ナチスが設置し、
5万人以上の囚人が殺されたブーヘンヴァルト強制収容所の
旧バラックが中東、アフリカからの難民21人の避難所として使われている。
収容所にいる難民らは施設に満足しており、
アルジェリア人移民のディヤール氏は
「ここはいいところだ。他の人たちにはこんな条件ははい」と語っている。
ドイツ人のケチ(合理的)な一面がでた!
ブーヘンヴァルト収容所はドイツ最大級の強制収容所のひとつ。
1937年から1945年に 25万人の囚人が収容されていた。
その間にここで死亡、殺害された市民の数は5万人から7万人とも言われている。
アウシュビッツ解放70年の追悼式典で演説一部 (メルケル首相)
私は、敗戦から70年目の今年、日本とドイツの間になぜこれだけの違いが生じたのかについて、考えるべきだと思う。日本で歴史認識をめぐる混迷が深まっている今こそ、ドイツ政府と社会が歴史認識をめぐり一貫した姿勢を取り続けていることを知る必要がある。
特にドイツ政府が「犠牲者の数など、歴史の細部の究明よりも、イスラエルなどの旧被害国との関係改善の方が国益にとって重要だ」と割り切って自国の責任を認めたことは、特筆に価する。ドイツは日本とは異なり、あえて「木よりも森を見る」道を取ったのだ。それは、旧被害国との和解を最優先にして、「小異を捨てて大同に就く」姿勢とも言える。日本政府の態度には、このような理念が感じられない。
「難民を見て、低賃金の奴隷と見たのか」