詩とファンタジーNo.32 秋染号
投稿詩とイラストレーション
かまくら春秋社
特集:田村隆一と秋の鎌倉
特集の舞台が今年訪れた鎌倉だったので、読み物が身近に感じられる楽しみを味わった。
田村隆一と伊藤玄二郎の対談の中から、
鎌倉は不思議な町だと思います。重ねて不思議なのは歴史学者がこれまでその点についてあまり指摘してこなかったことです。何が不思議かといえば、古い都市なのに「近世」というものがない。つまり鎌倉の歴史は、北条氏が滅亡(1333年)して半農半漁の村に戻ったポイントと、明治22年(1889)に横須賀線が開通するポイントが直結している。
なるほど、そう言われれば。
今回、印象に残ったのはイラストレーション。
「風と棘」 WATAKA(東京都・59歳)
乱視が進んだのかとおもわず瞬く。
「進むために必要なのは」 青野広夢(千葉県・25歳)
緊張感をよそに、柔らかいタッチがたまりません。
木崎よしおさんの詩が入選してました「鏡よ鏡よ鏡さん」。
「まずは自分を好きになることが大切」という思いに至った時に、この作品と出会い、偶然にも同じことが書かれていてびっくり嬉し。
http://sijinkaigi.blog.fc2.com/blog-entry-305.html
ご覧頂ければ幸いです。
「詩人会議」のご案内ありがとうございます(ちょっと敷居が高い感じ!?)。久しぶりに木崎さんの作品「フレームアウト」に触れることができ喜んでおります。何気ないところに着眼される感性がやっぱり素晴らしい。
近年、ぼんやりしてきた私の感性がベールを剥がされたようにシャキ~ンとなりました(笑)
どうか書き続けられください。そしてまたお知らせしていただけたら嬉しいです。