ふつうの大学だと、もう2月後半から3月は、春休みなのでしょうが。
専門職大学院は、今が追い込みで、一番熱い季節です。
先週2月22日(水)、24日(金)、25日(土)と3日間、それぞれ丸一日、
全院生・全専任教員が出席する「実践・学修報告会」でした。
1年間、あるいは長期履修生だと2年間の、最終総括発表会です。
この日のために、各ゼミの院生たちは、教員とともに報告をまとめてきました。
僕の担当する、精神保健福祉のゼミも、連日連夜、演習と個別指導の連続です。
お互いの発表リハーサルでは、13時から22時まで、ぶっ通しゼミでした。
各自の制限発表時間は12分、質疑応答8分、パワポ12枚と定められています。
ちょっと長めの学会発表という感じですが、なにしろ卒業がかかっています。
報告会当日は、50名の院生が、順番に取り組んで来たことを報告します。
平均年齢41歳超の院生たちが、みんな緊張して発表に臨みます。
教員たちの容赦ない厳しいツッコミに、フロアの聴衆まで心拍数が上がります。
発表終了後に、激しく落ち込み、男泣きする姿も見られました。
でも、発表すれば終わりではなく、すべて文字にして提出しなければなりません。
概ね1万2千字程度(A4判8枚×1600字)の総括報告書(卒論)です。
3月2日(金)午後4時の締め切りに向けて、みんなラストスパートです。
コンピュータ室には、疲れ切った顔の院生たちが、遅くまで残っています。
教員側も個別の添削指導に追われ、入れ替わり立ち替わり院生が研究室を訪れます。
今年卒業予定の僕のゼミ生は6人ですが、今日の個別指導は12時間に及びました。
あと二日、院生たちも必死ですが、教員も真剣勝負です。
なんとか少しでも良い報告書にするために、みんな頑張っています。
来週は修了判定の委員会、ゼミ合同の卒業旅行、そして再来週は修了・学位授与式。
専門職大学院の慌ただしい1年が、まもなく終わります…。
※画像は、今日の雪景色のキャンパス。
厳しい環境だからこそ得られるものこそ,「本物」なんだと思っています。
専門職の先生方には,本当に感謝です。
大学等の高等教育は受けたことなく、資格のみの条件で学校へ通学することとなりましたが、やはり言語化は難しいと感じました。
離れた地域での勉強は、正直厳しかったです。
今後ともよろしくお願いします。
先生方のお疲れの表情からも、本当に大変な時期でした・・
大切なのはこれからだなぁと、陽だまりの中で雪が溶けゆく姿を見て感じました。