最寄り駅近くにBOOK OFFが開店したのを見つけ、文庫本で「天使と悪魔(上)」を購入した。105円、しかも3割引き。
上中下3分冊が全部揃ってから読もうかと思っていたが、映画も見てみたく、取り敢えず上巻だけ読んでみた。
ネットで読んだ映画評には観光映画だというものもあった。画面が目まぐるしく変わり筋も観光スポットも捉え難いとも。
一般の評判は「ダ・ヴィンチ・コード」より面白いとするものが多いとか。
ネットには「CERNブラックホール」などのキーワードで、有ること無いことが議論されていて、LHC実験が失敗して地球が滅亡するアニメまでも検索されるらしい。
イルミナティiluminatiというガリレオ由来の秘密結社があって、それが復活して活動するという設定である。アルファベット9文字の飾り文字が対称(アンビグラム)で、図像学者の関心を引くのが導入。
素粒子の対称、超対称、そしてその崩れでノーベル賞受賞が賑わったばかりだが、何か関連を匂わせているのかどうかは全部読んでいないので分からない。
CERNはHTML、HTTP、WWWの技術を開発した機関でもあったとは、ラングトンだけでなく、ぼくも知らなかった。
関心が薄くて忘れたのかも知れない。しかしマークアップ言語のことなど、もう少しキチンと勉強し直す方が良さそうだ。
それは兎も角、上巻には宇宙の起源、大統一理論などを巡って、それなりに面白い話が展開している。
生成し閉じ込めてある反物質が残り五時間で対消滅の大爆発をし、新しい法王の選出に集まっている人々とともに、バチカンとその周辺を消滅させるぞ、というところで中卷に続く。
一体この後、中巻と下巻とに何を書くことが有るのか、と思ってしまう。
上巻の面白い部分は果たして映画になるのかとも訝りながら、映画を見に行ってきた。
驚いたことにアリオの映画館は空いていた。
ボストンとジュネーブを1時間で飛ぶジェット機は出てこなくて、大音響のヘリが専ら活躍していた。
光速に近いスピードで水素原子が正面衝突する装置は本物らしかった。
地下の実験室やエレべーターは出てこなかった。
映画を撮りやすいようにシナリオが変えてあるらしい。
映画も確かに面白かった。
最後にまさかの大逆転が有るが、
サスペンス・ズレしていると、「エ!」と思うけれど、それまでだ。
総じて映画としては「ダ・ヴィンチ・コード」の方が面白いと思う。
小説を読んだだけでは分かり難いところが映像で良く分かったからでもある。
しかし「ダ・ヴィンチ・コード」の小説はユダの福音書とかについて、どうせフィクションでしかなくても、もっと突っ込んで欲しかった。
P.S.
悪魔(サタン)について小説の中で言葉の由来が説いてある。それも成る程と思う。
(小説のタイトルの悪魔はDemonsで、サタンは暗殺の実行者でしかない。)
本当は悪魔は神と同じ力を持っていて、甲乙付けがたい存在だったのではないだろうか。
一神教を求める種族の心性が、ひとりだけを神とし、他を悪魔としたのではないだろうか。
そんな解釈を教えてくれた人が有った。
ここでも、ほんの偶然で逆転している。
上中下3分冊が全部揃ってから読もうかと思っていたが、映画も見てみたく、取り敢えず上巻だけ読んでみた。
ネットで読んだ映画評には観光映画だというものもあった。画面が目まぐるしく変わり筋も観光スポットも捉え難いとも。
一般の評判は「ダ・ヴィンチ・コード」より面白いとするものが多いとか。
ネットには「CERNブラックホール」などのキーワードで、有ること無いことが議論されていて、LHC実験が失敗して地球が滅亡するアニメまでも検索されるらしい。
イルミナティiluminatiというガリレオ由来の秘密結社があって、それが復活して活動するという設定である。アルファベット9文字の飾り文字が対称(アンビグラム)で、図像学者の関心を引くのが導入。
素粒子の対称、超対称、そしてその崩れでノーベル賞受賞が賑わったばかりだが、何か関連を匂わせているのかどうかは全部読んでいないので分からない。
CERNはHTML、HTTP、WWWの技術を開発した機関でもあったとは、ラングトンだけでなく、ぼくも知らなかった。
関心が薄くて忘れたのかも知れない。しかしマークアップ言語のことなど、もう少しキチンと勉強し直す方が良さそうだ。
それは兎も角、上巻には宇宙の起源、大統一理論などを巡って、それなりに面白い話が展開している。
生成し閉じ込めてある反物質が残り五時間で対消滅の大爆発をし、新しい法王の選出に集まっている人々とともに、バチカンとその周辺を消滅させるぞ、というところで中卷に続く。
一体この後、中巻と下巻とに何を書くことが有るのか、と思ってしまう。
上巻の面白い部分は果たして映画になるのかとも訝りながら、映画を見に行ってきた。
驚いたことにアリオの映画館は空いていた。
ボストンとジュネーブを1時間で飛ぶジェット機は出てこなくて、大音響のヘリが専ら活躍していた。
光速に近いスピードで水素原子が正面衝突する装置は本物らしかった。
地下の実験室やエレべーターは出てこなかった。
映画を撮りやすいようにシナリオが変えてあるらしい。
映画も確かに面白かった。
最後にまさかの大逆転が有るが、
サスペンス・ズレしていると、「エ!」と思うけれど、それまでだ。
総じて映画としては「ダ・ヴィンチ・コード」の方が面白いと思う。
小説を読んだだけでは分かり難いところが映像で良く分かったからでもある。
しかし「ダ・ヴィンチ・コード」の小説はユダの福音書とかについて、どうせフィクションでしかなくても、もっと突っ込んで欲しかった。
P.S.
悪魔(サタン)について小説の中で言葉の由来が説いてある。それも成る程と思う。
(小説のタイトルの悪魔はDemonsで、サタンは暗殺の実行者でしかない。)
本当は悪魔は神と同じ力を持っていて、甲乙付けがたい存在だったのではないだろうか。
一神教を求める種族の心性が、ひとりだけを神とし、他を悪魔としたのではないだろうか。
そんな解釈を教えてくれた人が有った。
ここでも、ほんの偶然で逆転している。