ロケ大統領報道官が17日、フィリピンは8月1日から、長期滞在ビザを持つ外国人の入国を許可する。と発表しました。
新型コロナウイルス感染拡大抑制のための一部規制を段階的に解除する一環と思われます。許可の対象はすでに発給された有効な長期ビザを持つ外国人で、入国時に陰性検査証明書及び14日間隔離のホテル等の予約票が必要です。
今回の規制解除の背景には、PEZA(Philippine Economic Zone Authority)などがフィリピンへ進出している企業が、経営者始め技術担当者不在による工場生産が停止されている企業もあり、工場運営等を円滑にし雇用者保護の目的もあり解除措置を政府へ働きかけてきたことで許可が出た様子です。
ロケ報道官は、長期ビザ保有者し、フィリピンに在住し仕事をしている外国人と説明し、空港の受け入れ能力の上限により、新規の入国ビザ申請は受け付けず、帰国するフィリピン人を優先するという内容です。
但し、これから新規で査証を取得される方は除外されます。観光査証での入国もできません。
フィリピンは3月に感染拡大抑制のため外国人の入国を禁止、査証の発給も停止されたままになっています。査証延長などは各入国管理局で行われていますが、措置期間中は更新しなくとも、措置終了後30日以内に更新をすれば良いとの発表がされています。
フィリピンで確認されている感染者は累計6万5304人、関連する死者は1773人と、東南アジア諸国ではインドネシアに次いで多く、今月に入り3桁台の死亡者が2回もあります。7月に入り連日1000人以上の感染者が続き、措置も逆戻りしています。
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