多くの子供を広場に集めてしばらく放置すると
正に「エントロピー増大の法則」どおりに、広場
いっぱいに拡散し遊び始めます。^^; 集めるため
には、先生が声をからして集めるしかありません
よね。エントロピーを減少させるためにそれなに
のエネルギーが必要になります。
子供らの行動は分子物理学での”ブラウン運動”
のような動きをしているとみて良いと思います。
それを防止する方法があります。立ったままだ
と、すぐに拡散が始まります。^^; 学校の先生は
生徒らをしゃがませます。生徒たちは行動を起こ
そうとするとき、まずは立ち上がらる必要があり
ます。つまり、その分余分なエネルギーが必要に
なります。”分子”のエネルギー順位を上げる必要
があるので、生徒は行動しにくいのです。
あるいは、立ち上がると目立つので先生は注意
することができるのです。(^_^) 遠足などの際に
で、集合場所で待機させている場合に、見かける
光景ですよね。
幼稚園や保育園では、集団で公園などに向かう
時も二人づつ手を繋がせます。これも園児の飛び
出しを防止する効果があります。仲のいいお友達
同士で、繋いでいるわけではないと思われます。
子供は、なにか面白そうなものや興味を惹かれる
ものを見つけようものならば、突発的に近づいて
行こうとしますから、手を繋いでいることにより
片方の子のみが勝手に動くことを防止できます。
これらは、”分子”自身のエネルギー順位を下げ
たり(しゃがませる)”分子”間の結合力を高める
(手を継せる)ことにより、子供らの飛散が防止
できるわけです。
子供の管理には、先生らも安全に配慮している
ものと思います。これら手法は経験上わかっての
ことでしょうが、子供も分子も、実は似たような
振る舞いをするものなのです。
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