶ。
ホイップした甘味のない生クリームが好きなだけケーキに付けられるように沢山入った器がテーブルに一つ置かれた。
運ばれてきたコーヒーには頼んでもいないのにホイップクリームがたっぷり乗っていて、これぞ日本でいうウインナコーヒー。
ケーキは見た目よりあっさりしているけれど、食べ終わる頃にはやはり甘~い!

カフェを出たところ、向こうに写っているのはホーフブルク宮殿の門。
この方はクロスさん、ウィーンで二日間お世話になった日本語ガイドさん。
観光案内だけでなくウィーンの生活感溢れる話や冗談もお上手、奥様は日本人と聞いて納得。


お茶の後は夕食まで自由時間。

夕食。ここのメニューには日本語も書かれてました。


ヨーロッパは生野菜はあまり出ないという予備知識だったけれど、ホテルやレストランでは結構出てきました。


ターフェルシュピッツ、ほうれん草のソース添え。ヨーゼフ1世が好んだ牛肉の柔らか煮。

ハプスブルク家は親族結婚が多かったために早死や障害児が多く、不正咬合も特徴的で単に固いものが食べられなかったのではと推測。

デザート。アイスだ~!

シェーンブルン宮殿にて

2013-05-20 23:21:15 | 中欧

超過密な一週間(仕事の山場、パン作り研究科、オーケストラ本番、準備、もちろん主婦業も)が通り過ぎた、昨日今日の開放感がたまりませぬ。(フフ)

 先日びっ○○○○キーでハンバーグを食べて、精算の時「おろしそばは○○○円です」と言われたので「お蕎麦は食べてません」と言ったら、
大根おろしと紫蘇の乗ったハンバーグを名付けて「おろしそバーグ」ですって!
最近は省略形が多くてついて行けません。。。

さてさて、中欧巡りで千歳空港を早朝飛び立ったのは3月20日、記憶を留めるために記しているのに一ヶ月も経ってしまうと、怪しくなってくる。。。

2連泊したウィーンの二日目、ベルベデーレ宮殿の後はシェーンブルン宮殿へと。

トップ画像は門の前で、モーツァルトと書いてるから分かる金ぴかのモーツァルトが厚い衣装に厚化粧、炎天下でご苦労なことです。
一緒に写真を撮って、置いてある箱に心付けを入れるとキスされちゃった。

門。鷲ですね。ハプスブルク家の紋章は双頭の鷲。


シェーンブルン宮殿。

左側のポスターの一つが本日のコンサート案内。





18世紀、マリア・テレジア時代に現宮殿の形に。
6歳のモーツァルトがマリア・テレジアや娘マリーアントワネット達の前で演奏したのはここ。
ウィーンを占領したナポレオンはここを居城としたことも。失脚後はヨーロッパ中の王侯貴族が集まったウィーン会議の場所に。
第一次世界大戦で敗北したハプスブルク家最後の皇帝カール一世はここで退位文書に署名、650年続いたハプスブルク家の幕引き。

建物の横側。


建物の中は撮影禁止、リュックサックも禁止。

建物の向こう側。


バルコニーの真ん中に立って広いお庭を眺め、マリア・テレジアに思いを巡らしてみる。


ウィーンの街で夕食後、再び戻って20時半開演のミニコンサートへ。
入口。

シェーンブルン宮殿でのコンサートと謳われていたのに別の建物。
添乗員さんに確認すると「シェーンブルン宮殿です!」
確かに敷地内だけど、どうも腑に落ちない。。。

前から2列目をゲット。入場者数は観光客中心で200名くらい。


プログラム。

シェーンブルンの専属オーケストラ。
この日は弦1,1,0.5,0.5プルト、木管各1、ホルン、トランペット、パーカッション各1。
ソプラノ、バリトン。バレーダンサー数名。

ジーパンで入場していた外国人が結構いた。
どう言うこと?わざわざスカート買ったのに…

ミニというので、30分程度と思いきや、1時間半のしっかりしたコンサート。
オケだけの演奏と歌手またはバレー入りを交互にして、飽きないように寝てしまわないように(?)配慮されたプログラム。
前半は「フィガロの結婚」や「コシ・ファン・トゥッテ」を中心に、後半はワルツやポルカが中心で、締めは「美しく青きドナウ」を省略形で。
アンコールはラデツキーマーチ。
A席65ユーロ(約8500円、旅費込み)にしては、プロオケだから厳しく言うと大したことがなかった。(プロとは、当たり前のことだけどそれを生業としている人であって、たとえ専門教育を受けても生業として成立させられなければプロとは言えない)
歌手とダンサーの素晴らしさで持ったコンサートでした。

ベルベデーレ宮殿

2013-05-15 10:00:40 | 中欧

ウィーン楽友協会を後にして向かったのはベルベデーレ宮殿。
ハプスブルク家の家臣で多大な功績を挙げたプリンツ・オイゲン公の夏の離宮。
オイゲン公は戦術に長けていただけでなく、美術や書物への造詣も深く、トップ画像の上宮ではクリムト中心の美術品、下宮では書物が保管されている。

バスを降りてから門までの距離が長い!


門の上には百獣の王ライオンがこれ見よがしな格好でお出迎え。


中に入ると広いお庭に大きな池。宮殿は更に向こう。




建物の中は撮影禁止でした。なぜかリュックサックも禁止。

建物の向こう側がまた広いお庭、そのずっと向こうにオイゲン公の住居だった下宮が。

さらに向こうはウィーンの街、左側にはシュテファン大聖堂のとんがりがかすかに見えます。
ベルベデーレとはイタリア語で美しい眺めの意。

昼食はウィーンの街で中華!? またこってりかと思いきや…あっさり薄味でとんでもなく美味しかった!




白ご飯! 麻婆豆腐?をかけちゃう人も。






可笑しかったのは、大皿が目の前に置かれたのですぐに取り皿に取った途端、間違いだったと持って行かれ、別のテーブルにそのまま運ばれていったこと!
良いんだろうか、しかも私だけ一品多く頂いちゃって…

ウィーン楽友協会

2013-05-15 00:11:50 | 中欧


                                     

今旅行の楽しみの一つ、ウィーンフィルの本拠地ウィーン楽友教会の内部見学です。
毎年お正月に全世界に配信されるニューイヤーコンサートの会場。
間近で見られるなんて夢のよう。本当はウィーンフィルのコンサートが聴けると最高なんだけど。
因みに翌年のニューイヤーコンサートのチケット申し込みは本年の1月2日から始まり抽選だそう。値段は10数万円~数千円(立ち見)
一方、奏者側としても是非出演したいコンサートだそうで、イタに上がれなかった人は同じ報酬が貰えるらしい。

入口、意外に狭い。天上が素敵。              横の入口。
  

トップ画像の大ホールに入り着席して説明を聞く。
ステージでは何処かのオケがリハーサル前で各人音出し中。
全体は狭い印象だけど、立ち見を入れて2千人ちょっと入るそう。
木が中心、床下は空洞になっていて共鳴するように造られている。
良い音が隅々にまでしみ込んで年季が入り、更に良い響きを醸し出すような入れ物。
と、感慨に耽っていたら、「ここでクイズ!、上方にある音楽家の胸像は誰々でしょうか?ヒントこの建物が建てられる以前の人」
顔は見えないので、取り敢えず古典派以前を言ってみると…スミマセン、一人当てしてしまいました。。。

小ホールの名前は「ブラームスザール」。ブラームスの楽友協会での功績を称えたもの。
最近は本場ヨーロッパでも若い人たちのクラシック離れが進んでいるため、子供のうちから馴染ませようとステージと客席の間に子供を座らせる空間を設けたコンサートが積極的に開催されているそう。

ステージ裏からヴァイオリンとチェロのアンサンブル練習が聞こえていました。

この他、近年造られた小ホールが4つ。そのうちの2つを見学。
メタル・ホール。まずはここでコンサート、上手になって大きなホールへと。


グラス・ホール。至る所ガラスで出来てます。


ロビーや階段途中など、あちこちに胸像がある中、唯一女性のが。
クララ・シューマン                    ヨハネス・ブラームス
   
並べちゃった、ごめんねシューマン。

見学後、トイレに寄ると男女一つずつしか無く、女性のほうは行列、男性のほうは空いていたので、オバサン得意の男性の方も利用しようと見張りをしながら(フフ)二手に分かれる。
ガイドさんが間違って出演者用のトイレに案内してしまったことが後で分かり、私は嬉しくなった。
もしかしてシュルツさんが使ったかもしれないトイレ。。。(フフフ)


ウィーン市内観光 その2

2013-05-13 23:26:54 | 中欧


トップ画像はハプスブルク家の居城であり、盛衰を見続けたホーフブルク王宮の門と中庭です。

ブルク門。

ナポレオンに勝利した記念に建造、門の向こうはマリア・テレジア広場。(車窓から)

夕食はドナウタワーで。

高さ252メートル(バンジージャンプ用の場所あり)、レンストランフロアは回転していて食事が終わる頃には一回転。意識すると結構早くて気持ち悪くなりそう。


そういえば、昼間の具合悪さはいつの間にか治っていて、完食(フフ)


ウィンナーシュニッツェル(カツレツでした) 名物らしい。


アイスクリームにほっと。


そうこうしているうちに夕暮れ。

ウィーン市内観光 その1

2013-05-12 10:03:56 | 中欧

ブダペストで昼食後、専用バスで約3時間半、ウィーンへ。
バス中、添乗員さんの話しでちょっと慌てた。
今旅行はレストランでの食事やミニコンサートを聴く企画も入っていたのでドレスコードを意識したものの、添乗員さんからの電話では「ドレスコードは無し」。
送られてきたパンフレットで、普段着を確認すると「短パンやサンダルだと入場を断られることがある。ジーンズにポロシャツなどが無難」とある。
コンサートはカジュアルOKでもジーンズは避けるべきと思っていたら、最近はゆるくなったものだと認識を改めた。
ならばと、いつものジーンズ2本で過ごすことに決めた…のに、
「ドレスコードはありませんが、コンサート会場はジーンズ駄目ですからね~」
「え~~!!」
「電話で言いませんでしたっけ~?」
よりによって、普段、ジーンズを履きそうな人に伝え忘れ、もう一人若い女性(私は若くないけれど)も被害者。
自由時間に安めの店を教えて貰って急きょ洋服を買うことに。

到着し、自由行動の集合場所にもなったウィーン国立歌劇場。


その横のケルントナー通り、歩行者天国になっていて、ここで洋服を購入。ずっと向こうにシュテファン大聖堂が見えます。


ストリートミュージシャンが所々に。ちょっとやってみたくなった(フフ)

まだオムツをしているようなこの子、凄いです! アコーディオンに合わせた手拍子が見事で、奏者もわざとテンポを揺すると、全身でしっかり付いていく、どんなに早くても。天性のリズム感ってあるんだな~。

シュテファン大聖堂↓12~13世紀に建造。
ハプスブルク家歴代君主の心臓以外の内臓が保管されている。(それ以外はカプツィーナー納骨堂)
モーツァルトはコンスタンツェとの結婚式をここで。それからお葬式も。


トップ画像は王宮へ行く途中に横切ったフォルクス公園。
ハプスブルク家最後の皇后エリザーベート、愛称シシィの像が遠くに見えます。
シシィの生涯がドラマティック。
美麗は有名で、身長172㎝、ウエスト50㎝、体重50㎏という体型を維持するために過度のダイエットとトレーニングに励んだそう。
姉とフランツ・ヨーゼフ皇帝の見合いに同席すると、ヨーゼフは妹の方に一目惚れ、シシィは16歳でオーストリア帝国の皇后に。
だけど、宮廷の生活が合わず、旅から旅の人生へ。滞在先のジュネーブで刺殺60歳。
その死を悼んで造られたのがこの像。

マーチャーシュ教会と漁夫の砦

2013-05-09 09:44:35 | 中欧

ブダペスト中央市場を後にして向かったのは王宮の丘にあるマーチャーシュ教会と漁夫の砦、石段の上です。


この教会もハンガリー王の戴冠式に使われたそうで、建物も見晴らしも美しい所でした。
正式名は聖母マリア聖堂。
元々は11世紀初頭に初代国王によって建造、14世紀後半にゴシック様式に建て直され、19世紀後半に修復。
途中オスマン帝国の支配下でモスクになっていたことも。
建物の中の見学は有料だったし、反対側の「漁夫の砦」まで行ってみたかったのでパス。
ところがコンサート会場としてもよく使われることを後で知り、ちょっと後悔。

初代国王イシュトヴァーンの騎馬像。(てっきりマーチャーシュ王かと思った)
凛々しいお姿、伊達政宗の像を思い出しちゃった。


イシュトヴァーンの足元には、なぜか鷹匠?

観光客の肩に乗せて写真を撮らせる商売でした。

マーチャーシュ教会。
左の高い塔を建てたのがマーチャーシュ王、彼はここで2回も結婚式を挙げちゃったんですって。


中央の先端に家紋のカラス。下々を見下ろしているみたい。


教会の直ぐ近くにある漁夫の砦。
ドナウ川の漁師さん達がこのあたりを守っていたという意味で、実際に砦として使ったわけではないらしい。
あのとんがりが7つあって回廊になっている。中は何もない。




回廊にて。スペインっぽい曲を演奏してました。


トップ画像「漁夫の砦」からの眺望。

あのドナウ川を挟んで、向こう側がペスト地区、こちら側がブダ地区、合わせてブダペスト…そうだったんだ~。

ブダペスト

2013-05-08 19:32:25 | 中欧

ドナウ川ナイトクルーズの後は西ブダペスト駅近くのホテルへ。
西ブダペスト駅の朝。構内は治安が良くないとのことなので外観の写真だけに。ここから専用バスで出発。


まずはブダペスト市民の台所、中央市場へ。

活気に満ちていると思ったら、閑散な時間帯。

ブダペストの名産はパプリカ。



お肉屋さん、サラミらしきものが沢山ぶら下がってます。
吹き抜けの2階ぐるりはレースや小物などの雑貨屋さんでぎっしり。

市場到着までの車内から、ハンガリー国立歌劇場!(専属オケはブダペストフィル)


前夜、ドナウ川から見た王宮が遠くに。


中央市場見学の後はマーチャーシュ教会へ。

そのあとに昼食。


パプリカチキン。

沢山のニョッキ、じゃがいもかと思いきや小麦粉の!
食欲不振、もちろんビールも飲みたくない(写っているのはジンジャーエール)…時差の歪みがピークに。
この先、ついて行けるか不安が過ぎる。

デザート。。。


レストランは風通しのよいシェードで覆われていて、ほっと。

外国人女性はこの日1日の現地ガイドさん(お名前忘れた)、買い物の時はご自身が気に入っているものを教えてくれる細やかさ、日本語も上手で一生懸命いっぱい話してくれたのが印象的。

トップ画像は中央市場に到着までのバスから撮影、美しかったので。何の建物だったのか…

ドナウ川クルーズ

2013-05-07 21:26:06 | 中欧

ブラチスラヴァを後にして専用バスで3時間半、ブダペストに到着。
まずは夕ご飯へ。
  

スープ、これ美味しかった~。


肉料理、付け合わせはまたじゃがいも。


チップをあげた人の所を中心に演奏して回ります(曲は国に拘らず色々)


楽器にお札が挟まってる!


さて、いよいよ1時間のドナウ川クルーズへ。
この船に乗ります。


八時半過ぎ、しゅぱ~つ!


王宮。


王宮とくさり橋。


国会議事堂。(トップ画像も)


国会議事堂とくさり橋。くさりに引かれた船のよう。


エルジェーベト橋。本当はモスグリーンなんですよ。


終始シュトラウスの「美しく青きドナウ」と「春の声」が流れる中、ジュースまたはシャンパンが振る舞われる。



ブラチスラヴァ

2013-05-06 21:44:28 | 中欧

プラハを早朝、専用バスで出発して約5時間、スロバキアの首都ブラチスラヴァ(ハンガリーの首都だった時代も)へ。
毎日行く先々では現地ガイドさんが日本語で案内してくれます。
旧市街を観光。


ちょっとしたオブジェが目を惹きます。自由になったことを象徴しているよう。
通称マンホールおじさん。

写ってはいませんがここは凄い人だかり、おじさん(生身の)に日本から来たのと話しかけられたので、こちらも聞き返すとアルメニアだそう。どの辺だったっけ…アルメリアは花だし。
英語が話せたらもっと会話は発展したのに。。。おじさんはどうだったのか。
どっちにしても留まっている時間は無かったので、にっこりバ~イ。

ナポレオンも親しげに。


お~!




オブジェの真似をしている人間でした。カメラを向けると手を挙げた(フフ)

このレストランで昼食。(全食事付きツアーなのです)


中では(フフ)


飲み物だけはその都度実費。
オーストリア以外は水も有料、ソフトドリンクとピールの値が余り違わないので昼間っからビール。


メインは魚料理。付け合わせはじゃがいも。


デザート。あま~い!


食後も散策。
リストが幼少時代過ごした家。




ハプスブルク家最後の皇后エリザベートが好んで通ったカフェ。


ナポレオン軍の砲弾。窓の左側の黒丸。

砲弾を埋まったままにしている家は他にも。

聖マルティン教会。ハンガリー王やマリア・テレジアの戴冠式に使われたそう。


ブラチスラヴァ城。四角形が特徴的、マリア・テレジアの居城になった時代も。


お城から見下ろすドナウ川。


トップ画像は旧市街を囲んでいた門で唯一残っているミハエル門。
ちなみにダウン(黒)を着ているのは添乗員さん、寒いので防寒をしっかりという情報を日本出発前に流してくれたけれど、我々が滞在した期間中は全日晴天、タンクトップの人もいたくらいに気温が上昇、これは珍しいらしい。
だけど彼女は頑なにダウンを脱ごうとしない。

楽しいこと、美味しいものは……新しい力にかわってくれる☆

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