◇ 空気が入れ替わったニューヨーク市場 = ダウ平均は先週100ドルの値下がり。終り値は6月1日以来の安値となった。3週連続の下落で、この間の下げ幅は1200ドルを超えている。求人数など雇用関連の数字が強く、FRBの金融引き締めは長引くという観測が強まった。そこへマッカーシー下院議長の解任劇。国債の格下げ警戒から長期金利が上昇、株価はどうしても上を向けなかった。
日経平均は先週863円の値下がり。3週連続の下落で、この間の下げ幅は2800円を超えた。ニューヨークの軟調に引きずられた形だが、年初来22%も上昇したことの反動が出て下げ幅を拡大した。相変わらず押し目は活発、しかし全体の株価を押し上げるほどの力はない。円相場は150円まで下落したところで、介入に対する警戒感が強まり自律的にやや上昇。一方、長期金利は一時10年ぶりに0.8%台に乗せている。
ニューヨーク市場の冷え込みは、まだ続きそう。FRBが11月1日の政策決定会合で、0.25%の利上げを決めることはほぼ確実。下院でのゴタゴタは続き、11月17日には再び政府予算が底をつく。夏の空気が秋というよりは、いっぺんに冬の空気に入れ替わったようにも感じられる。そうしたなかで、株価は反発力を試されることになるだろう。また日米間の金利差はさらに拡大、円相場には下落の圧力が加わる。それでも日銀は動かないのだろうか。
今週は10日に、9月の景気ウオッチャー調査。12日に、9月の企業物価、8月の機械受注。アメリカでは11日に、9月の生産者物価。12日に、9月の消費者物価。13日に、10月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が13日に、9月の消費者物価と生産者物価、貿易統計を発表する。
≪10日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週863円の値下がり。3週連続の下落で、この間の下げ幅は2800円を超えた。ニューヨークの軟調に引きずられた形だが、年初来22%も上昇したことの反動が出て下げ幅を拡大した。相変わらず押し目は活発、しかし全体の株価を押し上げるほどの力はない。円相場は150円まで下落したところで、介入に対する警戒感が強まり自律的にやや上昇。一方、長期金利は一時10年ぶりに0.8%台に乗せている。
ニューヨーク市場の冷え込みは、まだ続きそう。FRBが11月1日の政策決定会合で、0.25%の利上げを決めることはほぼ確実。下院でのゴタゴタは続き、11月17日には再び政府予算が底をつく。夏の空気が秋というよりは、いっぺんに冬の空気に入れ替わったようにも感じられる。そうしたなかで、株価は反発力を試されることになるだろう。また日米間の金利差はさらに拡大、円相場には下落の圧力が加わる。それでも日銀は動かないのだろうか。
今週は10日に、9月の景気ウオッチャー調査。12日に、9月の企業物価、8月の機械受注。アメリカでは11日に、9月の生産者物価。12日に、9月の消費者物価。13日に、10月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が13日に、9月の消費者物価と生産者物価、貿易統計を発表する。
≪10日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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