◇ 子どもたちの視力が急激に低下 = 小学生・中学生・高校生の視力が、大幅に落ちている。文部科学省が発表した19年度の「学校保健統計調査」で、実に心配な結果が明らかになった。それによると、裸眼の視力が1.0以下の子どもは、小学生で全体の34.57%。中学生で57.47%、高校生で67.64%だった。小学生では3人に1人、中学生では6割近く、また高校生では7割近くが目を悪くしていることになる。
「学校保健統計調査」というのは、文科省が「幼児・児童・生徒の発育・健康状態を明らかにすること」を目的に、1948年から毎年実施している。全人数の25%を対象にしているから、抽出調査ではあるが、確度はかなり高い。今回の調査では、子どもたちの虫歯が大幅に減っていることも判明した。
裸眼の視力1%の人を「目が悪い」と言えるのかどうかには疑問もある。しかし過去のデータと比べてみると、子どもたちの目が悪くなってきたことは否定できない。たとえば1970年の調査では、小学生の「1.0以下」は17.91%だった。それが今回の調査では、ほぼ2倍に増えている。中学生や高校生の割合も、大幅に増加した。
こんな調子が続けば、21世紀後半の日本人は白い杖をつく人ばかりになるかもしれない。最近、子どもたちの英語や長文の読解力が落ちたと問題になっているが、視力の低下の方がもっと重大ではないか。なぜ子供たちの視力が低下してきたのか。その原因を徹底的に追及して対策を講じないと、取り返しのつかないことになる。
≪27日の日経平均 = 下げ -87.20円≫
【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】
「学校保健統計調査」というのは、文科省が「幼児・児童・生徒の発育・健康状態を明らかにすること」を目的に、1948年から毎年実施している。全人数の25%を対象にしているから、抽出調査ではあるが、確度はかなり高い。今回の調査では、子どもたちの虫歯が大幅に減っていることも判明した。
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