今日は、日本社会事業大学のイベントのご案内です。
今週末に開催される「社大福祉フォーラム2010」。
いわゆる学内学会だったものを、広く公開して行うものです。
今年で第49回になります。
来年は第50回を迎えるということで、ちょうど半世紀になります。
来年は大々的にアピールして、もっと大きなイベントになりそうです。
どこの大学でも、やっているのかも知れませんが。
(僕自身は、大学の世界に入って間もないので、よくわからないのですが…)
学内だけで閉じてやるにはもったいない、結構盛りだくさんなプログラムです。
2年続けてのテーマ「貧困とソーシャルワーク」をめぐる講演や報告。
教員による報告や、学生や院生が司会運営する一般演題分科会や自主分科会。
はたまた、車いすバスケット体験や、学生のサークルセッションなどなど。
どういう訳か、今年度、この学内学会の評議員になりました。
たぶん、新任の若手教員(?)にまわってくる役割なんだと思いますが…(^_^;)
何ができる訳でもないですが、学会事務局長の平野方紹さん(学部准教授)の応援部隊です。
どなたでも参加可能ですので、奮ってご参加下さい。
なお、参加費は、学内関係者・学外一般ともに無料です。
ただ、できれば、この機会に学会に加入して頂ければと…(加入費2000円)<(_ _)>
大会プログラムの詳細は下記の通りです。
でも、文字だらけのテキスト文なので、分かりにくいかも?
大学のホームページを見ていただいた方が、手っ取り早いですね。
→ http://www.jcsw.ac.jp/documents/program2.pdf
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社大福祉フォーラム2010
(第49回 日本社会事業大学社会福祉研究大会)
《大会テーマ》 ポストモダンにおける貧困とソーシャルワークアプローチ その2
《日 程》 2010年6月26日(土)、6月27日(日)
● 第1日目 6月26日(土)
◆開会式 10:30~10:45 [講 堂]
司会:平野方紹(学部准教授)
開会挨拶:大橋謙策(日本社会事業大学社会福祉学会会長)
新学長挨拶:高橋重宏(日本社会事業大学学長)
新理事長挨拶:鷲尾悦也(学校法人日本社会事業大学理事長)
◆大会テーマ講演 10:45~12:15[講堂]
「貧困大国アメリカに見る日本の未来 ~未来は市民が選びとる~」
講師:堤 未果(著作家・ジャーナリスト)
講師プロフィール:東京生まれ。ニューヨーク州立大学国際関係論学科学士号取得。ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士号取得。国連、アムネスティインターナショナルNY支局員を経て、米国野村證券に勤務中に9・11同時多発テロに遭遇。以後ジャーナリストとして各種メディアで発言、執筆・講演活動を続ける。
◆サークルセッション 12:15~12:45[講堂]
【参加サークル】 混声合唱団菩提樹・マンドリンアンサンブル・手話サークルてまり
◇混声合唱団菩提樹は、定期演奏会や学園祭での発表に向けて日々練習に励んでいます。
《曲目》 ・校歌 ・世界中の誰よりきっと ・風のとおり道 ・時の旅人
◇マンドリンアンサンブルでは、年に一度の定期演奏会を主とし、その他の様々な場所からの依頼演奏などの活動をしています。
《曲目》 ・風の丘 ・Plink,Plank,Plunk ・大きな古時計
◇手話サークルてまりでは、手話コーラスを通じて、手話や聴覚障がいについて学んでいます。みなさんに、目で見る音楽を届けます。
《曲目》 ・ライオンハート
◇混声合唱団菩提樹・マンドリンアンサンブル・手話サークルてまりの合同曲
《曲目》 ・見上げてごらん夜の星を
◆新任教員の紹介 13:00~13:15 [講 堂]
◆大会テーマ報告 13:15~14:15 [講 堂]
「すべての人が人間らしく働き生活する権利の確立を目指して~弁護士及び弁護士会の取組を中心に~」
講師:埼玉総合法律事務所 弁護士 猪股 正 (埼玉県弁護士会)
講師プロフィール:1963年、東京生まれ。弁護士。京都大学法学部卒業。日弁連貧困問題対策本部事務局長、日弁連第51回人権擁護大会事務局長、日弁連多重債務対策本部委員。首都圏生活保護支援法律家ネットワーク共同代表。著書に「消費者保護の法律相談」(学陽書房、2005年、共著)、「検証日本の貧困と格差拡大」(日本評論社、2007年、共著)など。
◆学会(木田)賞・学生研究奨励賞贈呈式 14:25~14:40 [講 堂]
◆学会(木田)賞受賞記念講演 14:40~15:10 [講 堂]
◆教員研究報告 15:20~17:20 [講 堂]
◇「介護人材の確保と専門性~事業者の人的資源管理の視点から~」
藤井 賢一郎(院専門職准教授)
◇「多文化ソーシャルワーク~散住地域における外国籍等児童の現状と支援に関する研究」
山口 幸夫(研究所特任准教授)
◆特別分科会(介護実践報告・交流会) 15:20~17:20 [C601]
「介護福祉コースOB・OGに学ぶ」
田中 由紀子(学部准教授)
本学、介護福祉コースの卒業生を中心に各分野で活躍している実践者と本学の介護福祉コース在校生、参加者との交流を行い、介護実践と資格について意見交換を行います。
全員で出された意見を共有し、今後の介護福祉コースの未来を探っていきます。
◆車椅子バスケットボールデモンストレーション 15:20~17:20 [体育館]
【バスケットボール部協力】
皆さんは車椅子バスケをご覧になったことはありますか。
車椅子バスケをまだ見たことのない方は、「車椅子バスケはふつうの健常者のバスケと違って、車椅子に乗ってやるのでスピードもゆっくりで、コートの広さも狭く、バスケットリングも低いんだろうなぁ」と思っておられます。
そして、「ふつうのバスケとどんなところが違うのかな?」という疑問をもっておられる方もいらっしゃると思います。
そんな皆様に、今回実際にゲームを観戦していただき、そのスピード感と選手同士の激しいぶつかり合い、車椅子操作のテクニックを生で味わって下さい。
その迫力に感激されることをお約束します!!
なお、当日はルールの説明があり、車椅子バスケの体験も出来ます。
参加ご希望の方は筆記用具と、動きやすい服装、上履きをご持参下さい。
◆学生企画 社大福祉ネットワーク 15:20~17:20[A401]
テーマ『ソーシャルワーカーとしての資質の養成―多様な価値観を知ろう―』
社大福祉ネットワークは学術実践団体として学生による福祉の自主研究を行っています。本年度より学内学会で学生向けの自主企画分科会を受け持つことになりました。
私たちはソーシャルワーカーとして人と関わるときには、自分の価値観だけで物事を見るのではなく、相手の価値観を知り受容することが大切だと考えます。
今回の企画で、個人ワーク、グループワークを通してソーシャルワーカーとしての基礎を身につけ、実践に活かしていってほしいです。
◆懇親会(学会・同窓会・大学共催) 17:30~19:00 [厚生棟食堂]
軽食を用意しております。皆様お誘いあわせの上、是非ご参加ください。
● 第2日目 6月26日(土)
◆分科会「理論・歴史」10:00~11:30 [A201]
司会者: 小林 敏江(院専門職1年)
助言者: 平野 方紹(学部准教授)
◇「日本国憲法第25条-1」の源流に関する精神史的考察~[生存権思想の成立過程]に関する研究ノートに代えて~
乗松 央(仙台大学体育学部健康福祉学科准教授/院後期3年/院前期2005年卒)
◇格差(不平等、相対的貧困)問題の中のソーシャルワーク
山崎 眞弓(研究科1990年卒)
◇日本におけるキリスト教セツルメント運動の思想的背景と意義に関する考察~興望館セツルメント実践を中心に~
鄭 芝永(院後期3年)
◆分科会「福祉人材」10:00~12:00 [A301]
司会者: 松谷 直美(院前期1年)
助言者:矢部 正治 (専門職准教授)
◇社会福祉士養成における専門職倫理
西川 ハンナ(共栄学園短期大学/院前期1997年卒)
◇新科目『保健医療サービス』に関する考察(1年目)~一般養成校における授業から~
川村 博文(首都医校専任教官、本学非常勤講師/院前期2008年卒)
◇欧州高等教育圏の構築とソーシャルワーカーの養成教育改革~デンマーク及びドイツの事例を中心に~
高木 剛(院前期2004年卒)
◇EPAに基づく介護福祉士候補者受け入れの現状と課題
稲葉 宏(社会事業研究所研究員/院前期2009年卒)
◆分科会「高齢者A」10:00~11:00 [A302]
司会者: 新田 早苗 (院専門職1年)
助言者: 岸野 靖子(実習教育研究・研修センター実習講師)
◇高齢社会における美容室のあり方~高齢者のグループインタビューによる質的分析から~
佐伯 久美子、曽 婉君、武藤 祐子(山野美容芸術短期大学)・松下 能万(山野美容芸術短期大学/院前期2000年卒)
◇介護保険制度化におけるホームヘルパーと利用者の援助関係構築に際する特徴について
梅原 幸子(院前期2005年卒)・吉田 滋(院後期2年)
◆分科会「障害者A」10:00~11:30 [A401]
司会者: 澤田 優美子 (院前期1年)
助言者: 蒲生 俊宏(学部准教授)
◇「半農半X」というコンセプトをいかした精神障がい者の就労支援
宮秋 道男(NPO法人くるめ・一歩の会/院前期2008年卒)
◇重度知的自閉性障害児者の地域生活を支える実践技能の検証⑤~自閉性障害児に対する対人関係性支援における「集団あそび」活用療育の検証~
大曽根 邦彦(特定非営利活動法人 心身障害児者療育会きつつき会)
◇自閉症児者に対する援助技術に関する研究~接近援助技術の技法に焦点をあてて~
山内 貴子(院後期3年)
◆分科会「福祉運営」13:00~14:30 [A201]
司会者: 綱川 暁子(院専門職1年)
助言者: 添田 正揮(実習教育研究・研修センター実習講師)
◇福祉施設における外国人労働者の考察
狐塚 七重(東京都福祉保健局高齢社会対策部)
◇児童養護施設における入所児童の多様性・困難性をふまえた施設形態のあり方
金 眩廷(大学院研究生/院前期2010年卒)
◇社会福祉法人の地域生活サービス実践に関する研究~知的障害者入所施設を運営する社会福祉法人に焦点をあてて~
林 茂史(東松山市社会福祉協議会/院前期2010年卒)
◆分科会「地域の生活と福祉」 13:00~14:30 [A301]
司会者: 宮川 孝明(院専門職2年)
助言者: 菱沼 幹男(学部助教)
◇デートDV~現代社会における若者の意識~
松田 彩(学部4年)
◇西東京市人にやさしいまちづくり推進計画における地域福祉の視点~人にやさしいまちづくり推進委員会に参画して~
三輪 秀民(江戸川大学総合福祉専門学校/院前期2004年卒)
◇地域福祉活動における社協の役割について~長野市社協のボランティア戦略から~
安藤 健一(清泉女学院短期大学)
◆分科会「高齢者B」 13:00~14:30 [A302]
司会者: 朴 保勁(院前期1年)
助言者: 下垣 光(学部准教授)
◇自己存在空間の認知(マップ、イメージ)の形成と心理的安定に関する研究~高齢者と若年者の比較を通して~
鄭 春姫(院後期1年/院前期2010年卒)
◇特定高齢者の主観的健康感に影響を与える日常生活上の変化
廣瀬 圭子(院後期2年)・田口 孝行(埼玉県立大学)
◇運営推進会議の機能と役割~地域づくり~
橋詰 清(公益社団法人日本認知症グループホーム協会/院専門職2008年卒)
◆分科会「障害者B」 13:00~14:00 [A401]
司会者: 折田 淳(院前期1年)
助言者: 佐藤 久夫(学部教授)
◇ICF(国際生活機能分類)のソーシャルワークにおける活用
於保 真理(院後期3年、日本社会事業大学非常勤講師/院前期1996年卒)
◇パーソナルアシスタントの活用と自立生活のQOL
麩澤 孝(通信教育科社会福祉主事養成課程2008年卒)
◆自主企画分科会1 10:00~12:00 [C301]
司会者: 伊藤 綾香(学部4年)
助言者: 山口 幸夫(研究所特任准教授)
◇モンゴル スタディツアー報告
寺西 真由美・松倉 あゆみ(学部2010年卒) 伊藤 美穂・水野 由美奈・渡邊 皆子(学部4年)
岩下 恵梨・嶋田 智里・半澤 萌(学部3年)
新井 さくら・小林 萌子(学部2年)
◇マレーシア スタディツアー報告
冨樫 孝太・橋本 貢河・宮形 将・村井 由佳・村松 加奈(学部3年)
小玉 由香・関野 朱紀・野澤 千明・山田 貴美枝(学部2年)
◆自主企画分科会2 10:00~12:00 [C304]
助言者: 植村 英晴(学部教授/院専門職教授)
◇国が進める「工賃倍増」に物申す !
芝田 忠博(熊本県ソーシャルワーカー兼県庁職員/院専門職2007年卒)
国は、平成19年度に各都道府県に「工賃倍増(熊本県は「工賃アップ」)計画」策定を課し、一般就労が困難な障がい者の工賃倍増(平成18年度平均月額工賃に対する平成23年度平均月額工賃)を目指している。
果たして、それが正しいことなのか、働く障がい者にとっていいことなのか、を会場の皆さんで議論しましょう。
◆自主企画分科会3 13:00~15:30[C304]
「在日外国人介護士および日本人介護未経験者を対象とした教育・研修システムの開発」 司会者: 相澤クイーン(ピーエムシー株式会社/派遣先:社会福祉法人苗場福祉会 グループホームみかん)
助言者: 植村 英晴(学部教授/院専門職教授)
◇景気悪化後の首都圏における在日フィリピン人介護職員の就労実態と課題
稲葉 宏(社会事業研究所研究員/院前期2009年卒)
◇新潟県における在日フィリピン人等外国人介護職員の就労実態と課題
谷 晴夫(ピーエムシー株式会社)
◇在日フィリピン人介護士を受入れて~研修・支援体制を中心に~
小松 順子(社会福祉法人苗場福祉会 事業部長)
◇在日フィリピン人介護士として勤務した経験を通して
相澤 クイーン(ピーエムシー株式会社/派遣先:社会福祉法人苗場福祉会 グループホームみかん)
◇受講生のモチベーションに依存しない介護教育の具体的手法~外国人および日本人介護未経験者の定着率を上げる教授法~
知野 吉和(新潟青陵大学短期大学部)
◇高齢者介護施設における新人研修のありかたに関する一考察~外国人介護士に対する現任者研修を通して~
斎藤 洋(日本福祉医療専門学校)
◆特別報告 14:00~15:30 [A401]
「障がい者総合福祉法(仮称)」の姿はどのようなものか~障がい者制度改革推進会議総合福祉部会の最近の議論から~
佐藤 久夫(本学社会福祉学部教授/障がい者制度改革推進会議委員・総合福祉部会長)
「総合福祉部会」は障害者団体、事業者団体、自治体、研究者など55人からな り、2013年8月の「障がい者総合福祉法(仮称)」の実施にむけ、2012年通常国会での法案提出を目指して、1年あまりで検討することになっている。
事務局は内閣府と厚労省が合同で担う。
4月27日、5月18日、6月1日と3回の部会で新法実施までの当面の課題を整理し、6月22日の第4回部会でいよいよ新たな法律のあり方の議論を行う。
「障害者」の定義・範囲も谷間が生まれない包括的なものにすることがすでに合意となっており、そうした対象での新たな全国障害児者実態調査を行うためのワーキンググループも立ち上がった。
特別報告では、「部会」は何が論点か紹介し、あるべき道を参加者とともに探りたい。
《ご 案 内》
○参加資格 どなたでも参加できます。参加者は、必ず受付をお通り下さい。
○受 付 (1日目)講堂・(2日目)教学A棟1Fホール 資料をお渡しします。
○参加費等 学会員:無料、学会加入費:2000円
○懇 親 会 6月26日(土)17時30分より大学・同窓会と共催で行われます。
○手話通訳 第1日目の大会テーマ講演・報告、教員研究報告は、手話通訳つき
○昼食等 生協食堂が利用できます(11:45~13:30)
○交通案内
西武池袋線「清瀬」駅下車(池袋より準急で21分)
南口バスターミナル2番より西武バス
・「下里団地」行又は「花小金井駅」行(乗車時間8分)→「社会事業大学」下車1分
・「久米川駅」行(乗車時間5分)→「東京病院前」下車、徒歩5分
駐車スペースがありませんので、お車でのご来場はご遠慮下さい。
主 催 学校法人日本社会事業大学/日本社会事業大学社会福祉学会
後 援 日本社会事業大学同窓会
お問い合せ 〒204-8555 東京都清瀬市竹丘3-1-30
学校法人日本社会事業大学 校友室(社会福祉学会事務局)
Tel 042-496-3053 Fax 042-496-3051
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