SFの世界で宇宙船同士の戦いなどにも登場した
レーザー光線を用いた兵器が出てきますが、それ
と同じようなものが自衛隊などで開発中です。
当面の対象はドローン兵器を無効化するための
ものです。いまやドローンによる攻撃は飽和攻撃
と言われているもので、多数のドローンで一斉に
攻撃し、多少撃ち落とされてもいくつかは目標に
到達できるようなスタイルで攻撃する方法です。
多数による攻撃には、一発数百万円もする迎撃用
のミサイルでは数が多く防ぎようがありません。
そこでレーザー光線を用いる方法が研究されて
います。一発のコストは電気代のみなので数百円
程度だそうです。大きさはトラックに積み込める
大きさです。製造コストもそう大きくはなさそう
です。
これにはそれなりの電力を供給する必要があり
ますので、電源供給車輌と共に運用されることに
なるものと思います。
一方、川崎重工では航空母艦のカタパルト用の
大容量の蓄電池を開発中だそうで、日本では大型
空母の建造計画はないので、米軍用なのかもしれ
ませんが、この蓄電池がレーザー兵器にはうって
つけのような気がします。
兵器とは言っても、殺傷能力はさほど高いとは
いえない能力ので、まさに防衛専用の兵器なので
しょう。当面は西南諸島への配備、もしくは艦船
で運べる大きさですから、どこにでも運べるもの
になりそうです。
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